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私だって生きている。  作者: りく
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完治

同じ部屋を選んだのには理由があった。

私の病気を知ってる唯一の人だからだ。

炎症を起こしていた為に痛みは度々にやってくる。薬も飲まないといけない。

その姿を見せて良いのは主任の前だけだった。

1ヶ月後、先生から治療終了だと伝えられた。私は先生に『完全に治ったんですよね?』と聞いた。先生は『性病は大丈夫。性行為しても移る事は無いよ。ただ…水が溜まるのは時々あるかも知れないから痛みが出た時は、また来てね。』

と言った。私は性病が治った事が1番嬉しかった。でも…子供は…と考えてる自分が心の中に居たのも確かだった。

私は今の店での仕事が大好きだった。だから今は子供なんて考えないで大好きな人と一緒に働こうと決意した。

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