プロローグ1 「旅の兆し」
小説を書くのはこれが初めてです…。
書き方があるものなのかすら分からぬまま書いていたので、文の構成がおかしかったり、理解しにくい描写等も含まれるとは思いますが。
徐々に上達することを目指して行きますので、宜しくお願いします。
「あなた、ここで働きなさい」
「……はいっ? 」
ある日、俺は夢を見た。
忘れ去られた者の行き着く楽園、湖畔に聳える紅い館、魅了されてしまう程の美しい少女
夢が現実となったあの日、俺は……
就職先が決定しました
☯
「なあ~奏ぇ~。 行こうぜ~」
「だから、無理だって言ってんだろ。
一人で行って来い」
大学に入学し、もうすぐ十九歳となる俺は今、幼馴染の「煉条 氷梶也」に夏休みの予定を削られそうになっている。
氷梶也とは小•中と同じ学校に通っていたが、高校でそれぞれ別の道に別れ、大学生で運命的な再開を果たした。
幼馴染でありながら数少ない俺の友人であり、一番の親友だ。
今は夏季休暇に入る直前。
最後の講義を終えた後、大学の施設内にある噴水の近くのベンチに呼び出され、二人で共に昼食をとっていた。
「どうせ何のサークルにも入ってないんだし暇だろ? いいじゃねえか! 」
「休み中はバイト三昧で忙しいんだ。 お前と違って俺はバイト代だけで生活してるんだから、休みだろうと休むわけにはいかないんだよ! 」
小学生の時に両親が亡くなり、父方の祖父の寺で暮らしていた俺は、高校になった時に一人暮らしを始めた。
それまでは爺さんの寺でずっと修行させられていたが、そんな修行生活に嫌気がさした俺は寺を抜け出し、毎日バイトに塗れたキャンパスライフを送っている。
数年前に一度連絡をとった時、爺さんは早く戻ってこいと言っていたが、今の俺にそんな気は微塵もありはしない。
「大丈夫だって、三日くらいシフト開けたところで死にゃしないって」
俺の生活状況の悲惨さ知ってか知らずか……そんなことをへらへらとした顔で軽々しく口にしやがった。
幼馴染の仲じゃなかったら殴っていたところだ。
「今の俺はそんな遊びに金かけてられるほど暇じゃないんだよ。 生活が苦しいんだよ! 毎月が一万円生活チャレンジャーなんだよ!」
「いや……そこまで怒らんでも……」
「ふんっ、お前には俺のおかれている状況の苦しさはわかるまいよ」
氷梶也は小学生の頃から、月に諭吉が三人は支給されるくらいの超金持ちで、俺とは育ちの良さが根本的に違う。
天は人の上に人をつくります。
平等なんて言葉の意味はもう忘れたよ。
「なぁ、俺が悪かったって……謝るからさ〜。 機嫌直してくれよ、なっ?」
「別に怒ってないって……ただちょっとイラっとしただけだから」
「やっぱ怒ってんじゃん……ああー…もぅ、どうすりゃ機嫌直してくれんだよ?」
「何もしなくてもいいって……じゃあ俺この後バイトあるし、先に帰らせてもらうわ」
そう言って、席を立った。
「ん〜……あっ、そうだ奏! さっきの詫びとして、今度俺が行こうって言ってた旅行の旅費、全部俺持ちで連れてってやるってのはどうだ? 」
隣で唸っていた氷梶也は、やけにテンション高く俺にそんな提案を持ち掛けてきた。
俺は、席を立ったまま直立で静止した。
そしてしばらくの間、氷梶也の言った言葉の意味をよく思考し、頭の中で整理する。
お詫びとして旅費は全て氷梶也持ち=自分は金を払わなくてもいい=旅費の必要がない旅行=タダで旅行!?
「ああ……やっぱ金で解決するようなことじゃだめだよな。 それで機嫌そこねたわけだし……悪いな、じゃあこの話はなかったことに……」
と、氷梶也が話を終えるよりも早く、俺は奴の手を掴み。
「氷梶也! いえ、氷梶也様! 」
氷梶也は、俺が強く握ったその手を見ながら困惑の表情を浮かべてた。
「これまで貴方様に働いたご無礼の数々、この場を持って謝罪させて下さい。 誠に申し訳ありませんでした! ですので、この私を氷梶也様の旅のお供として是非とも、是非とも! その御旅に同行させて頂けないでしょうか? 」
俺は必死だった。
なぜならば今、目の前で親友がタダで俺を旅行に連れって行ってやると言っているのだ。
学校での修学旅行のみしか味わった事のない俺にとって、旅行というものがどれだけ遠い存在であるかなど言うまでもない。
学校で皆が部活で汗を流している時に、俺は労働の汗を流していた。
そんな過酷な人生だった。
夏休みに旅行、しかもそれが金を払わなくても行けてしまうと言うのだから。
こんな一世一代の大チャンスを見す見す逃すなど今の俺に出来るはずもなく、どんなに情けない手段を使おうとも、どんなに自分のプライドが傷つこうとも、今の俺は必ずタダで旅行に行ってやるという考えで頭の中が埋め尽くされていた。
「でも、本当にこんな形の詫びでいいのか? 」
しかし、提案した本人はまだ納得がいっていないようだ。
「良いに決まっているではありませんか! 私、氷梶也様のお供としてご一緒に旅が出来るのであれば、これ以上の幸せはございません! ですから、どうかこの私めを貴方様と共に旅行に連れて行って下さいませんか? 」
これまで経験したことのないくらいに下手に出た口調で、深々と完璧なフォームの土下座を俺はキメていた。
辺りで微かに笑い声が聞こえたり、ケータイのカメラのシャッターを切る音などが聞こえる、まあ当然だ。
なぜなら、大学の敷地内で昼休みなのだから。
だが、今の俺にはそんな周りからの視線など、道端に転がっている小石程度にどうでもいいことであり、全く気にするようなことではない。
しかし、氷梶也は違ったようだ。
あたふたと慌てた様子で辺りを見渡し、そしてついに我慢できなくなったのか
「分かったよ! お前がそこまで言うなら連れて行ってやるよ! だからもう頭上げろって」
俺は辛くも勝利をおさめた。
色々なものを犠牲にした気はするが、タダで旅行が出来るなら、そんなのは安いものじゃないか!
「ははぁー。 氷梶也様、ありがたき幸せ、この奏、感謝感激でございます。 この御恩は一生忘れません! ありがとうございます! 」
周りで4、5人のパチパチという拍手が聞こえる。
いったいなんの拍手なのだろうか……?
「なあ……奏……? 」
「はい、何でございましょうか、氷梶也……様?」
氷梶也の顔を見ると、かなり不服そうな様子が窺える。
まずい、何か対応をミスったか?
「なぁ、そろそろその話し方止めてくれないか? なんか恥ずかしいし……正直言ってキモいぞ」
どうやら、対応の仕方そのものが気に入らなかったらしい。
別に、冗談でやっていた訳ではないのだが……まあ、媚売りモードは終了だ。
「ああ、悪い悪いこれからは普通に話すから。 それで、本当に金は全部お前持ちで連れて行ってくれるんだろうな? 今更、やっぱなしって言うのは認めないからな」
「当たり前だろ、男に二言はないぜ。 交通費から食事代まで、全部俺が払ってやるから安心しな」
流石、金持ち。
頼もしい限りだ、俺には今の氷梶也が輝かしい菩薩の様に見えた。
しかし、何から何まで頼り切るのは、何だか悪い気がしたので。
「いや、食費くらいは、自分で何とか出来るだろうし、そこまで面倒見てくれなくても大丈夫だ。 交通費を出してくれるだけでも、十分ありがたいよ」
「……ああ、奏がそれでいいなら、そうすればいいさ。 でも、足りなくなったらいつでも言ってくれ」
氷梶也は、少し躊躇ったが俺の申し出を快く了承した。
全く、俺は良い友を持ったものだ。
「さてと、じゃあ、お前の言うその楽しい旅行プランとやらを聞くとしようか?」
俺はまだこいつからこの旅の目的や目的地については何も聞かされてはいなかった。
ここに呼び出された後、俺は氷梶也に『なあ、奏?お前休み中って暇だよな?一緒に三泊四日くらいで旅行にいかないか?』としか、誘われていないのだ。
「ああ、そういえば、まだ言ってなかったな。 今回の旅の目的はな、ズバリッ妖怪探索だ! 」
………俺の聞き違いだったのだろうか、こいつ今、妖怪探索とか言ったか?
てっきりどこかへ、観光にでも出かけるのだろうと思っていた俺にとっては、あまり喜ばしくない目的であった。
「はぁ? 妖怪探索だぁ……? 」
自分の聞き違いであって欲しいと願いながらその不吉なワードを復唱する。
「ああ。 なんでも関東の方で妖怪の目撃情報があるっていう噂を、知り合いのオカルトサークルの奴に聞いてな。 で、そんな話を聞いたら行きたくなるに決まってんだろ? だから、奏を誘ったんだよ。 ほら、お前って昔から霊感とか強かったよな? それで、一緒に行ったら本当に妖怪とか怪奇現象に遭遇出来るんじゃないかな~て思ってさ」
氷梶也は、凄く楽しそうにそう話した。
妖怪や幽霊など、出来ればそういった類の存在に、俺は近づきたくはない。
なぜなら、さっき氷梶也も言っていたように昔から俺には強い霊感があった。
家の血筋のせいなのかはよく分からないが、我が「御社家」の中でもズバ抜けて霊感が強いらしい。(今は、俺と爺さんしか御社家の血筋を持つ人間はいないが)
そのせいで昔は気味悪がられて周りの子たちは近づかなくなったり、ある時は幽霊に追い掛け回されたりと、霊とか妖怪とかそういうものに関しては全く良い思いでがない……
「そう言えばお前、昔から幽霊とか妖怪とか怪奇現象とか、兎に角そういう類のモノが好きだったよな…」
氷梶也と俺が仲良くなったのも、正にそれがきっかけだった。
幼稚園時代、俺は幽霊と人間の区別もつかずに遊んでいた。
周りの子供たちも特に気にすることなく、共に遊んでいて友達も沢山いたのだが……
小学生になれば、幽霊に話しかける子は当然不審な目で見られる訳で……あっという間に仲間外れにされてしまった。
だが一人だけ、俺に話しかけてきた奴がいた。
✝
「ねえねえ、奏君って本当にお化けが見えるの? 」
全く見覚えのない顔で初対面な筈の奴だったが、既にクラスの連中に仲間外れにされ、誰とも口を利いてもらえなかった俺はとても驚いた。
だが、どうせ冷やかしか馬鹿にしに来たのだろうと思っていた。
「見えるけど……それがなんなんだよ、どうせそんなの信じてないんだろ! 」
そう答えて、俺はそいつを睨みつけたが、それを聞いたそいつの反応に俺はまた驚かされてしまった。
「ええっ⁉ 本当に見えるんだ! すごい! すごい! 奏君すごいよ! いいな~僕も見てみたいよ~」
呆気に囚われてしまった。
今までそんな反応は誰も見せはしなかった。
誰に話しても『気持ちが悪い』『そんなのいるわけないじゃん』などと言われ、教師にすら『奏君、お友達と仲良くなりたいのは分かるけど、嘘をついちゃいけないよ』と嘘吐き扱いをされてしまった。
だからこんな反応を見た当時の自分は、どうせこいつは演技をしているのだろうと思っていた。
「何が、すごい! だよっ! お化けが見えるなんて本当は信じてないんだろ!? お前も、僕を馬鹿にするんだろ!? 」
誰も信じてくれなかった……誰も信じられなかった……
それ故に俺は、そう叫んだ。
だが、帰ってきた言葉は悉ことごとく俺の予想を裏切るのだ。
「馬鹿になんてしてないよ! だってお化けが見えるなんて本当にすごいよ。 僕、一度でいいからお化けに会って見みたいんだ。 それで、いつも探してるのに全然見つからないんだよ……だから、奏君は、すごい! それとも……本当は、嘘なの? 」
嘘なのか? と聞かれて反論せずにいられるわけがない。
「僕は、嘘なんか吐いてない! 」
そう、断言した俺にその子は満面の笑顔を浮かべて。
「じゃあ、信じる」
と、一言そう言って俺に手を差し出してきた。
「なんだよ……? 」
その、問いかけにその子は相変わらず笑顔で答えた。
「僕と、友達になってくれる? 」
それは、俺がずっと待っていた言葉だった。
嬉しかった。
誰も自分のことを信じようとはしてくれなかった。
誰も自分を理解してはくれないのだと思っていた。
でも、やっと信じてくれた。
友達になろうと言ってくれた。
「本当に……信じてくれるの……? 君のこと、信じても良いの……? 」
「当たり前じゃん!」
即答だった。
「僕、御社 奏……奏って呼んで……」
「うん、僕は氷梶也。僕のことも氷梶也って呼んで。じゃあこれからよろしくね♪ 奏! 」
それが、俺と氷梶也の友達になったきっかけであり、初めての出会いだった。
✝
その後は色々なことをした。
家を抜け出して、夜の校舎に忍び込んだり、一緒に近所の森を散策したり。
まあ、その度に霊や妖怪に出くわして必死に逃げ回ったのは俺だけだったのだが……
それに、その帰り道に爺さんに見つかって一緒に叱られたこともしばしばあったりした……
どれもこれも思い返せば、単に俺が氷梶也に付き合わされていただけで、今となっては楽しかった思い出だが、良い思い出ではないことは確かだ……
だから、氷梶也のこういった提案は碌なことにならないということは薄々感じていた……
それに、もう一つの疑問もあった。
「なあ、氷梶也。お前、知り合いのオカルトサークルって言ったか? 」
「ん? それが何か? 」
「それって、秘封倶楽部のことじゃないだろうな? 」
秘封倶楽部、それは俺の通っているこの大学とはまた別の近所の大学にある、とあるオカルトサークルのことだ。
別名『霊能力サークル』とも呼ばれているらしい。
聞いた話ではメンバーは二人で、まともな霊能力活動をしたことがない不良サークルだということだそうだ。
あくまで噂なので、真実かどうかは定かではないが、もし氷梶也にその情報を与えたのがそのサークルの奴らだったとしたら、素直に受け止めるのはどうも不安だった。
「ああ、大丈夫だって。 それとは別のオカルトサークルの奴から聞いた話だから。 まあ、そいつは秘封倶楽部のメンバーとも知り合いだとか言ってたけどな。 でも、知り合いの知り合いなんて他人みたいなもんだから、別に大丈夫だろ?」
何が「大丈夫」なんだ……?
その聞いた話に秘封倶楽部が関係ないという証はどこにもないじゃないか……
しかし、これ以上問い質しても意味がないということはよく分かった。
「ああ、分かった分かった妖怪探索な、行くよ。 でも、あまり期待するなよ。 力になれるかどうかは俺にも分からんからな? 」
「本当か!? ありがとな、奏。 いや~まさかこんなに簡単に了承してくれるとは思わなかったよ。 奏だったら絶対嫌がるかと思ってたからな」
……いや、まあ嫌なんだが……
旅行にタダで連れて行ってもらう立場としては、何も言えんだろう……
それに、もしその妖怪出没情報が秘封倶楽部のものなのだとしても、不良サークルと呼ばれているくらいだ、きっとガセネタに決まっている。
そうなれば、直ぐにでもその付近の観光旅行へと変更するように氷梶也を諭してやれば済むだけのこと。
「それで、これがその目的地なんだよ」
露骨に嬉しそうなニコニコとした顔で、氷梶也は一枚の写真を内ポケットから取り出して俺に差し向けてきた。
「何だ? これは……神社か? 」
それは、古ぼけた神社が一つ森の中に立っている写真だった。
屋根や外壁はボロボロで賽銭箱は傾いてしまっている。
神社としての機能は完璧に失ってしまっているようだ。
「もう誰も参拝になど来はしないであろう山奥の古ぼけた廃神社。 だが、その神社で、つい最近、謎の人影が神社の中へ入って行くのが目撃され、そしてそのままその人影は消えてしまったらしい……果たしてそれは、妖怪だったのだろうか? はたまた幽霊だったのだろうか? それとも生きた人間が神隠しにあってしまったのだろうか……? いまだそれは謎とされている……」
氷梶也は怪談話をするかのように、オカルトサークルの受け売りらしい情報を俺に伝えた。
「どうだ、気になるだろ? 」
気になるだろ? と聞かれても、なんと答えれば良いのか……俺自身、妖怪は最近あんまり見なくなったが幽霊とかにはよく合っていたから、そういう話を聞かされても何とも思わない……
だから、別に気になりはしないのだが……今のハイテンションの氷梶也にそんなことが言える筈がない。
「ああ……そうだな、少し興味があるかな? 」
「だろ~? やっぱりな、奏だったら分かってくれると思ってたぜ!」
最後が疑問形になってしまったにも関わらずこの反応。
どうやらこいつには『興味がある』の五文字しか聞こえていないらしい。
「じゃあ、決まりだな。 そうそう、山登りの準備はしておいてくれよ。 二日間くらい、この神社に張り込むつもりだから。 ああ奏、道具とかあるのか? 」
全く楽しい旅行にならなさそうな雰囲気を漂わせるプラン発表をさりげなく公開されたが、今は敢えてスルーしておこう。
「確か昔、親父が山登りとかそういうの好きだったって話を爺さんから聞いたことがあるから、寺に行けば置いてあるとは思うけど……」
「なら大丈夫だな、じゃあ日程が決まるまでに用意しておいてくれよ」
「ああ……わかった……」
俺としては今更寺に帰るなんて、爺さんになんと言われるかわかったものじゃないので行きたくはない。
しかし、自分でなんとか出来ることならやっぱり相手に負担はかけたくないという思いもあるし、これ以上氷梶也への借りを大きくするのはやはり気が引けた。
「よし、これで旅の大体の説明は終わったな。 じゃあ、俺は帰って旅の計画とか立ててくるから、また決まったら連絡するよ」
そう言って氷梶也はベンチから立ち上がり、そのまま走り出した。
が、数十メートル行ったところで振り返り。
「奏ー。 良い旅にしような~! じゃあなー! 」
そう言って、また走り去って行ってしまった。
「良い旅にしよう……か……」
なんだかんだ言って、やっと旅行することが出来るのだ。
これまで毎日が、バイトと学校の往復だった。
たまには、働くことなく外でゆっくりと休みを満喫しよう。
「よしっ」
良い旅にしよう。
いつまでも忘れることがないような、良い思い出にして、心に刻み込むとしよう。
そう決意した。
「じゃあ、旅行で思いっきり羽が伸ばせるように、兎に角今は頑張ってバイトしないとな………ん? バイト……? 」
俺は、恐る恐る時計に目をやってみた。
「……完璧に遅刻だな……」
とある夏の昼下がり。
移りゆく季節に、変わりゆくものが動き出す。
最後まで読んで頂いてありがとうございました
長々とした駄文で申し訳ない…
初投稿と言うことで、文章の節ごとの分け方が分からず、とても長い文章となってしまいました…
それは、それとして
「果たしてこれは、東方なのか…?」
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もう、プロローグとは名ばかりの本編であると思って頂いた方が良いかと思います
そして最後に、助言など頂けたら幸いです
※初めて東方労働記を読まれた方へ
申し訳ありませんが第9部までは東方原作キャラは登場しません
プロローグでは主人公が幻想入りするまでの経緯やオリキャラ達の日常を描きました
東方キャラの登場する話から読みたい方は第11部からとなります
一応、11部の前書きにあらすじにを載せておきますが、話についていけなくなる場合もありますので御了承下さい
着いていけなくなってから読み返してみるのも良いかもしれませんね