甘々な空気です。
書いてて砂糖吐きそうでした。
「それならばナリス先生はいかが?愛称とは少し違いますが、ゲームの呼び方では無い方の宜しいのでしょ」
シェラが頬を赤くしながらナリス先生を見れば、相手もうっとりとした目で頷いた。
「その方法でデニスロード殿下の愛称はロード様ですね」
嬉しそうにデニスロードの名を呼ぶサラの肩を抱き寄せ
「サラには別の愛称で呼んで欲しいな」
と、愛しい者を見詰める眼差しにサラは戸惑いながら、デニー様と呼んだ。
「アリー様、ヤンデレって言葉、覚えていらっしゃいます?」
マミがアリーに小声で話し掛けると、小さく頷いて不思議そうにマミを見ている。
「対象者に執着し、過激な愛情表現をする方の事よね」
「そうです。ロード様やナリス先生、まさにそのヤンデレだったんですが‥‥」
マミの困惑した顔が、今の言葉を否定しているのが解る。
「心を通わせれば、執着も束縛も要らないので拗らせなくて済んだ、という事ではないのでしょうか?」
アリーの言葉がストン、と胸に響く。
「ヤンデレって、小説やゲームでは面白いけど、現実にされると怖い」
マミの言葉にクルトがクスッと笑いながら
「マミが望むなら、拗らせてあげましょうか?」
と囁き、マミを盛大に引き攣らせた。
ゲームとやらから既に大きく脱線してます。




