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第四章 ぷにぷに 第二節 2次創作の限定解禁


        二



 不自然でも蛇足でも謎始まり(▼▼▼▼)じゃなくても、思った(▼▼▼)が多くなってもなんでもいい。ちょっとだけ雑談を挟もう。


 本題はもちろん、『本物の魔法』をこそ補完することだが――もう第四章。

 そう、ぼくの話は、ぼくたちの物語は、ひとまずここでお終いになるんだ。

 かなりはやい。

 えっ、もう終わり? と、ぼくだって思ってる。


 もう一度言う。第三の区切:『マジカル魔法少女編』は、この第四章の公開をもって、あっけなく終了する。だからなんとなく、最後の挨拶というわけでもないけれど、ここまで来て、この辺りで思ったことをつらつらと、好きなように喋っておこうかなと思ったのだ。





 国家自称魔法少女の活躍する話にこそ、大幅な加筆が求められていただろうという予測。

 正直に言って、不可能ではなかった。

 案が出ないでもなかった。

 しかしまあ人生はいつだって、俯瞰しなければうまくやってゆけないのだ。

 紙幅は無限であっても、時間と体力は有限なのである。


 また、()だかおれ(▼▼)だか()だか知らないが、ぼく(▼▼)はこうも思った。

 後付け野郎呼ばわりされなくするための努力って、そういうことじゃないだろう、と。

『伏線王』をゴールに据えるって、そういうことじゃあない。


 全ての主要キャラをプロローグへさりげなく忍ばせることだけが、『後付け』の烙印を回避できる唯一の方法なのであれば、そんな努力は誰にも実行不可能だ。

 だからやめた。

 のかもしれない。





 読み返して改めてどうしようもなく目と鼻についたのは、『賞の規定』。

 もちろん『圧縮』には利点もある。

 初登場時に外面や内面を、不平等に詳しく描写してしまえば、誰がキーパーソンなのかが読み解けてしまってつまらないし、人気声優様無しの、静画ですらないお話の、バトルシーンがくどくどしかったら読んでいられない。


 まあ振り返って、なんだかんだ結構、加筆したなあとは思う。

 ……多少のメタ発言は『ご容赦願いたい』。

 描いていた理想では、パッパッと誤字脱字を修正するだけに留める予定だったのだから。


 ――それでも。

 それでも、これだけは不充分ではいけない――というものがあるだろう?


 そう、『夜々ちゃんと刃楼ちゃん』だ。

 このふたりにスポットを当てたお話が、このふたりを存分に掘り下げた“中編”が、この『第三の区切』には圧倒的に足りない。

 2、3章ぶん、つまり単行本換算で200ページ弱、足りない。

 みんなもそう思うだろ?


『親友』って紙面上の設定だけ感……しか、事実、今のところ伝わっていない――ような気が。

 実際、現実世界では、『凶悪犯の蛮行を(こうむ)って一緒に死ぬ思いをした』からという理由で、同級生と仲良くなるわけではないのにな?


 いろいろと考えた結果、ああそれはかなりよさそうだなと思える着地点はひとつ見つかった。

 幼女というテーマを広げるのは、なんとなく嫌になったのでやめにする。

 又聞きした話や、オチの浅い話でよければ、この後に少しだけ呟こう。

 着地点というのはこうだ。

 つまり――『2次創作』。


 握刀川あくとがわ刃楼はろうと、夜々(やあよ)・オリーヴィア・ヴァンダービルト女子の過去エピソード。

 こいつに関してのみ、2次創作を公式で解禁する。


 幼稚園のころの話でもいいし、去年のハロヰンの話でもいい。『d(ディザイアス)』が襲ってくる可能性を、読者が考えないわけにはいかないシチュエーションで、最後まで襲ってこない平和な日常回もいいね。


 いや、2次創作って、やりたい人が、やりたいように、勝手にやってよかったんだっけ?

 でもなんか昔、ここまでどーんと解禁します、この辺は駄目~、みたいな発言を、新着活動報告で見たぜ?

 2次創作じゃなくて、フリー素材だったか?

 まあその辺は、よくわからんからどうでもいい。


 何が不正解だったとしても、言いたいように言うだけだしな。

 別に過去に限定しなくてもいいか。

 そういえば月歳ゆきみ山梨ぼくからみ(▼▼▼)も少なかった。

 白のタオルと靴下を、一緒に洗うなって怒られた。


 ただ、エゴサをからきし(▼▼▼▼)やらないので、こっちがわざわざ探し出して、感謝の凸をする――なんて展開は基本、起こらない予定だけど。

 アホか馬鹿、需要ねーよw バーカ間抜け、誰もやらねーわw ――まあそりゃ駆け出しの時分の方が、知名度は低いに決まってる。


 ぐだぐだともう少し喋るが、要はアレだ。

 この世には受動を専門にする、才能のあるなしにかかわらず、自ら創作をする意欲にめちゃめちゃ乏しい《自炊怨嗟》と、大別すれば受動サイドへカテゴリされるけれど、なんであれ好みの対象へ能動的に惚れ込むことがもう、開き直って信念な、完全オリジナル作品よりも同人誌を産み出す方が得意の《ソースかけ隊》が居て、そして、他人の作品まで詳細に暗記する余裕なんかまるでない《外食煩瑣》には人手も足りない。


 メロンクリームソーダには、一度沸騰させる手間を加えた『気泡の少ない氷』に、口紅が付着しても目立たない赤いストロー、茎まで真っ赤な缶詰のさくらんぼに、ワイングラス、フェイスコースター、食後のデザートを食後のデザートたらしめるための『ステーキ&ハンバーグ』――、いずれを付け加えても過剰装飾オーバーメークにはならない。





 女子力をUPさせるためのお菓子作りはした。サワガニGETも山の中の川でした。何度もうちへ泊まりにきたし、動画も撮影してネットに上げた。

 紫キャベツを煮炊きして、自称魔女のレストラン♪ #パスタ #初号機 #ボブネミ #おんみょ~ん

 刃楼はろうちゃんはこういう色合い苦手かなと心配だったけれど、ぜんぜんそんなことはなかった。よかった。


 変身できた夜々(やあよ)ちゃんの、膨らんだおっぱいに興味津々。左胸の『ツノメ』をそおっと目つぶし。吸わせろと率直にお願いされて、さすがにそれは絶対無理っ! と、真っ赤になって逃げまくる。


 生身で追いつくうちの妹。

 そしてペラペラとお風呂へいざなう。

 脱衣を促す手つきもとい(▼▼▼)、指の腹の這わせ方が完全にプロ。


 特筆すべきことではないかもしれないが、引き千切られても気にしない、おしりもなまじり自慢の姉とは違って、めくられて泣いちゃったトラウマを持つ夜々(やあよ)ちゃんにとって、あんなにも面積の狭い逆三角は、めちゃめちゃに食い込んで紐になることもあるあの“ビーチバレーは”、恥ずかしくて堪らなかったらしく、絶対に嫌だったらしく――、


 戦闘服。

 アンダースーツ。

 嗚呼、ぼくは今、ただただ猛烈に、『こいつでフィニッシュだ!』と叫びたい。

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