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私だって生きている。  作者: りく
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幼き頃

この時は私は、まだ自分の父親が極道だと分かっていなかった。ただ…昼間に家に居たり全く家にいなかったりだったが、それは普通だと思い何も考えて無かった。

学校に行けばイジメられる。

学校に行かないと継母が怒るし継母と過ごしたくない。私は悩む事無く学校に行った。もうイジメに慣れてた自分がいたのは確かだ。

イジメのリーダーは担任にも好かれてる女の子だった。誰も彼女に意見をする事は無かった。彼女の指示に従う子達。それを関係無い顔をして見てるリーダー。

その時…私は我慢を覚えた。家でも学校でも我慢してれば、私は大丈夫だった。

そんな時、学校掃除の行事。私は運悪くリーダー格のメンバーと同じグループになってしまった。大きな不安が少し頭を過ぎった…何か、仕掛けてくる!と分かっていたからだ。女子トイレの掃除の時間…リーダー格達は来なかった。私は1人で掃除をした。教室に戻ると授業が始まっていた。皆、席に着いていた。担任は私に…『もう授業始まってるけど何をしてました?』と、普通に聞いてきた。

私は『掃除です。』と答えたが…担任は、

『嘘はやめなさい!他の子達は戻って来てますよ。貴方が掃除に来なかったと聞いてます』と、真顔で皆の前で言った。

私は気付くのが遅かった。私のイジメのリーダーは担任だったのだ…。担任の1番のお気に入りの女子が変わりに指示を出していたのだ。

この時…私は卒業まで後、2ヶ月少しだったから後2ヶ月の辛抱だと心に決め我慢し2ヶ月経ち卒業を迎えた。

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