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第零章 烏糸欄 04 あと少し

 嗚呼、なんという稀代な巡り合わせ!

 いたわしき我らが母よ、き妹よ、あえかな娘たちよ!

 あと少しです、あとほんの少しなんです……。

 それまでどうにか持ち堪えてください、なんとか生き延びてください。

 助けにゆきます、迎えにゆきます! 必ず――、

 

 ⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡


 二十四の区切までには。


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