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小説のハンコ化

 またこいつは何を言っているんだと,はい小説のハンコ化です。

 なろう様の方では現在特定のジャンルの小説が空前の大ブーム、街角のスウィーツもびっくりな,インフルエンザも泣いて黙るような流行なのであります。



 小 説 の ハ ン コ 化



 同じようなジャンル,しかも同じような世界観に同じような用語や概念……すべてがそうとは言いませんが、同じような小説ばかりです。はい,今度は私が言葉のナイフを少しちらつかせます。飽きちゃった。こんなこと言えば袋叩きに遭うかもしれませんが……世の中の流行なんて意味わからん、AKBだとかなんだとか周りしかみてねーじゃんとある人が思っていても、なろうで書いているものは流行している特定のジャンルで結局本質は同じなんだよね、というような矛盾を感じずにはいられません。世の中となろう、違うじゃないかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが世の中もなろうも同じく人間が集まってできた「場」であるので、根幹は同じものなのです。

 世の中とは業種や娯楽など多様でありながら、それを形作った人間同士は、本質が同じでないと気が済まないという矛盾にあふれた不思議な不思議なものです。ヒトという種を保存しようという、生物としての本能であるのか定かではありませんが、だからこそ差別が起こるのではないでしょうか。たとえばおっぱい好き集団のなかにお尻好き一人がまぎれたらたちまちに糾弾されて尻子玉をぶち抜かれて胸にくっつけられるか、死ぬまでお尻好きであることを隠しておっぱい好きを装うはめになるでしょう。お尻好きのアイデンティティの存在そのものが許されなくなります。

 なろう様でも同じようなことが起きているのではないかと、私は思っております。流行りに乗る人々は流行りに乗れない人間の存在を間接的に許していないというものです。流行り以外のジャンルがランキングに乗ることがめったにないということに、表れているのではないでしょうか。流行り以外の小説は、ありもしない罪の冷気で凍りつく地の底を這わなければならないのかと考えてしまうのです。ハンコ化などとチープに表現した裏には、自分のこんな考えが隠れているのです。

 だからといって流行りジャンル書くことを止めろとは言えないのです。流行りに乗ることもひとつの自由ですし、そこで活躍して目立っていつしか作家になって好きなものを書くという野望を抱く方もいらっしゃるでしょう。ただ、流行り以外のものももっと日の目を見れるようになれば、小説の多様化が起きて、それら作品に刺激を受けた作者様がもっと躍進できると思います。そうすれば流行りジャンルの中にまた幅ができて面白くなると私は予想しております。



 そんな感じで今回は締めとさせていただきたのと一点……主題の設定集関係ねえじゃん!

 じゃあさっさと小説書こうね文弾魔くん

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