表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/53

夜の女神と黒の勇者のお話

やばい、ストックが・・・・

「始めまして黒き勇者。私が夜の神ツクヨミよ。」


現れたのは黒い雅な着物をきた・・・幼女だった。



「え。」




・・・・・・・・・・・。




「え、あのどうされ・・・。」


「ストおぉぉぉぉぉっぷ!!」


俺、黒羽一斗はフェンリルに向かって超速バックステップをする。

そして速攻でこそこそ話を始める。


「(どーゆーこと?え、あれ神様なの?)」 

「(何を言っているのだ!夜の神に決まっておるだろう!というか失礼の無いようにといったであろう!さっさと会話に戻れ!)」


「あのぅ、勇者様・・・?」


「(いや夜の神が女ってことはきいてたけど、幼女とはきいてないぞ!)」

「(そんなこと、私に言われても困る!というかどんな見た目をしていようがお前には関係ないだろう!)」



「え、無視ですか?あの、フェンリル?何を話して・・・」



「(いや問題大ありなんだよ!俺のモチベーション的に!俺にはロリコンの趣味はないんだ!俺の女神を助けた報酬はどうなるっていうんだ!)」

「(お前、モチベーションが上がる願い事とは何を考えていたのだ!しかも夜の女神にたいして!この世界の三柱だぞ!)」



「ふぇ、フェンリルまで無視?ねえ、二人とも・・・。」



「(そりゃあ、女性助けた報酬はキスだろキス!女神からのキスとかモチベーション上がるだろ!それがあの姿だとただの犯罪だぞ、犯罪!)」

「(たわけ!!よりにもよって女神に対して何を考えておるのだ!お前は!!というかどちらにしたって犯罪ものだ!)」


「ねえ、なんで無視するの?私、神なのに・・・ぐすっ・・・。」


「(大体なぁフェンリル、お前はロマンってものが・・・・。)」


「(仮にも勇者なのだぞ!それがキスだのなんだのと・・・。)」




・・・・・・・・・・・・・。









二時間後。


俺とフェンリルは、土下座していた。


「「本当にすいませんでした。」」


女神様は


「ひっく。もういいです。どうせ私なんて。ぐすっ。ただの新米女神なんですから。ぐすっ。」



泣いちゃった。


「いや、ほんとにすいませんでした。少し気分が舞い上がってしまったのです。」


「ぐすっ。舞い上がった、ですか?ぐすっ。それはどうして・・・?」


やばやばやばい、神様幼女だと思ってましたとかいえないし。他の理由なんかないのか!?


「え、えっとそれはですね・・・そ、そう!女神様があんまりかわいかったから!」


「かわいかった?ぐすっ。それはどちらかといえば、ひっく。小動物に向けるものでは?つまり私はちっちゃくて頼りな・・・」


「い、いや!いやいや!私の故郷ではですね!かわいいというのは、あらゆる素晴らしいものを褒め称える最高位の言葉でしてね?そう!思わずかわいいという言葉が出てしまったのですよ。あはははは。」



ごまか、せたか?いや、流石にむりか。俺、おわっ・・・



「こ、故郷というのは「ジャパン」という国のことですか。」



の、乗ってきた?



「は、はい。そうですが。」


「本当ですか!仕方ないですね。ぐすっ。今回に限ってはその「ジャパン」という国について教えてくれれば、不問にしますよ?」



え、えっともしかしてこの女神。チョ・・・


「あ、ああ!ええもちろん教えましょう。なんせ神様のためなんですからね!」



「本当ですか!わたし、うれしいです!」ニコニコ




うん、いわないでおこう。








しばらくして。


「その「ハナビ」というのはなんなんですか?」


「えっと。「日本」で夏の時期にする、まあある意味行事みたいなもので・・・。」


「その「ナツ」というのはなんですか?」


「ええっと俺の世界では「季節」ってものがあって・・・」


女神による質問タイムは終わっていなかった。

どうやらこの神様、昔、創造神様。えーと、あのじじいに日本を見せてもらったことがあるらしく(といっても江戸時代位の頃であったが)日本の伝統文化に興味津々なのだ。

神殿の形とか自分の衣装もそれをもとにして作ったらしい。


因みにこの質問タイムによって、俺の女神に対する印象は、完全に幼女>神となった。



質問が一段落した後


「それでは、本題にはいりますね。」


やっと本題らしい。


「ああ、頼む。」


「では、最初に私の加護を。」



_______________________

個体名  クロバネ カズト

経過年数 20年

種族   ヒューマン

職業   黒の勇者(上位変化)

魂の位階 第5位階


次段回に魂の位をあげるのに必要な魂 120


魂の技巧


[基本級]

 言語理解

 世界基礎知識

 諦めの悪さ

 要素感知(new!!)


[低位級]

 隠密

 索敵

 短剣術

 棒術

 罠制作


[中位級]

 体力超上昇

 工作師

 軽業師

 闇属性魔法(new!!)

 夜属性魔法(new!!)


[上位級]

 暗殺者

 要素の衣(new!!)


[王級]

 技巧習得必要経験値低下


[神級]

 魂の回廊

 魂の扉

 魂の技巧

 

_______________________


おおおおお!いろいろかっこいいのが増えてる!そして、きたぁぁぁ魔法!ちょっとよくわからん属性だけど魔法は魔法だ。楽しみだなぁ。



_______________________

[職業]黒の勇者

夜の神に直接認められた証。意識を持つ獣や、夜の神の加護をもったものに対して友好的になりやすくなる。

_______________________


なるほどね。


「因みになんで「黒の」勇者なの?神様。」


「格好が真っ黒だったので。」


ああ、そう。

_______________________

[基本級]

 要素感知

 空気中にある要素の動きを感知する。

_______________________


なるほどね、さっきからある、よくわからん感覚はこれか。

魔力も同じものだし感知できるのかな?


じゃあ次は魔法だ!


_______________________

[中位級]

 闇属性魔法

 闇属性の魔法をつかうことができるようになる。

_______________________


_______________________

闇属性

闇を操り様々な形を作り出し、自分の配下として扱う。死体に宿らせることや、影に潜らせることが可能。

_______________________


ついに俺もネクロマンサーか。勇者が使う魔法じゃねえだろ。

じゃ、じゃあ夜属性は?なんか格好良さそうだが。


_______________________

 夜属性

 次元を操る。魔法力と体力の消費が激しい。

_______________________


え、次元操作ですか?何それチートじゃないか!初めてまともなやつ出た気がする!



_______________________

[上位級]

 要素の衣

 空気中に漂う要素を身に纏う。「~魔法」という技巧が必要。

_______________________


こ、これって。フェンリルが使ってたあれじゃないですか!?

やばい、これはやばい。テンション上がってきた。


「ありがとう!神様!」

感謝感激!


「気に入ったようでよかったです。」


あめあら・・・・


「で、この加護を。与えた理由ですが。」


あめあら・・・・・。


「実は頼みたいことがあるのです。」



・・・・・マジで。

次回更新はちょっと遅れるかもしれません。

なるべく明日の13:00には出せるように頑張ります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ