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永遠の鳥  作者:
序章
1/1

 古代から伝えられるとある鳥の伝説

伝説といえば聞こえはいいかもしれないだが、鳥の冒険の英雄譚ではなく、祖先からのある種の忠告としてこの地に語り継がれれている。

"その鳥の持つ力に魅了されるな”という意味を込めて


血を流し、生死を彷徨う剣士の為に必死に祈り続ける女の子がいました。

「誰でもいいから彼を助けて」

涙を流しながら必死に、そう言葉を零した少女のもとに、一羽の鳥が祈りに応えか、偶然か、やってきました。

現れた鳥は、剣士の近くに羽を休め、剣士の傷に憐れみでも覚えたのだろうか、鳥は剣士のため涙を零しました。

鳥の流した涙が淡い光を纏い剣士の傷を癒した。

少女は涙で覆われた目を擦りながら鳥に感謝を述べた。

「ありがとう、あなたのおかげよ」

奇跡のような力を見た大人たちは鳥に寄ってたかって傷を治してほしいと懇願していた。

「この、傷を治して…!」

「この傷さえ、なければ今もずっと…!」

奇跡の力に酔いしれた民は一羽の鳥に縋りついた

そして、一人は鳥を捕まえ、自分だけのために涙を流す事を強制した。一人は、鳥を泣かせ、涙を高値で売りさばいた。

だから、鳥は抵抗した、自分に涙を流すことを強制するこの国をとても大きな炎で焼いた。

そして、新しい国が作られた。


伝説にはそう綴られている。

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