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私だって生きている。  作者: りく
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真実

私は過去のヤンキー時代より暴れ回る様になっていた。先輩達が誰かとケンカすると知ったら…真っ先に向かって行き相手を殴り続けた。もう先輩達でも私を止める事が出来なくなっていた。そんな時…私は警察に捕まる事になった。少年課の刑事が『お前、どうした?前より酷くなってるぞ?』

『私には何も無いから、どうなろうが好きにしてくれるかな。親から勘当されたから、家に連絡しても無駄だから鑑別でも入れてよ』

私の言葉に刑事は笑った。何が可笑しいのか全く分からなかった。刑事の次の言葉を聞くまでは…

『お前が家出中、何処に居たか俺達が知らないと思うか?お前の居場所は知ってたよ。お前の父親が探し出して、ずっと若い者に見張らせたんだよ。でも父親が迎えには行かない。警察も動かないでくれ。あの子のが今、居る場所は子供もいるから相手の人生も考えて好きな様にさせてやりたい』と、言っていたよ。と、私に言った。刑事は…『父親は、お前の気持ちを、理解してるよ。家出中、お前が悪い事は何もしてない事も』

私は、この言葉に心が取り乱した。

私の居場所を知ってるとは思って無かった。私は父親の勘当の言葉を理解した。

父親は、きっと勘当する事で私を継母から守ってくれたんだと…。

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