表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/27

⑯終着駅

喰ッ鬼威は、汽車髑髏を救い

罪門も救った。そして到着する

汽車髑髏444は轟音と

共に停車した。ギグギグギギギギ。

汽車の扉が開き

苦ッ鬼威は飛び出た!

おおっここは~

墓場界の終着駅だよ!

罪門早く~早く~

苦ッ鬼威は呼ぶ。

汽車髑髏に手をかけると、汽車に、埋もれている髑髏が悲鳴をあげる。ヒィィィィ、恐ろしや~などと言う。

外はドンヨリとしていて、閻魔大王でもいそうな、赤黒い空と大地に、忌々しいゾンビの群れ。悲鳴の数々。墓場や墓石がゴロゴロと無造作に転がる。空き家の集落地帯が見えるが、所所に煙が立ち登っている。僕は苦ッ鬼威の呼ぶ方へ、ひらりと華麗に歩く猫のように、足速に向かった。

苦ッ鬼威は、20mはあろうかという大きな木の下にいた。その木は右へ左へと大きく、葉がなだれ込んでいて、

気味の悪さを演出している。木の真ん中には顔があった。大きな3つの目、鼻は逞しく、横に拡がっていて、横に5mはあろうかという鼻の穴。

口も帰還船のような形をしていて、薄ら笑っているように見えた。苦ッ鬼威は、その大きな木が咥えている、ぶら下がったいた板のような

駅の看板らしきものを示した。

『髑髏地獄ノ門』

『しゃれこうべじごくのもん』

と書いてあった。喰ッ鬼威は言う。『ここは終点。墓場界の。

この鬼大木の元へ、墓場くんが、見捨てた

墓場界の残骸が、やってくる。

そして裁判が下されて、残れるか消されるか。

この鬼大木に委ねられる。仲良くしておいた方がいい。』

鬼大木は大きな口を開いた。息が漏れただけで

吹き飛ばされそうになる。ぷしゅゅゅゅゅ。 お前はあああ、来たばかりかあああ。この駅に来るなんてえええええ、めずらしいなああああ。

喰ッ鬼威は、鬼大木に触れ、話しかけた。

『鬼大木さん、御無沙汰しております。実は、警ら途中で、飼い主である、こちらの鬼ネコの罪門が、墓場界へ足を踏み入れるしかない状況で、私が、責任も持ち、対処致します。』

おおおお、喰ッ鬼威!久しぶりだなあああ。

そうかあああ、お前がついてるなら平気だなああああ。罪門とやらあああ、こいつは凄い鬼犬だぞおおおお。まあ、まあ何かあったら、オレのところに来なああああ。罪門は『ありがとう。鬼大木さん。お世話になります。』

喰ッ鬼威がついてれば、大抵のことは

平気だろおおおお。ここのモードはなあああああ、………。

生命エネルギーは風ええええ。

使う得意能力はああああ

『凍』うううううう。

しっかり身につけろよおおお。

と鬼大木は、3つの目を瞑り、うんうんと

大きく左右の木までゆらした。


喰ッ鬼威は言う。

『僕は上手く使えないけど…』苦ッ鬼威は太極拳のような型で、白い気を纏い、手に小さな台風を作って見せてくれた。『凍』というと

指先から、氷の結晶がトルネード状になり、

時速60キロくらいの速さでねじりながら放たれた!

ウオッ!凄い!僕は思わず叫んだ!

大きな向こうの端の岩壁の右側に

垂れていた岩が、凍った!そして無くなっていく。

苦ッ鬼威は、凍はね

一瞬動きを止めるけど

その後、水分になる時の毒素で物質を溶かすんだ。

腕に纏わせて毒手として使うことも出来るよ。

そして

探す黄金の卒塔婆は

『感情ノ鎖釜』(かんじょうのくさりがま)

黄金の6本の卒塔婆は

段々と形を変えていって鎖釜に

なっていったんだよ、この感情剣は。

こいつを墓場力を高めて

探さなきゃね。

凍の力をつけるのに

僕も手伝うよ。


罪門は、凍の力にすっかり惚れ込んだ。苦ッ鬼威!凍ってどうやるの?かっこいいじゃん!教えて~。苦ッ鬼威凄いね!墓場力どうやって高めるの?早く使いたい!

よし!早速ヤルぞ!

苦ッ鬼威!


罪門~。よし特訓だ!


ハアッハアッハアッハアッ

鬼大木は大きく木を揺らして

笑った。

罪門は終着駅の

髑髏地獄ノ門に到着した

感情モードは『風』

学ぶ力は『凍』

探す武具は『感情ノ鎖鎌』

(6本の金の卒塔婆の1つ)

罪門と喰ッ鬼威、2人で夜行が始まる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ