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地面が崩れ落ち、突然の事に私と少年は反応できなかった。

そして、流れるように真っ逆さまに落ちていった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


どれ程落ちたのだろうか。

私はいつの間にか気を失っていた。

目を開けるとそこは穴の中の真っ暗闇ではなく、灯りに照らされた天井だった。


ここはもう、あの大穴の中ではなさそうだ。

ならば地面に落ちたのだろうか?


ずっと落ち続けていたのだ。

地面に落ちたのならもう死んでいる気がするのだが。

それにあの少年はどこへ行った?


心の中で焦りつつも、身体を起こした。

すると、身体から掛け布団がぱさりと落ちた。

どうやらベットに寝ていたようだ。


「なんだ、ここは…。何処なんだここは。」

私が居た場所は小さな台所に机と二人分の椅子しかなく、その奥にはドアがあるような生活するには必要な物が少ない大部屋だった。

そして、その少ない家具の周囲には、謎の多くの器具が無数に散らばってた。


何故こんな所にいるのかと不思議に思うが、帰り道を探す事が先決だろう。

それに、あの少年も私と一緒に落ちたのだからここの周辺にいるはずなので、彼も見つけて帰らなければ。

その為にも、まずはここから出なければならない。  

とは言っても、下に落ちてる器具が私が今寝てる寝具の元にまであるのだ。


器具は全部尖った刃のようなものがあり、用途を知らなくても危険そうなことが見て取れる。

避けて通ろうにも、文字通り足場が無い。


どうにかドアの所まで行きたいのだが…。

このいくつあるか分からない器具を、一つずつ安全なところを持ちながら行くほかない。


まずは足元の、比較的小さめな器具を拾い上げた。

一見ハサミのような見た目だが、持ち手のところ以外は無数の棘がついていて、刃は持ち手の何杯も大きかった。


「なんだこれ。新種の文房具か…?」

こんなもの何にどうやって使うんだよと内心思いながらも、近くに落ちていた物に重ねて置いた。

すると、重なった瞬間に棘のついた刃が、ゆっくりと動き出した。


「な、なんだ?文房具の新機能か?」

絶対こんな機能いらないだろう。

製作者は何を考えているんだ? 


私が戸惑っている間に、その器具は他の器具も引き寄せ付け、段々一つの塊になっていった。

異様な光景から逃げようにも吸い寄せられる器具が道を塞いでいて通れないので、あぁ、なんか童話の魔女にこういう事してたやつ居たな、とぼーっと考えているしかなかった。

そうして段々大きく成長していくにつれ、いつの間にかすべての器具が一つに合体し、触れただけでもだいぶ痛そうな巨体に出来上がっていた。


完成されたその巨体を見て、私は一目散にドアへ走っていった。

考えるまでもなく、あれは危険だ。

あの危険物が動き出す前に何としてでもここから脱出せねば。

そうしなればどんな悲惨な目に遭うのかわかったものではない。

床に散らばったり浮遊していた危険そうな物もなくなったので、全速力で大部屋を駆けてドアを目指した。


伸ばした手がドアノブに届きそうになったその時、触れてもいないドアノブが唐突にガチャッと回り、ドアが開いた。


コロナのワクチン接種で3日ぐらい倒れてましたおっ( ^ω^)

そして風邪も一緒にひくという不運が続きましたがやっと治りましたうれしいですね。

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