我、書籍化されず。故に、低ポイント書籍化なし。
どーも、皆さん。戦うエッセイスト、Kei.ThaWestです。最近は企画用作品に向けて、人生で初めてしっかりしたプロットを練っている底辺寄りの書き手です。
今回は忙しい合間を縫って、色んな人に喧嘩を売るために(!?)このエッセイを書いています。
エッセイランキングはちょいちょい確認しているのですが、最近ランキングの上の方で気になるエッセイを発見してしまって、反論するかしないか悩んだ末、やはり喧嘩を売ることにしました(なんでや!?)。
多分このエッセイのタイトルに興味を持たれた方なら気づいておられると思います。そう、プロの方が書いたあのエッセイですね。あれ、自分的にはダウトです。
ちなみに僕はアマチュアなので、今から述べる内容はあくまで個人の意見に過ぎず、世の中の真理や正解を示したものではありません。手元にデータも無いので、自分の印象で語る部分もあります。しかし、件のエッセイよりもずっと論理的な内容になっていると思うので、お時間ある方、少しだけお付き合い頂けませんか。
特に、結構本気で書籍化狙ってるんだけど自作のポイントが全然伸びないとお悩みの方、是非とも聞いて頂きたい。おいしそうな餌に安易に飛び付く前に、一旦立ち止まって冷静に考えてほしい。
低ポイントで書籍化、そんなん有り得へんやろ!?
というのをこれから散文的に語っていきまーす。
はい、ダラダラ書くのは好きじゃないんで結論から先に書いておきますね。
低ポイントで書籍化など有り得ないというのを、見事な三段論法で今から証明します。
1.Kei.ThaWestは低ポイントだが面白い小説を書いている
2.Kei.ThaWestの小説は書籍化していない
3.1と2から、低ポイントで面白い小説を書いても書籍化できない
以上、Q.E.D。証明終了したのでこのエッセイはここまで!
ご清聴ありがとうございました!
痛っ!おい、1万ポイント以上持ってる人だけ石を投げてくれるかな!?
痛っ!!書籍化作家からも石が飛んできた気がする!
少し待ってもらおう。実際に僕の小説が面白いということを、エレガント過ぎる三段論法で証明するので。
1.Kei.ThaWestの作品には自分が思う面白い要素がてんこ盛りである
2.ということは読者にとっても面白いはずだ
3.1と2から、Kei.ThaWestの小説は面白い
以上、Q.E.D。完全に証明は終了したのでこのエッセイはここまで!
痛ッッ!!スリングショットで攻撃するのは止めてください死んでしまいます。
さて、こんな風にふざけているように見えて、僕はちゃんと大切なことを実は既に証明してみせました。それは何か。
“面白い”というのが実際には個人の主観でしかないということです。
これはとても大事です。大事なんです。これを念頭に入れておかないと、本当に迷走します。
件のエッセイにおいて、低ポイントでも書籍化できる理由として、低ポイントの作品にも面白いものがたくさんあるから、だとしています。
この文章、この帰結、変ですよね。一面的ですよね。だって裏を返せば、高ポイントの作品にも面白いものはたくさんあるわけです。ならば精々、いかなる作品であっても書籍化出来る可能性はある、くらいしか言えなくないですか? 敢えて低ポイントにこだわる必要ありますか? ていうか真に面白ければ普通は高ポイントになるのでは?
というわけで、説得力皆無のロジックだと気がついて欲しい。
面白いのに低ポイントといった場合の“面白い”はあくまで、書いた本人かその周りの極少数の人間が面白いと感じているだけ。ただ、それだけなのです。そして面白さの判定基準は当たり前ですが人それぞれで、言ってしまえばこの世にあるありとあらゆる物語は誰かにとっては面白い作品となるのです。
ここで、まとめておきます。
低ポイントでも面白ければ書籍化が出来る、というロジックはより丁寧に説明すると……
自分や周囲の人間が面白いと思っているこの作品は、当然大衆も面白いと感じるはずであり、従って、書籍化できる。
こうなりますね。
暴論ですよね。これが通じるなら先に僕が述べた三段論法もまた真であるはずで、僕はとっくに書籍化作家になっていなくてはなりません。
前提を“面白さ”などという曖昧なものに置いている時点でこの論ははじめから破綻しているのです。
さて、本エッセイは僕が結構熱くなってしまったので数回に分けて連載しようと思います。
次回、“面白さ”とは本当は何なのか、もっともっと具体的に掘り下げつつ、面白さとポイントとの関連についても語っていきたいと思います。そうすれば、低ポイントで書籍化など有り得ないということがよりはっきりと理解いただけるはず。どうぞ、ご期待ください。
ちなみに有り得ないというのは敢えて大袈裟に書いただけです。
実際には1%以下の確率で低ポイント書籍化はあるそうです。
これについても後々確率論や統計的な方法論で語る予定です。
あ、それとこのエッセイはバズった方が面白くなると思うので、ご協力を!!←卑怯なクレクレ