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私だって生きている。  作者: りく
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彼氏の継母

彼氏の家に住んで1週間ぐらい経った頃だと思う。彼氏の継母から私は呼ばれた。

『お化粧出来る?』

私はヤンキー時代から化粧をしてたから

『出来ますよ』と答えた。継母はニッコリ笑い『私の化粧道具使って良いから化粧してみて』と言った。その時は全く意味が分からなかったが、ただ言われた通り化粧をした。

『出来ました。どうですか?』私は尋ねた彼氏の継母は笑顔で『ヤルじゃん!これなら大丈夫!』と、嬉しそうに褒めてくれたが…その後の言葉に私は唖然としてしまった。

『今日から店に出てね。ママには伝えてあるから大丈夫だから』

『えっ?私、まだ中学生ですよ。それに服だって持ってないし…』

彼氏の継母は普通に

『大丈夫よ。私の服を着たら良いしね。

うちで働いてないのは、あんただけだよ。うちの家は余裕が無いんだから』

私には返す言葉が見付からなかった。確かに私は家出して彼氏の家に来たし何もしてない、ただの居候だ。でもスナック?私は横目で彼氏を見た…彼氏の顔は仕方ないと言ってる顔だった。彼氏の顔を見て私は『わかりました』と言った。

その日の夜から私は彼氏の継母が働くスナックで働く様になった。年齢を18歳と偽り、着た事もないスーツを着て化粧をして夜の街へと出掛けて行った…。

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