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私だって生きている。  作者: りく
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腹痛

第8章 過去の代償


父親とも仲直りし、私は毎日パチンコ屋で働いていた。この時、私はパチンコ屋の女性班長にまでなっていた。新人の世話から業者との交渉等を私はする立場まで出世していた。あまりの忙しさに私は自分の身体を休ませて無かった。ある日、私は腹痛を起こした。それは立てないぐらいの痛みだった。私は休みを取り産婦人科に行った。余りの痛さで待合室で座ってるのも苦痛だった。私の名前が呼ばれ診察室に入った。『先生!とにかく痛いから薬下さい。』と叫んだ。先生は『診察しますね。薬は、それからにします』と言って診察台の上に乗った。

先生は診て直ぐに『子宮の回りに炎症があります。後は水も溜まってるみたいだね…この痛みは初めてじゃないでしょう』と言われた。確かに前から時々痛む事はあった。彼が暴力を振るう様になってから…『何で、もっと早く来なかったの!性病が原因だよ』この言葉に私は意味が分からなかった。先生は『治療すれば治るけど…子供は無理かも知れないよ』と最悪の言葉を口にした…。

私は彼から逃げ回る事に必死だったし、痛みも後遺症だと勝手に思っていた。

彼は私から心だけじゃなく将来を夢見る事まで奪っていってた。

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