大牢獄地下6・5階のお話
牢獄編長いなぁ・・・もうそろそろ飽きたんだけど?
カズト「お前が書いてんだろーが!!」
~地下6階~
「エミリオ・・・てめぇ、ここ出たら覚えてろよ。」
大牢獄脱出を目指す俺達は地下7階を抜けた。あの剣の嵐はやばかった。
もちろん、今着てるこの神(変態)のつくりし服はかなり強靱なので、怪我はほぼないが。
「いやぁー。覚えておくのは無理かもなぁー。」
「覚えとけよ!!」
因みにエミリオは戦ってない。あとで絶対しばいてやる・・・。
「はぁ・・・で、地下6階の特徴はなんなんだ?」
「暗闇。」
「・・・そうみたいだな。」
俺の目の前にひろがっていたのは。少し進めば何も見えないような暗闇だった。しかも。
「灯りをともすような物は使えなくなり、光属性は無効化するか。」
結果真っ暗闇と言うわけだ。なんでだよ、なんで牢獄がこんなことになってるんだよ。
「とりあえず、右の壁に手をおきながら歩けば迷わないそうだよ。」
というエミリオのアドバイスがあるんだが・・・。さっき分かったことだが、これならその必要もなさそうだ。
「エミリオ、ちょっと俺の技見せるから、驚くなよ。」
発動させるのは[要素の王]だ。実はこの周りが暗くなってるやつ。[影]の要素らしい。だからある程度操作してしまえば。
「暗闇が消えていく・・・?」
このようにただの道になってしまう。
そしてそこに見えたのは、黒い毛虫みたいな何か。
「なんだこの虫?これなにエミリオ?」
「多分この階で出てくるって言われてた、幽霊の正体じゃないかな・・・。」
あ、この暗闇の中で虫が襲ってくるわけだね。毒もありそうだし、暗闇で知らず知らずのうちに近づいていけば噛まれてしまいそうだが・・・
「こうもあかるくなっちゃなぁ・・・」
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暗夜虫
黒色の針を持った毛虫。攻撃力、素早さ、防御力において全てが皆無だが、体中に生えている針には敵に幻惑の効果を与える毒があり、混乱し動かなくなっている間に対象の体の中に入り込み、内側から食い破って殺す。
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食い破って出てくるって・・・エ○リアンじゃないんだからさぁ・・・。
「えっと、入り口あるぞ。エミリオ。」
「はぁ、つまんねー。」
「脱獄に面白いもつまらないもないだろ・・・」
そして次が地下5階か・・・
「次が問題の階だっけ。」
「そそ、化け物が住んでるって言うね。」
でもさぁ・・・。
「十分今までも化け物だらけなんだけど・・・」
「それは、あれだよ。ご愛嬌?」
「そんなご愛嬌いらねぇ・・・」
地下5階への階段の扉は今までと材質が違うようだ。やはり危険な化け物なんだろう。
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ミスリル
世界において、最高の硬度と魔法伝達力を持つ鉱石。インゴットは魔力を流すと軽くなる性質をもつ。
産出量が少なく、滅多なことでは手に入らない。歴史に名を残す武器はほとんどがこの素材で出来ていると言われている。
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・・・ミスリルさん!?あの伝説の鉱石ミスリルさんなんですか!?こんなところでお目にかかるとは!!
くぅー!すげーファンタジーって感じだな!!ミスリルほしい!!
「どうしたカズト。次の階行くぞー。」
「お、おう!」
感動のあまり立ち止まってしまった。集中しないと死ぬぞ!気を引き締めるんだ!俺!
そして俺達は階段を上っていく。脱出のために・・・
・・・・俺達が通った後、扉がなくなっていたのは、まあご愛嬌だ♪
魂の扉は便利だなぁー。帰ったらミスリル製の武器とか防具かなぁー♪
~地下5階~
さて、問題の化け物うじゃうじゃの階だが、入り口の扉はまたミスリルさんで出来ていました。貰いますね。
もう俺勇者じゃなくて泥棒なんじゃないだろうか・・・。
その入り口の扉の前で俺達は情報交換中だった。
「エミリオ、どんな奴がいるか知らないの?」
「ああ、知らない。」
本当なのかなぁ、ここまでの道中で、エミリオに信頼のしの字もないんだが・・・。トラップは教えてくんないし。化け物いっぱいいたし・・・。
「ただ、噂によるとやばい怪物がうじゃうじゃといるらしいぞ。」
「あくまで噂か・・・」
ま、まあ?噂と言うことは実はそんなの全然いないって言う可能性もあるしね・・・。
・・・まあ、いるよなぁ。火のない所に煙は立たぬとも言うし。いやだなぁ・・・。
「はぁ・・・なんでこんなことになったんだ・・・?俺ほんとに捕まるようなことしてないのに・・・。」
「まあまあ、ここまで来たら行くしかないよ!当たって砕け散ろうぜ!」
「砕け散りたくはないなぁ。」
「さあ、行くぞカズト!!」
調子いいなこいつ。まあ、それでもここまで来たんだ!
「ああ、行くか!」
武器(地下7階で拝借した剣)をかまえた俺達は、扉を開いた(盗ませて貰った)。
その先にいたのは・・・
というわけで、地下6・5階といいながら5階行ってませんねすいません。
すぐ行かせるんで許して下さい。




