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勇者の戦争対策のお話

シリアスはしばらく病気のためお休みです。

「魔王見習いになる!」


「「「え?」」」


俺の作戦的に参考にできるのは魔王しかいないからな。


「ど、どういうことなのですか?」


「いや、作戦のために魔王を参考にしようかなーと。」


「つまり、人間を大量虐殺ということですか!やめて下さい!いけませんよそんなこと!」


は?ツクヨミ様どうしたの?


「い、いやだれもそんなこと・・・」


「カズトは確かにいろいろ理不尽なことにあってきたかもしれません!でもそれでもこの世界は美しいところが沢山あるんです!この世界に復讐するのは間違ってる!」


「いや、誰がそんなこと言った!?」


そんな考えしたことないぞ!


「創造神様が剣を授けて下さった時に教えてくれたのです!「勇者級技巧は世界への復讐心でできる」と!」


またじじいかぁぁぁぁぁぁぁ!だから説明不足だっていってんだろーがー!ちゃんと説明しとけよあのじじい!俺はそんなこと考えてないからぁ!


「させませんよ!神の名に誓って!」


「ツクヨミ。あのさぁ・・・かくかくしかじか・・・」



ーー説明後ーー


「あの、ツクヨミ。そんなに恥ずかしがらなくても。」


「世界の穴があったら入りたい・・・」


いやそれ死ぬから。


「まあまあ、誰でも勘違いはあるものだから、ね?」


「いや、創造神様は私に話したときに何か裏の意味でカズトは違うとそう教えてくれたはずなのです。それを理解もせず、一人で間違って突き進んで・・・」


いや、そんなこと考えてないと思う。あのじじいは。


「と、ともかく!作戦はさっきツクヨミに言った通りだから。手伝ってくれるか?フェンリル、ルミナス。」


この作戦は危険が伴うからな。


「別にいい。それ位ならばお安いご用だ。」


「私もいいわよー!面白そうだし!」


おいルミナス。面白さを基準にするな。


「さて、いくとするか。いざ、仲間探しへ!」



ーー1週間後ーー



 俺がやろうとしているのは、いっそのこと兵士を「無力化できる」第三勢力を作ろうという作戦だ。戦場を滅茶苦茶な混乱に陥れ戦争自体が起こせない。そういう状況にする。

 もちろんフェンリルもルミナスも無茶苦茶にするだけならできるだろう。しかし、この作戦の肝は誰も殺されないこと。誰も死なないことだ。その位の力を持つ軍隊を作る。そのためには知能を持つ兵士、もしくは命令を忠実に守る兵士が必要だ。じゃないと殺してしまうからな。



だから、これが役に立つ。

「暗黒の勇者が命じる!我が配下よ我の元にはせ参じよ!」

暗黒の勇者の技巧がな。


「なあ、お主は恥ずかしくないのか?その言葉は。」

「若干恥ずかしい。」


すると表れたのは、この前配下にした蛇だった。

立派になって。フェンリルと同じ体格になっている。頭も八本になって、角まで生えている。


え?


強化されすぎじゃない?


次に表れたのはエイプ。


総勢1,000体。


え?


増えすぎじゃない?


最後はボア。大きさがフェンリルと同じ。しかも3体もいる。


え?


でかすぎじゃない?


この数日間で強化されすぎだろ。皆。


「なあ、カズト。」


「なんだ、フェンリル。」


「この者達が軍に突撃しても、私とルミナスが突撃しても結果は同じ気がするが。」


「・・・そうだな。」


前途多難である。


「やはり私達が突っ込んだ方が・・・」


「いやまだだ!まだ終わっちゃいない!こいつらは森の防衛と言うことで!そういうことで!」


「では軍の方はどうするのだ。」


「大丈夫!まだ手はある!」


そう、やれることはまだあるのだ!


俺は戦う!ツクヨミのため、世界のため、そして俺がこの世界で生き残るために!!



ーー戦争開始まで残り2ヶ月と2週間


言うほど対策できてない・・・

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