簡単な設定と人物紹介
舞台は剣と魔法のファンタジー世界。
当たり前のように魔物がいて、それらの問題を中心に解決する冒険者ギルドがある。
人々には其々が得意とする役割と、それを活かす特性を持っている。
あくまで才能の問題なので、こちらを選択しないということも可能である。
主人公たちが転移したのはミリモアザ島と呼ばれる小さな島であり、ミモザの町はこの島の南東にある港町である。
島の中人部には小さな村と、その村には不釣り合いな大きな教会がある。
島の北側には大きな山があり、ここに近づくほどに魔物が強力になっていく。
初心者から上級者までカバーできるほどに豊富な狩場があるのだが、主人公の前に島に住んでいた錬金術師が亡くなってからは物資が滞るようになり、訪れる冒険者が少なくなって寂れていった。
島の南西には犯罪者が隠れ住む町があり、奴隷市場はそこで開かれていた。
ー今の所の登場人物紹介ー
僕:賢者、錬金術師様、ご主人などと呼ばれているこの物語の主人公。
ギルドで判明した役割が錬金術師であった事から、先代のアトリエを譲り受ける。
屋敷にあった本とオタク知識を元にして、更に特性のイメージ錬金を使うことで一年で上級錬金術師並みの腕前となった。
屋敷の中では東雲さんの下僕、屋敷の外では雲母のご主人様。
東雲雲母:僕と一緒に転移してきたカースト最上位のギャル。
金髪に褐色の肌、豊かな胸と腰つきだがウェストはきっちり締まっている。
単独行動をしていたのだが、異世界転移知識0でスクールカースト最上位らしい振る舞いをしていたので、恨みを買って騙され奴隷堕ちしてしまった。
装備はダガーと改造制服。
両方とも僕の強化を受けており、特に制服の方はフルアーマープレイトよりも防御力が高い。
また、強化を受けた装備は錬金アイテム扱いとなり、彼女の特性の力で上増しされる。
カチアナ:赤くストレートな髪にメガネをかけた真面目系優等生な見た目の美女。
それまでは寂れていたギルドであったが、僕がやってきた事で活性化され、更にどれだけ名声を得ても物腰柔らかな僕に尊敬と感謝の念を抱いている。
オリン:島の中央にある村の外れにある修道院の院長をしている女性。
光を反射するほどに綺麗なブロンドの髪と、出るところは出て引っ込むところは引っ込むと完璧スタイルの美女。
シスターらしい清楚さまで持ち合わせ、彼女目当てで礼拝に行く人々も多いのだとか。
懺悔室での悩み相談もしている事もあり、男女問わずに人気が高い。
僕たちがこの世界に転移するより前にこの島にやってきて、当時は廃墟となった教会を建て直した。
それ以前の経歴は不明なので、かなり謎のある人物でもある。