町が見つからないお話
続きです。
「ピコーン」
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[低位級]
索敵
適性反応を見つけることができる。
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「ピコーン」
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[低位級]
罠制作
罠を上手く作れるようになる。
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「ピコーン」
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[中位級]
工作師
石、骨、木などによる物作りが上手くなる。
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「ピコーン」
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[中位級]
体力超上昇(上位変化)
体力が上昇する。
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歩く
飯食う
寝る
一日終わり。
「っだぁぁぁぁ!!」
ひまだ!景色になんの変化もねぇ!何も見つかんねぇ!
最初の頃は必死だったけど、余裕が出てきた最近じゃ逆に暇だわ!
ちなみに今の魂の回廊はこんな感じ。
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個体名 クロバネ カズト
経過年数 20年
種族 ヒューマン
職業 夜の勇者
魂の位階 第4位階(up!!)
次段回に魂の位をあげるのに必要な魂 19
魂の技巧
[基本級]
言語理解
世界基礎知識
諦めの悪さ(new!!)
[低位級]
隠密
索敵(new!!)
短剣術
棒術
罠制作(new!!)
[中位級]
体力超上昇(上位互換)
工作師(new!!)
[上位級]
暗殺者(上位互換)
[王級]
技巧習得必要経験値低下
[神級]
魂の回廊
魂の扉
魂の技巧
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そうだないろいろ増えてるなうんうん。
・・・・・・・。
ってなんだよこれ!
体力超上昇はいいよ?それくらい毎日毎日歩き続けてるんだから。それはいいさ。
な、ん、だ、よ、「諦めの悪さ」って!!技巧まで俺のこと馬鹿にしてんのか!無理だって言ってんのかよ!せめて解決策いえよ!
ちなみに効果は
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[基本級]
諦めの悪さ
無駄なことをし続けたものに与えられる。とくに意味がある技巧ではない。やり続けると、何かが起こる、かもしれないかもしれない。
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なんだよこれ!ネタか!?ネタなのか!?こんな意味ねえ技巧つくってんじゃねえよ!!
「はぁ」
という感じである。いや、確かに神様には言ったさ!
~~~~~~~圧倒的回想~~~~~~~~~~~
「ああ、とりあえず人目につかない所に頼む。転移していきなり不法侵入で捕縛とかいやだからな。」
「ふむ、それもそうか。ではそれで条件をしぼろうかの。」
~~~~~~~回想終わり~~~~~~~~~~~
って!うん言ったよ。言ったけどさ!こんな誰もいない未開の地に来るってなんだよ!もうちょっと近くにしてよ!もうこんなのテンプレじゃないよ!?どうしたんだよ俺の「普通の人生」技巧!今だろ!今発動しろよぉぉぉぉ!
「はぁ。ため息しか出ねー。」
という感じである。町のまの字も見えてこない。
まぁ魔の字は見えてきてるかもしれないが。
木の長さは大体同じだから上っても意味ないし。登り続けて変な技巧出るのやだし。食料には困らないけど、このぼっちの状況に困る。どうしてくれるんだか。
ここまでにいろんな獣狩ってるんだけど。ハネウサギの他には、
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エイプ
猿型の獣。知能が高く自分で薬を作るエイプもそんざいする。
武器を手に持って殴ったり、とがらせた石を投げて攻撃する。
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ボア
猪型の獣。とにかく突進することで攻撃する。生えた2本の巨大な牙は強力な武器である。とれる肉は上質で美味として知られる。
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ロック鳥
巨大な鳥型の獣。体の各部を堅い鱗が覆っており、爪は強靱である。上空から滑空して獲物を狩るが、夜にはめっぽう弱く暗闇での見通しが悪い。肉は美味な食材として知られる。
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という感じ。
ほとんどの獣は襲いかかってきたので倒した。
エイプは石投げてきたので、木の陰に隠れてから暗殺。ボアは突進してきたところをよけて木の上に上ってから暗殺。
ロック鳥は・・・・・すいません、あれはおいしそうだったから、ボアの牙で作った、前のより大きい短剣で、夜に暗殺しました。
こんな感じで転移してから一週間が立ったが、まだ何も見えてこない。
「はあ。マジで広すぎるんだよなこの森。」
ほんとに。マジで。頭おかしくなりそう。
「まあそうであろうな。夜の神の庇護下にある森だからな。」
「そうなの?はぁ、だから広いのか。神の加護があるとこんなに広くなるのか、森。獣も多いし。驚きだなぁ。」
じゃあしょうが無いか、女神の加護だもんね。
「ふむ、私としてはこんな森の奥深くに人間がいるのが驚きだが。ここはフェンリルの領土だからな。」
「まじかーフェンリル出るのか。存在は知ってるけどほんとにいるとわなー。会いたくないな。うん会ったらすぐにげよう。」
「まあ、後ろにいるのだけどな。」
「そうそう後ろに・・・・・・、え。」
振り返ると、そこにいたのは、自分の三倍はあるだろう大きさの狼だった。
え?
新キャラ登場かっ!?