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禁断の果実!ジャンル詐欺についてそこそこ擁護するという話

 前回は高ポイントを狙う具体的な方法について軽ーく流したんですが、ちょっと書き忘れたことがあったので別項を設けました。こんなこと、本当は語りたくない!語りたくないんだ!絶対めちゃくちゃに叩かれるんだ!嫌だなー怖いなー。


 さて、ジャンル詐欺です。

 これを今回、ほんの少しだけ擁護しておこうかと思います。

 ちなみにジャンル詐欺とは、明らかにその作品にそぐわないジャンル(主に過疎ジャンルを狙って)に投稿することでランキングの上位に居座ることです。これにより作品の知名度を上げることが出来るので、内容的に悪くない作品であれば手っ取り早くPVとポイントを稼ぐことが可能です。


 さぁ、この忌むべき所業を擁護? するぞ?

 するからな!?


 クソッタレ!ファック!ビッチ!


 おっと罵詈雑言が早速聞こえてきましたね。聞き流しておきましょう。


 僕のジャンル詐欺に対する見解は実にシンプルです。


 勝手にしろ。


 これだけです。


 ガチ書籍化狙いの作者が、絶対に上に行くぞという確たる意志によって、非難の声も甘んじて受けようというのであれば、やったらいいと思いますよ。

 あと、ただただランキング上位に行って気分良くなりたいんだという程度の低い承認欲求を満たしたい人もまぁ、ご自由に。


 個人的な意見はこうです。


 ですが、読者からすればジャンル詐欺なんか唾棄すべき行為であるというのはよく理解できます。だって、検索の妨げになるんだもん。純文学の美しい作品を読みたいのに何故かランキング上位が婚約破棄ものばっかりじゃあ、ねぇ?


 あ、ちなみにものの喩えというやつですよ。実際に今のランキングにそういう作品があるとは限りません。多分ね。


 だから読者側からジャンル詐欺を糾弾するのは至極当然ですよね。とはいえ、読者のうち一体どれくらいの人がジャンル詐欺に迷惑しているのかというとこれは極少数だと思います。


 エッセイではしょっちゅうジャンル詐欺憎し、殺滅せよジャンル詐欺、といった啓蒙キャンペーンが行われておりますが、本当にそんなにジャンル詐欺がたくさんの読者の不興を買っているならとっくに運営が動いていると思いませんか? こういうのはサイトの沽券に関わる部分なのでね。


 なぜなろうの運営が副垢(サブアカウント)を用いたポイントの水増しには厳しく対処して、ジャンル詐欺は放置するのか。


 答えはとってもイージー。運営にとって損害になるかならないか、営利団体として自身の被る損害を鑑みれば、前者は見逃せないが後者はどうでもよいということ。これに尽きると思います。


 だって、不正な高ポイントの作品なんか増えたら書籍化したって売れないに決まってるじゃないですか、ファンがいないんですから。それにこんな横暴を放置してたらそれこそサイトの信用を無くしますよ。


 対してジャンル詐欺、これなんか運営からしたらどっちでもいい問題です。実際に人気のある作品がピックアップさえ出来ればいいのだから、ジャンルなどさしたる問題ではない。ジャンル詐欺であれ何であれ、ファンが多くて期待値の高い作品を拾い上げ出来るなら出版社も全く困りません。

 そもそもジャンルとは、作者の匙加減一つなわけでここを運営が口出ししたら作品の自由度なんか大幅に制限されますよ。今よりも似たり寄ったりな作品ばかり出てくると思いますけど。


 とはいえ、実際にジャンル詐欺についてのクレームがたくさん届いているなら運営としても何かしらのアクションはするのが自然でしょう。それが無いのなら、ジャンル詐欺に文句なんか言っているのは少数派なんじゃないのかなと僕は思うわけです。


 で、ここからが重要というか個人的には声を大にして言いたい部分でありボロクソに叩かれるかもしれない部分でもあります。だがどうせ既に叩かれているのだからここはとことんまで行きましょう。きっと読者も僕が過激な発言をするのを待っているはず、期待しているはず!


 読者や運営については、ここまでで触れました。

 まとめると、


 読者の大半はジャンル詐欺なんか興味がない。

 なろう的にも別にどっちでもいいし好きにしろ。

 Kei.ThaWest的にもオールオッケー!


 が、問題は、書き手から書き手に対してジャンル詐欺だと糾弾すること。

 これについては、僕は徹底的に否定します。


 恥を知れ!


 こう言っちゃいますね。あ、すいませんそこまで嫌悪してないです、ちょっと大げさに言いました。


 さて、気を取り直して詳しく話しましょう。


 時折書き手が、とある作品についてジャンル詐欺である、このジャンルから出て行けというクレームを入れることがあります。人気ジャンルではほとんどありませんが過疎ジャンルだと結構目立つのでこういったケースに遭遇された方もおられるでしょう。ちなみにかつて僕も言われました。(直接的ではないですけどね)


 これね、気持ちはわかるんですよ。よーくわかります。本当にめちゃくちゃジャンルを偽って、あからさまに詐欺ってる作品ありますもんね。腹立ちますよね。顔面がぐちゃぐちゃのミートパイになるまで殴り続けたいですよね?

 特に自分が愛するジャンルでこんなことされたらそりゃあ、ムカつきますよ。


 けど、出て行けと、言ってしまったらお終いですよ。それは敗北宣言です、書き手としては。


 お前の作品にはポイントでは絶対に勝てないから、どこかよそへ行ってくれないか、自分が目立たなくなるじゃないか。こう言っているわけですよね、客観的に眺めると。


 え、違うんですか? もっと義憤に駆られたとかカッコいい理由ですか? またまた御冗談を。

 こういったクレームはほぼ確実に、ランキング上位作品へ、下位の人間から放たれるものです。

 

 繰り返しますが、作者から作者へクレーム飛ばす場合の話ですよ? 読者は自由に文句言ってもいいです。それくらいは言う権利あると思います。でも無視されても怒っちゃだめですよ。


 さっきも言った気がしますが、ジャンルなんか作者の采配次第なわけで、最低最悪な文章でも本人が“純文学である”と思うのなら純文学なのです。コメディーだろうがホラーだろうが同じことです。

 

 なのでポイントで負けている人間から文句が出ると大抵それは嫉妬だと思われますね。実際にはそうじゃなくてもね。


 だからジャンル詐欺を撲滅するための正道はあくまで、自分の力でランキングを駆け上がって、ジャンル詐欺に胡坐をかいている奴を蹴落とす。そして過疎ジャンルの価値を自分の力で高めて行く。こういう草の根活動しかないんじゃないでしょうか。


 ていうか、ジャンル詐欺だろうが何だろうが、たくさんのお客さんをそのジャンルに集めてきてくれるなら有難くないですか? 僕ならそのおこぼれに与る道を模索しますね。


 あ、なんか熱くなって話が横道に逸れてきた気がする!

 もうここらで止めておこう。


 ジャンル詐欺は、どうしてもポイントが欲しい、この作品を押し上げたい、何としても書籍化ァ!! みたいな場合には使ってもいいのかもなと思います。後ろ指さされる覚悟をもってね。

 とにかく勝つ為には手段を選ばぬという剛の者にはオススメですね。

 

 あれ?

 今回はなろう小説の役割について語るつもりだったのにもうこんな時間だ!

 次に回しましょう。


 いやぁ、今回は危険な香りがプンプンするなぁ。まぁ書いちゃったもん仕方がない。


 というわけでまた次回!

結構ヤバめな話をしてしまいました。

怒られても仕方がない。

でも、溜飲下がった人も一部いるかもしれませんね。


あ、それと僕的には副垢使って不正ポイント稼ぐ人すら、そんなに悪いとは思わないんですよ。もちろん、違反ですよ、違反ですからこんなことしたらどんなペナルティがあっても一切文句言えませんし作者としての品位を落とすのは確実です。だから、やるなよ!約束だぞ!

という警告はしておきます。だから僕個人の考えは非常に歪んでいて顔面ミートパイにされても仕方がないです。

で、そういう手口で仮に書籍化したって、そこから先、生き残れるわけないですよ。卑怯な手を使う奴は後で自滅しますよ。


だからジャンル詐欺も、するのは勝手だけど書籍化した後のこともちゃんと考えたほうがいいよって言いたいですね。

中身はどうせしっかりと磨いておかないといけないんだから、激戦区で勝ち抜けるように努力した方が結果的に自分のレベルは上がると思ってます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 私の2019年 11月24日 09時08分の感想への返信に対する返信となってしまいますが、お許しください。 そういった「ジャンル詐欺への打算的批判」をやってる暇があったら小説書けよと言いたい…
[気になる点] ジャンル詐欺。これは由々しき問題ですが、私としてはどのような理由があっても反対ですね。なんのためにジャンルがあり、なんのためにジャンルごとのランキングがあるのかなんてほぼ自明でしょうが…
[一言] ふむう (´・ω・`) 勉強になります。。。
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