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私だって生きている。  作者: りく
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帰ってきた家出少女

第5章 居場所


彼氏の家を出た後…私は1人電車の中で考えていた。帰ったら何か言われるのかな?

怒られるかな?色々な場面を想像したが私の頭には継母しか浮かんで来なかった。私は2度と帰らないと決めて家出したのに…また継母の元で暮らすのか?私の同級生達は、もう高校や就職してるから

遊ぶ友達は残っているのか?そんな事を考えていたら…地元の駅に着いていた。

私は、まず祖母の家に行く事にした。

それが1番ベストだと思ったが…本当は帰るべきでは無かったのだ。

祖母の家に着くと私は『ばぁちゃん』と声を掛けた。祖母は驚いていた。当たり前だ。半年間も家出した孫が目の前に立ってるんだから…。

祖母は直ぐに叔母ちゃんに電話した。叔母ちゃん家も近所だったから直ぐに叔母ちゃんも来た。そして…泣きながらハッキリと『もう、お前の帰る家は無いよ。お前の部屋は今は父親と継母の間に出来た子供の部屋になってる。父親も家出した、お前を庇う事は継母の手前出来ないと。だから、お前を勘当する事にしたみたいだ』

やっぱり帰ってくるべき場所は無かったんだ…。祖母は、『ばぁちゃんと一緒に住むか?』と私に言ってくれた。でも祖母の家に居たら嫌でも継母に会う事になる。私は『大丈夫だよ。1人は慣れてるから、時々電話するね』と言葉を残し祖母の家を出た。

私が向かった先は…そう、地元の溜り場の先輩宅だった。

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