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はじまりの神話、侍女のひとりがたり。

これの更新はものすごぉぉぉく遅くなるとおもいますが、どうか飽きずに見てください。

侍女とか巫女とかすきで、ずっとやりたいと思ってたんですー。

よろしくお願いしますっ!

 どうも、こんにちは!今日はお日柄もよく天候にも恵まれ、素晴らしい一日ですね!こんな日はわけもなく嬉しくなります。んーっ、おひさまが気持ちいいですねぇ。

 

 え?はい、私ですか?。私はルナと申しまして、姫巫女様であらせられる百代目マリアンヌ様の侍女を務めさせていただいております。

 ふむふむ、マリアンヌ様と姫巫女について知りたいですか?お教えしましょう、もちろんです!





 

 まず、この国には、月の女神、太陽の女神、夜の男神、朝の男神の4人の神がいたそうです。

そのときは明確な名前はなかったそうですが、分かりやすくするため今はそう呼ぶことにします。

 

まぁ、よくある感じですが、その中で、月の女神と夜の神が、太陽の女神と朝の神が愛し合ってしまったことから悲劇は始まります。あるとき、太陽の女神の子である小さな神が、行方不明になってしまうんです。仲が良く、信頼し合っていた神々にとって、お互いを疑うことはありえないことだったはずなのですが、うっかり朝の神が、夜の神とけんかしてしまい、そして太陽の女神に間違った伝え方をしました。

 

太陽の女神は、夜の神と昔からあまり馬が合わなかったのと、親友の月の女神をとられたのとで子供を奪ったのは夜の神だと思い込んでしまったのです。

 

徹底的にけんかした3人は、月の女神を自分の陣営に加えようとしますが、月の女神は夜の神が子を攫っていないのを知っているので一生懸命仲介役をがんばります。けれど聞く耳を持たない太陽の女神と朝の神には意味をなしませんでした。

 けんかは長引き、ついには月の出る夜の時間帯、太陽の出る朝の時間帯に時を分け、間に夕方という境界線を引いてしまうほどとなってしまいました。

 

あんまり月の女神でてこないなーと思ったら、喜び勇んでだれの支配下にもない夕方を支配しようとしていた邪神を、たった1人で退けていたんです。

 

小さな神がいなくなったのもすべて邪神のたくらみだったことを、邪神のもとから小さな神をつれて戻ってきた月の女神に聞かされた朝の神と太陽の女神は、夜の神に非礼を詫び、月の女神に礼を言います。そして、そのことを決して忘れないよう、夕方をだれも治めない時間として残し、いつまでも仲よく、楽しく暮らしたのでした。

 




 ・・・、という神話の、太陽の女神様にお仕えするのが姫巫女マリアンヌ様です。


太陽の姫巫女の名はマリアンヌと決まっており、本名を名のることは許されません。なんでも、先代姫巫女に選ばれたものが、次の姫巫女になるのだとか。ちょうど今の百代目マリアンヌ様が、私のお仕えしているマリアンヌ様というわけです。


 ちなみに、現在月の姫巫女「アテネ」様は不在の状態です。確か先代姫巫女様が後継者を書いた紙を隠したまま天に召されたため、だったと思いますが・・・、そのせいでマリアンヌ様のお祈りが、本来なら朝の神と太陽の女神の分だけでよかったはずなのに、夜の神と月の女神の分まで増えてしまったことには怒っています。


実は、先代月の姫巫女様とおばあ様が親友で、何度かお会いしたこともあったのですが、最近は交流も途絶え、そのまま逝っておしまいになりました。悪戯で済まされないレベルのことをしたまま、です。神官さんたちが必死で捜したそうですが、いまだ見つかっていません。お会いしたときの印象は、・・・よく覚えていませんが、おばあ様と違って優しかったような気がします。おばあ様と違って!


 まぁ、後継者云々は私には関係ありません。仕事です、仕事!姫様をお守りし、幸せをお守りすることだけが使命ですからね!


 マリアンヌ様は、私が世界で一番尊敬し、敬愛してやまない女性です。美しくて、優しくて、賢くて、欠点が見つからない素晴らしいかたなのです!


自分で言うのもなんですが、私はがんばりました。マリアンヌ様のお傍へいくため、武術を極め、勉学にはげみ、礼儀作法を学び。ついに、たった1人しかなれないマリアンヌ様傍仕えの侍女の座を勝ち取ったのです!小さなころからの夢をかなえた今は、毎日が充実しています。

 でもですね・・・。私、基本的に万能なつもりなのですが・・・欠点が一つだけあるんです。


   実はですね・・・私、極端に感情が顔に出ないんです。


 

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