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私だって生きている。  作者: りく
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同棲生活

彼の家は少し複雑だった。彼が少年院に入ってる間に母親が再婚していた。彼は少年院から出て来て住んだ事も会った事も無い母親の旦那と住んでいた。母親の旦那さんは、とても優しい人だった。彼を優しく迎え入れていた。私が住み始めても何も文句言う訳でも無く、声を掛けてくれてた。ある日、母親が『食事の用意を手伝って』と、私に言って来た。私は今まで台所に立つ事は無かったから

『何も出来ないけど良い?』と伝えたら『何も出来ないなら今度からは毎日、手伝いさない。おばちゃんが教えてあげるから』その言葉が私には嬉しかった。

私は今までに料理を教えてくれる人なんていなかったし、何も出来ない私を笑う訳でも無く怒る訳でも無い彼の母親が大好きになって言った。

彼の母親は台所に立つと私に色々な事を教えてくれたり色々な話をして来た。ある日、いつもの様に手伝いをしてたら…彼の母親は

『あの子は、まだ仮釈放で出てきてるから何かあったら直ぐに少年院に戻るから2人共、別れたくないなら悪い事はやめて頑張っていきなさい』と言った。私は彼から聞いて無かったから、このまま2人でシンナー吸ったりしてたら彼は居なくなる。と、思い『うん。私、働くよ。で、頑張る』と約束した。

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