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時とこね 時の詩

雨の後の夏の日に

作者: 時 とこね


空は青く 君は遥か

蝉が鳴いた 夕は間近


笛を吹いてる少年の腕は

か細くか弱く 響く縦笛リコーダー


今にも消えそうな消えもしない声が

胸に刺さり 溢れ続ける


彼の努力の甲斐もきっと

何事もなく蒸発していく


出来損ないの夢も

有触れた彼の音も


人の流れを光に見立て

無理に潜める人の成り


それがいつしか為人ひととなり

忘れもしない夏の日に


陰り始める空の夕立ち

自我も忘れて雨に濡れ


それもいつかはひとに成り

雷鳴の中を閃光と走る


君に会うことも無く

途方に暮れたこの道も

雨に濡れて乾いては

蜃気楼が浮かぶだろう


私は貴方に泣きついて

それも最後の仇と成り

私の胸を焼き付けて

灼熱の中に放り投げ

のたうち回る羽虫を眺める

そんな気分でいるのだろう


忘れたくても忘れない

貴方と歩いたこの月日

笑顔も涙も恋心も

私と貴方で見つけては


貴方はそれも露知らず

暗雲なんてすぐに行く

色の変わった空を望み

過ぎてく雲に手を振った


もっと遠く行ってこい

もう帰れはしないのだから


涙も夕に染まるだろう

雨の後の夏の日に




こんばんは。


悲嘆にくれる時 とこねと申します。

今日も一日お疲れ様です。

今日も一日頑張りましょう。 たまに本編より長い後書き書いてるときありますね。今度後書きをまとめてみようかな。


この作品をご評価して頂けると作者が喜びます。たとい二ポイントでも飛び跳ねます。


また、ご意見・ご感想もお待ちしております。


夕立にはご注意下さい。 ではでは。

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