表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙飛行士  作者: ズガイ
2/3

第二話

そうか……よかったな。

ついに行けるんだな良かったな。

いつ、行くんだ?


そこまで言って止まる。

「明日なんだ。あぁーどうしよう眠れなくて困るよ」

電話の向こう側で白い歯が見えるようだった。

頑張れよ。

自分の精一杯の言葉だった。

電話が切れる。

プープーと音がなる。



14年前

おまえ、遊ぼうぜ。

いつも通りに誘う。だが、彼は言った。

「本を買いに行くんだ。ごめんね」

裏切りだ。そう思いが駆け巡った。

そこから一週間だけ無視をした。

でも、彼は僕に話しかける。

ブラックホールがねとか、流れ星はねとか。

そう彼は宇宙も俺も捨てられなかったのだろう。

彼は一週間ずっとずーっと、話しかけてきた。


分かったよ。

それが一週間ぶりの言葉だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ