表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/53

勇者で世界がやばいお話

ミトラスフィアというゲームにどはまりしました。

え、投稿遅れたのそのせいかだって?


 そんなわけないだろ(汗)

 戦争に勇者が二人参加することは分かった。イメージで言えば、今まで歩兵しかいなかった戦場に核爆弾が落とされる感じだろう。やばいな、死亡する兵士が多そうだ。

 

「今までに勇者が戦争に参加したことってないの?」


「あるわよー。」


流石ルミナス。先代から仕えてるだけあっていろいろ知ってるな。


「あれは、確か王国と帝国の戦争だったかしら。」


「へー、王国は今回と同じ?」


「ええ、まあもう少し小さかったけどね。確か魔王討伐が終わった後、その期を狙って軍を温存していた帝国が世界征服しようとしたのよ。かなりの数の国が帝国の配下になったわ。」


侵略国家か。皇帝がすげー怖い独裁者だったりしたのかな。魔王討伐の協力をしないあたり、かなりクズな国だな。


「ふーん、怖い国だな。その国は今どうなってるの?今回の戦争とか横やり入れそうなもんだけど。」


「ないわ。」


は?ないわ?


「え?えっと、どういうこと?」


「だから、そんな国もうないの。」


 帝国の跡継ぎがいなくなったか。結構前のことみたいだしな。


「原因は勇者ね。」


 あらー、先輩でしたかー。勇者怖いわー、全員斬っていったのかな。


「王国と帝国は戦争を開始したわ。当時魔王を討伐した勇者がその間に立って止めようとしたけど、帝国は侵略を止めなかった。その戦争の中で勇者の友人が次々と殺されていったらしいわ。で、勇者が最終的に決断したのは帝国を屈服させ、戦争を止めさせること。」


友達の復讐ってことか。


「で、帝国の討伐に向かった勇者がその中で見たのは、帝国民が廃人になるまで働かされ、兵士は無慈悲に使えなくなった者を殺していく、という地獄の光景。その帝国の状態を見た勇者は、随分怒ったそうね。」


そりゃまあ怒るわな


「で、勇者は帝国に暮らす者に対して帝国から逃げるか、それとも帝国の中で死ぬか選ばせた。」


へ?国全体に?


「で、それでも残った者も含めて、勇者は怒りに任せて、帝国全体に対し一つの魔法を放った。」


全体って、怖えよ。一人で国落としにかかってるよ。国大体全体の規模にたいして魔法って、範囲広いなー。


「結果、帝国は塵も残らず消え去りました、おしまい。」


 おしまい!??


「おしまいじゃねぇよ!?え、一つの魔法で国全部消え去ったの!?」


チートだよ!もうおかしいレベルだよ!何それ?勇者ってそんなに強いの?僕そんな強くないよ!?


「ま、それくらいできなきゃ魔王は倒せないのよ、普通はね。前回の魔王がおかしかったの。勇者召喚の前に軍によって殺されるんだもの。」


「こわぁ。勇者怖い。でもさ、そんな話あったら今回の戦争に勇者投入したりしなくない?」


今回それが二人なんだろ?国どころか世界消えるんじゃね?


「この話は大体1400年前の話ね。そんな前の話なんか記録にも残らないわよ。」


あらまあ、の割に文化とか技術とかあんまり進んでないな。魔王に破壊されたんだろうか。


「やばいなそれ、神様的には今回の戦争どうなの?ツクヨミ。」


「かなり危ないですね。下手したら世界規模までいかなくても、今いる大陸全体が世界の穴に変わる可能性があります。」


「世界の穴って、大陸消えてるし、魔王大量発生だし、ほぼ世界滅亡じゃん。」


「世界滅亡ですね。」


「まじか、人の神と天の神は何してんだよ。」


「知ってて止めてないんでしょう。あの人達は仲が最悪ですからね。相手を信仰する最大の国との戦争です、どちらもいいチャンスがきた位にしか思ってないと思います。魔王のことも前回のこともあって、甘く見ているようですね。」


 うわあ、神がクズ過ぎる。というか喧嘩はよそでやれよ。世界滅ぼしてどうすんだ全く。

 俺の神はツクヨミでよかったなぁ。平和だし真面目だし。まあ、もう少し大人のお姉さん系がよかったが。


「神が私たちの世代になってからまだ700年くらいしか立ってないのに・・・。はぁ。」


「元気出しなさいよ、ツクヨミちゃん。あなたのせいじゃないんだから。」


「そうですぞ、我が神に落ち度なぞ一つもありません。」


「ありがとう。二人とも。」


そうだな、ツクヨミはどっちかって言うと被害者だからな。責められる理由がない。


「しかたありません、どうにかして戦争を止める方法を考えないと。後どれくらいで始まるの?」


「王国は後三ヶ月ほどで始めるつもりらしいわよ。正教国はまだ分からないけど多分準備に三ヶ月くらいかかると思う。」


 時間が思いの外少ない?のか?戦争なんか体験したことないから分からん。

 どうしたらいいんだろう。国王とか教皇に対して勧告するか?遺産を発掘したってことでさっきの話を伝えるか?うーん。いまいち分からん。穏便に済ませるにはなー。


「私が両方の軍を蹴散らしましょうか?」

「私が両方の軍を壊滅させるわよ?」


お前ら思考回路一緒なのかよ。






    

      戦争開始まであと三ヶ月

次回からは暗黒の勇者の戦争準備です。

黄金の勇者、白銀の勇者視点もいれていくかも。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ