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プロローグ
「私はあなたを好きになったりしない」
君は僕に突き放すような言い方でそう言った。
「俺だってお前を好きになんかならない」
僕もお前にそう言い放った。
―――覚えてるか?
僕は君に最低な事をした。
それでも君は僕を受け入れてくれた。
僕のために
笑ってくれた
泣いてくれた
怒ってくれた
「好きじゃない」のに
僕の傍にいてくれた。
「僕のため」そう言って僕の傍にいてくれた。
「僕のため」そう言って傍にいてくれた。
ねえ、教えてよ。
ねえ、なんでかな。
知りたいんだ。
君が僕の傍にいてくれる意味を、
僕は君に溺れていく。
君の言葉の海に。
…君が欲しくなる。
「ねぇ、教えてよ」
全ての意味を。




