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まだ終わってない

作者: シーカの種

書けない。書くことができない。僕は小説を書きたいはずなんだ。材料は揃っている。だから後は行動するだけ。それなのに手が止まってしまう。脳が拒絶する。こんなのおかしい。好きなのに好きじゃない。心で思っても本心は違う。どうすればいいの。時間は過ぎていくのに動けない。この時間はなに。決断に迷っている。いや、決断は決まっている。じゃあなんで動けない。手が止まる。進めないんだよ。分からない。考えたらダメなのか。それじゃあ揃えた材料を生かせない。生かさなくていいのか。辻褄は合うのか。そんなので形になるのだろうか。悩めば悩むほど何をしているのか、今の時間が分からなくなってしまう。分からなくても進め。なんでもいい。とにかく吐きだせ。形にならなくても、吐き出した言葉に間違いなんてないのだから。後で気づくかもしれない。でも、今吐かなければいつ表に現れる。現れない。忘れ去るものでもいい。違っていてもいいんじゃないか。本来の考えを捏造したとしても誰が責める。都合の良いものでもいい。それが、前に進めるものであれば、好きなことをやればいい。無理に曲げて線を切るよりかは、いくらでも曲がってどこにいこうが、繋がる線を人生って呼ぶんじゃないか。違う。線は何をやっても切れない。生きている限り隠せるわけではない。でも見えなくしたり太くすることならできる。自分の好きなようにやりたいようにすればいい。与えられた線をどうしようと勝手だ。作るのは自分だ。選ぶのとは違う。自分の生き様を見せればいい。それが自分の生き様。何も違わない。自分が曲げた、曲がったものを修正する必要はない。だってそれはそこで曲がったものなのだから。そういうことがあったのなら、その後どうするか。それだけ考えればいい。戻せない線ならば手を加えればいい。硬くなったのなら毎日毎日撫で続ければいい。戻らないのは線ではなく、付け加えたものだ。それは取り除けないわけではない。自分で付けたもの。戻すのも自分だ。誰もいないから。そこには自分しかいないんだ。だから、進もう。立ち止まってもいい。過去を振り返ってもいい。進んだ軌跡は自分のものだ。完成されたものをどう生かすか。感じ方は色々あるだろう。見なくてもいい。諦めるな。まだ終わってない。楽しくないはずがない。前を向いたらそこにはまだある。線はまだ伸びている。進むんだ。たった一つの自分だけの与えられた線を。誰かの線を見るのは構わない。参考にするのも、羨むのも。貰った線をどうするか、それは無限大にあるのだから。きっと見てくれる人がいる。いなくても気にすることはない。堂々と胸を張り、誇りを持って伸ばし続けろ。自信を持って、誰よりも凄いと過信してもいい。選んだものに間違いなんかあるわけない。その時思ったことは全て真実。何を選ぼうとその選択で開かれる道は多方に渡る。途中でどうして諦める。死ぬまで伸び続けるのに。可能性がある限り信じるべきだ。そして願え。願い続けろ。毎日夢を描け。すぐに叶うわけではない。叶ったとしてそこが終わりではないのだから。通過点を諦めるのは早過ぎる。終わらない願いを込めて、夢を描け。言い続けろ。夢を馳せるなんてどれだけワクワクするか。この瞬間を進むことが最も楽しい。止まる未来なんかない。ちゃんと進んでいる。見えなくても、進んでいる。立ち止まったということは考えたということ。考えることは必要なんだ。意識あるのは楽しい。生きていると実感できる。夢を掴み取れ。願うために、自分を天才だと思い信じ続け言い続けろ。誰かにじゃなく自分で。自分の天才さを決して疑わない勇気を。天才になればいい。俺は天才だ。

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