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まずかいよりはじめよ

作者: 歌川 詩季

 好きな故事成語!

 まず(かい)よりはじめよ

 舟のようになにかを乗せる背中を持たなくても

 背負う者が向こう岸にたどり着くために

 おのれを水に濡らして荒波を()ごうと

 身を挺してみせよ


 まず貝よりはじめよ

 ことばに重みを持たないのなら

 たやすく口をひらくより

 かたく口をとざしたまま

 なにを語るべきか そのことばを手にするまでは

 沈黙を守りつづけよ


 まず解よりはじめよ

 たどり着くべき(みち) はわからずとも

 たどり着くべきこたえはわかりきっているなら

 ふたつを結ぶ線を見出(みいだ)して

 その周辺に(みち)をさぐれ

 進むべき方向はわかっているのに

 それを見定めもせずに

 やみくもに(みち)だけを探すべきではない


 まず階よりはじめよ

 幾重(いくえ)にも階と層をなす巨塔を踏破するには

 頂上まで駆けあがることを考えるのではなく

 ひとつの階 ひとつの層を

 くまなく歩み尽くすことを考えよ

 欲していたものが頂上にあるとは限らない

 巨塔を踏破せんとするのなら

 ひとつひとつの階 ひとつひとつの層を

 くまなくめぐったことの結果とせよ


 まず下位よりはじめよ

 ひとの上に立つ者は

 その下で支える者たちを()らねばならい

 (あし)()らぬ卓は

 過ぎた負荷でその四肢を折ることだろう

 下で支える者の想いを

 その身に(いまし)めとして刻んだら

 上に立っても それをけっして忘れることなかれ


 まず甲斐(かい)よりはじめよ

 なにかを求めて

 みずからを律し (いまし)

 (みち)を進みつづけるのなら

 ちいさな手応(てごた)えに喜びを得よ

 おおきな(こころざし)が至る はるかさきだけを見据えて

 飽くことなく歩めることは(とおと)いけれど

 そうあらねば なにひとつ成せないわけでもない

 ちいさな手応(てごた)えの積み重ねが

 おおきな(こころざし)が至る はるかさきへの

 一段 一段となるのだ

 それを踏みしめる喜びに背を押され

 足をあげる活力とせよ

「塞翁が馬」も好き!!

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― 新着の感想 ―
タイトルに惹かれてきました。同音異義語、作詞にも使えそうだなと思いました。
なるほど、色々な「かい」から始めているのですね。 例えば「魁」から始めてみるのも面白そうですね。 何しろ「魁」には「さきがけ」という意味もありますので、何かを始めるにはピッタリです。
死んだ馬の骨を買う も並記しないと ┐(´д`)┌
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