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屋上イベントの真相

シリアスにならなかった。

「無茶のし過ぎだ」


空中で抱き抱えられ、呆れた様な顔をする恋人にアリアはヘラッと笑った。


屋上イベントには万全の体制で挑んでいたつもりだが、イレギュラーは起こるものだ。


「彼女があんなに重いとは思ってなかったので」


少々失礼な言い方だが、セレナがアリアの予想より重かった為、重心が手摺りの外側になっていた所為だ。


「でも、絶対レニが来てくれる、て思ってたから怖くなかったよ」


アリアは、吹き上げる風の威力を利用し、落ちるスピードを弱め、レニはアリアが作った水のクッションを足掛かりにしてアリアを抱き止めたのだ。


「当然だ」

「でも、あれはやり過ぎじゃない?」


アリアがジトっとレニを見たが、涼しい顔で何のことだ?と笑う。


「アリー、無事ね」


カサンドラ達が地上に降りた2人の元に走り寄ってきた。


「心配掛けて、ごめんなさい。でも……」


アリアの言いたい事がわかった筈なのに、カサンドラは気がつかないふりで、アリアの視線の先を見ようともしない。


誰も気にしないが、あれはやり過ぎだ、とアリアがジトっと皆を見るとパチン、とシオンナリスが指を鳴らし、回復魔法を掛けた。

なんだろう。緊迫感が無い。

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