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牢屋のお話

1週間あるとかなり余裕が・・・でない。

というわけで(どういうわけだ)続きをどうぞ( ・∀・)つ

 俺は牢屋の中にいる。冷たい、石造りの牢屋だ。地下牢らしく窓はなく、光も入ってこない。

 手には鉄製の手錠が付けてある。無骨ながらも耐久性を求めたモノだ。周りでは「出してくれー!!」と言う叫び声。遠くのの拷問部屋からは悲鳴が鳴り続けていた・・・


「出してくれー!!俺は無罪だー!!」


いや、ほんとに無罪だから。だって正教国の国民じゃないし、まず信奉する神違うから。天の神様じゃなくて幼女の神様だから!


「出してくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


「うるせぇ!!」


・・・怒られた。隣の牢屋の人に。


理不尽だ・・・。


因みにこの手錠だが、こんな代物。


________________________

魔法の手錠

 魔法がかかっている特殊な手錠。

 [かかっている魔法]

 魔力操作封印

________________________


わぁ!魔法使い対策はバッチリだね!!

いや、どうしろと言うんだ。逃げれないってことだろ?じゃあやっぱりこれ位しかやることない。


「俺は無罪だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


「うるせぇっつってんだろ!!」


 ぐすん。なんでこんなことになったんだ。確かに怪しい人だったし、王都にも食事と言う目的と同時に美女捜しなんていういかがわしい目的もあったけど。



 それか。



「無罪なんですよ~~。出してー(泣)」


まだやってない。まだ美女に会ってない。せめて会ってから捕まえてくれよ。天罰が落ちるのはまだ早いよ!!



 すると、一人の男が牢屋から出されて外に連れて行かれていった。無罪放免かな?やっぱりなんとかなるんだ!頑張るしかない!!


「あんたも覚悟しといた方がいいぜ。」


「ん?」


 同室。いや同牢屋の細身の男が話しかけてきた。ちっ。無駄にイケメンだな。罪人のくせに・・・

 って違う違う。


「どういうことだ?」


意味が分からない。なぜここでいきなり助言してくる?


「さっき連れていかれた男は死刑だよ。」


・・・え?


「ここにいる奴らは皆死刑囚だ。大なり小なり罪を犯した罪人ばかり。あんたはなにやらかしたんだ?」


「・・・なんもやってない。」


「あははっ!傑作だな!!なにもやってない奴がこんなとこ来るわけないだろ!!」


「やってないんだ!!」


俺はなにもやってない。


「本当か?」


「・・・強いて言うなら美女捜しを王都にしに来た。」


「・・・ぷっ。くくく。あはっ。あはははは!!なんだそれ!!笑えるっ。っくく。まさか!美女捜しで、死刑とは!あはははは!!」


むー。俺だって分かってるけど。


「うるせぇ。どうせおかしい奴だよ、俺は。」


「すまんすまん。そう拗ねるなって。信じてるよ、俺は。お前が無実だってな。」


うさんくさいし


「男の信頼なんかいるか。」


「ひどいな・・・。」


っはぁ。俺はなにもしてないのに、どうしてこんな薄暗い牢屋の中でうさんくさいイケメンと一緒にいなきゃいけないんだ。なんの拷問だよ。聞き出せることないぞ、俺からは。


「自己紹介しようか!俺の名前はエミリオ。お前は?」


「・・・」


なんでこんな奴に名乗らなきゃいけないんだ。


「お前の名前は?」


こいつバカなのか?


「なーなー。」


こんな場所で


「おーい。」


自己紹介なんか


「きーこーえーてーまーすーかー?」


するわけ


「おーい。聞こえてる?難聴?もっと大きく?」


ない


「生きてるー?お前名前はー?」



「おーいおーい。無視するなよー。名前は?」



「言葉がわかんないのか?お名前なんでちゅかー?」


・・・


「もしもーし?聞こえてま・・・」


「一斗だよ!!無視してるってわかんねぇのかよお前は!?いちいち耳元でうるせぇよ!」


「おう!そうだったのか!わかんなかった。じゃあ友達になろうぜ!」


あ、こいつ話聞かない奴だ。


「はいはい。友達ね。もう何でもいいよ・・・」


「そうかそうか。じゃあこれからは脱友だから!」


脱友・・・


「脱友ってなんだよ。なんだ?服でも脱げばいいのか?」


「ははっ、ちょっと俺にはそっちの趣味はないから。すまんな!」


「俺もねぇよ!」


男の趣味なんかあるか!俺はボンキュッボンの美女オンリーだ!!


「あ、そうそう。俺が捕まってる理由ね。俺は盗賊ギルド所属の暗殺者だったんだけどさー。ギルドに裏切られて捕まっちゃってさー。」


「ふぅん・・・え?」


こいつ・・・こんなバカなのに暗殺者?あ、バカだから切り捨てられたのか。


一応魂の回廊で・・・


_______________________

個体名  エミリオ

経過年数 22年

種族   ヒューマン

職業   犯罪者(元暗殺者)

魂の位階 第6位階


魂の技巧


[基本級]

 言語理解(人系統)

 世界基礎知識

 前科持ち

 暗殺者の才能


[低位級]

 隠密

 毒耐性


[中位級]

 隠密の達人

 鍵開け技術

 聞き耳

 影魔法

 走力超上昇

 跳躍力超上昇

 筋力超上昇

 立体起動

 

[上位級]

 逃走者

 気配遮断

 魔力遮断

 気配察知

 魔力察知

 危機察知


[王級]

 暗殺の達人

 戦闘術(短剣・体術・糸)


[神級]

 人の神の祝福

 闇の精霊の加護

_______________________



 ゆ、優秀な暗殺者だなー。


 え?気配遮断とか魔力遮断とかなに?しかも[隠密の達人]なんてあるの?


 なんかこれ見てると俺って暗殺者でもまだまだだなー、って思うな・・・。


 はっ、俺は勇者俺は勇者。暗殺者では断じてない!!


「ん?今なんかやった?」


・・・え?


「なにがだ?」


「んー。いや気のせいだったみたい。」


 こいつ・・・俺が魂の回廊を使ったのに感づいた・・・?フェンリルでも気付かないのに・・・。


 [~察知]系統の技巧が反応したのか・・・。これからは気をつけないと。

 

「じゃあ話し合いますか・・・。」


「なにを?」


「何って・・・脱獄方法。」


「はぁ、脱獄方法ね・・・脱獄方法!?」


こいついきなり何を!?


「だって俺たち脱友だろ?脱獄友達(・・・・)。」




だ、脱友って。そういう意味かー!!


 


技巧![新キャラ投入]発動!!


というわけで新キャラエミリオです。男です。無駄にイケメンです。

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