転移するお話
今日はこれで最後かな?
「それでは、転移を始めるとするかのう。しかしよかったのか?植え付ける知識が全言語と金の扱いだけで。」
そう俺は転移する前に知識を貰えるらしかったが、あえて最低限にとどめた。
「ああ、せっかくの楽しい異世界だ、今いろいろ知っちゃったら楽しみがなくなるだろう?」
「なんじゃか、おぬし随分ポジティブというかチャレンジャーになったのぅ。」
そうだろうか?まあたしかにわくわくだぜ!という感じではあるが。まあ仕方ないよな。おれはテンプレ異世界を謳歌する!
「じゃあ最後に。どこに転移したいかの?といってもどこがどこなのか知らないんじゃったな。」
「ああ、とりあえず人目につかない所に頼む。転移していきなり不法侵入で捕縛とかいやだからな。」
町に入るときはしっかり手順踏まないと。
「ふむ、それもそうか。ではそれで条件をしぼろうかの。ではもうそろそろ始めるとするかの。わしと会うことはしばらく無いじゃろう。世界の命運はたのんだぞ。」
「おう、任せとけ!といってもやることは生きることだけだろうけどな。」
バランス保てばいいんだから。
「では転移させるぞ。」
「おう。」
そして俺は全身を相変わらず黒い光で包まれて。
「そういえばなんであんた全身黒色なんだ?」
「それはのぅ。前、他の神に「背景と同じ色で見にくい、というか影薄い」といわれたからじゃ。」
というどうでもいい話を聞き、異世界に旅立ったのだった。
神の部屋で
「行ってしまったのう。」
「最初は失礼な人間だと思ったが、思いのほか良いやつだったのう。」
「しっかりと生きていければよいのじゃが。どこに転移したのかもわからんし。」
「・・・そういえば「魂の技巧」について一つ言い忘れてしまったのぅ。」
「まあよいか、彼ならなんとか上手く使うじゃろ。」
「さて、アニメの第二シーズンでも見ようかの。」
とかいうはなしがあったとか。
次の投稿はいつになるんだろうか。