そろそろダンジョンが欲しいかも
さて、動き始めるか
「よし、行くぞ!刹那!いざダンジョン探しに」
刹那を見ると既にいなかった
『コアはマスターと同化できるからお兄ちゃんと同化してるね!あ、あとそこらへんの草とかもコアの能力でどんな草か鑑定できるから。じゃあ、あ休み~』
「・・・・・・・性格は従順か忠義に熱いにすればよかった」
トボトボと歩いていく
「そいえば刹那と身長同じくらいだったし子供の体かぁ、成長すんのかな?」
そもそも転生ものでしょっぱな裸ってどうよ?
「・・・・・・木しかないし、足の裏が地味に痛いし、服ないし、木はあるし、水場はないし、普通はさ?転生っていったら衣食住揃っていいてからのチートじゃないの?普通?」
まぁ一人事を言いながら歩いていると洞窟が見えて・・・・・・来なかった
「・・・・・ご都合主義の欠片もねぇ!!!!!ど畜生が!!!」
ガサガサ!
「また兎かごらぁ!」
俺は音のした方を見ると
『ぐるるるるる』
熊がいた。腕が6本ある3メートルはある熊だ
「・・・・・・・・・ふ、ファンタジー」
考えろ俺!現代人の知識を活用しろ!死んだふり!・・・・・・じゃねぇ!目をそらさずじりじりと下がるだ!
「・・・・・・・は、ハロー?ナイストーミトゥー!べ、ベアハグプリーズ?」
とりあえず会話しながら下がるのだ俺!
「ぐるるるるるる」
「・・・・・え、えっと・・・・これにてソーリー?ソウリ?ヒゲソーリー?今欲しいのは草履なんつって」
「ぐるおおおおおお!!!!」
熊は吠えながら腕を振り上げる・・・・・・俺死んだかな?取り合えず逃げの1手
「アイムソーリーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
走れ!走れ!走れ!・・・・・・・全てを置き去りにして
「そう!逃げ続けろ俺ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
「がああああああああああ!!!」
ドカン!ドカン!
熊は腕を振り回しながら追いかけてくる!風圧で木をなぎ倒しながら
「ふざけんな!なんだあの化物!!!」
『あれはね、アシュラベアって言って足はそこまで早くないけどかなり強い上位魔獣だよ。』
「うおおおおおおお!解説ありがとよ!」
ドカン!ドカン!
ドカン!ドカン!
あれ?別の方からも音が
「があああああああ!」
「いーーーーーーーーーーーやーーーーーーー!!!もう追いつかれてる!!!もうダメだーーーー!!」
熊が俺に追いつきそうなその時
「ぶもおおおおおお!!!!」
ズドオオオオン!!!!
まるで車が衝突したような音と共に熊が視界から消え目の前に現れたのは
「い、岩?さ、サイ?」
『あれはロックトプスだねぇ』
熊はのそりと起き上がり、2トントラック程もある岩みたいなサイは足で地面を掻き突進アピールをする
「・・・・・・今しかない」
俺は全力で逃げた
「グルアアアアアアアア!」
「ぶもおおおおおおおお!」
ドガアアアアアアアン!!!!
けたたましい音と共に衝撃が飛んでくる。俺はというと
「どわあああああああああ!!!」
はい、吹き飛ばされ絶賛空の上です
「くそう、どうせこの後は木か水にダイブだろ?知ってますよ!ええ!知ってますとも!いつから俺はギャグの世界にきたんですかねぇ!」
ドガン
「あはは!お兄ちゃん、そんな事言うから岩にぶつかってるじゃん!瀕死だし!もう、死なないでよ?お兄ちゃんまだ復活できないんだから」
「・・・・・・」チーン
煙がでながら俺の体は回復していく。異世界ってこんなんだっけ?もっと楽しくなかった?
「さて!ちょうど洞穴を見つけたし!ここをダンジョンにしよう!」
さっきの岩の近くに洞穴があったのだ!まあ、小さいが最初はここからだろ?
「飛ばされてよかったねぇ、お兄ちゃん」
「ソダネ、ダンジョンはどうやって作るの?」
「コアにダンジョン創造!っていえばテキストがでるよ」
「ダンジョン創造」
おお、なんかコントロールパネルがでてきてこの洞穴をダンジョンにしますかとでてきた。
「一定面接は無料なんだよ。」
「なら、イエスだな」
「これで、この洞穴がダンジョンだよ。コアを外に出すとダンジョンとしての機能がなくなるからね。つまりまた造り直し」
まあ、最初はこの繰り返しでいいか
ゴゴゴゴ
「ん?」
「じゃあ、私はコアとしてお兄ちゃんの中に入ってるね!ちなみに~、今ダンジョン喰らいって魔物が近づいてきてるからね」
「なにそれ!?」
ドガアアアアアアアン!!!!
俺はいきなりぶっ飛ばされてしまった。最後に見たのは巨大なもぐらで口がありギザギザな歯が特徴てきな巨大もぐらだ。
ポチャン
どうやら俺は水の中に落ちたようだゆっくりと浮上していく感覚がある
「・・・・・・もう、泣きそうだよ。シリアスさん」
空は綺麗なオレンジ色であった。俺は近くの岩の上に上がり周りをみるとどうやら川のようだ
「ここ、結構浅いな。いや、浅いところが少しで後は急に深くなってるな。」
川をみながら調べていると
どぱあああああん
巨大な魚が跳ねた・・・・・・・・・だが俺は見逃さなかったぞ!あの凶悪な牙を!!
寒いけどもう、寝ようかな?それがいいよね?
「ダンジョン創造、範囲この岩」
コントロールパネルには完了とでた。さっき俺が操作しているときに見つけた無料のものが実は重要なのら
「さらに!適温設定!」
これで凍死しないだろ。もう疲れちまったぜ
余命制限無し