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私だって生きている。  作者: りく
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幼き頃

第2章 継母とイジメ


父子家庭だった私は近くに住んでる祖母が食事や洗濯と家の事をしてくれていた。そんな時…小学6年ぐらいだった。父親が女性を家に連れて来た。私達兄妹は何故か、とても喜んでいた。きっと家に他人が来る事が無かったからだろう。まだ子供だった私達は直ぐに女性に懐いていった。特に弟が1番だった…きっと物心つく前に母親が居なくなったから女性の優しさに母親を重ねたんだろう。でも…女性と父親が再婚して2人の間に子供が出来て全てが変わった…。私達、兄妹は3日に1回は同じ服装だった。母親が継母だと誰からの噂でクラスメイトの皆が知っていた。『貧乏!』『継母だから服買って貰えないんだろう』と、良く男子にバカにされていた。それは自然と男子だけじゃなく女子からも言われる様になり…私はイジメられる側になってしまった。クラスに友達は2人ぐらいしか居なかった。その2人も私と同じ様にイジメにあってた子だった。担任もイジメがある事を理解していたが…敢えて何も言わなかった。

私は家に帰っても父親にも継母にも伝え無かった。継母には何を伝えてもムダだと分かっていたからだ。継母は父親が居る時と居ない時の差が激しかった。朝は食パンをテーブルにポンッと置き…焼く訳でもバターを塗る訳でも無く、普通に食パンを1枚食べる。これが朝ごはんだった。夕飯は父親が居ない時は冷凍食品。父親が居る時は焼肉やスキヤキだった。

だから給食が1番のご馳走だった…。

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