プロローグ.3 説明
俺はふと、切り替わった画面に目を向けてみる。すると、画面には
=============================================
・身体
・種族
・ステータス
・スキル(ボーナススキル)
・装備
残り時間 〇〇:〇〇
=============================================
と、出ていた。パッと見た感じだと、大きな項目は五つでそれぞれの項目を一つ一つ選んで、細かく決めていく感じみたいだな。さて、どうするか…どんなのがあるか見てみようとしたが、項目がまだ選べないようだ。画面を見ながらそんなことを考えていると神様が話し始めていた。
「画面を見てもらったら理解してもらえると思うけど念のため説明していくね。ただ、君達の画面ではまだ項目の詳細は選べないようにしてあるから話の方に集中してね。前にも、画面を出すからそれを良く見ながら聞いてね。」
すると、神様がいる場所の上の方に大きなスクリーンの様な物が出てきて、そこに俺達のパソコンと同じ画面が出てきた。一つ違うとしたら、神様の方は大きな項目の詳細を選べるようだ。今も、身体の項目の詳細を開いて説明に移ろうとしている。
=============================================
・身長
・〇〇
・〇〇
・
・
・
残り時間 〇〇:〇〇
=============================================
ただ、肝心な選択肢は空白になっている。
「それじゃ、今から簡単に説明していくね。項目の詳細は、空白にしてあるからそこは実際に自分の目で確かめてね。まぁ、ファンタジーによくある選択肢もあるから想像はつくと思うけど。」
と、言って目線を僕達から外してスクリーンの方に移した。どうやら、説明に移るようだ。
「一つ目の身体は性別や身長、体重、顔のパーツなどを選べるよ。ただ、ポイントも消費するから気をつけてね。」
どうやらこの項目では自分の体を好きに選べるようだな。フツメンの俺は多少弄りたいけど能力以外で折角のポイントを使うのももったいなから俺は、無視しようかな。
「次の説明に移るけど質問は最期にまとめて受け付けるからそれまで我慢してね。二つ目は種族だね。人間の他にも、多種多様な種族もあるし階級もあるからここは慎重に選んだ方がいいよ。後、ここでは唯一ポイントが増えるものあるから考えてね。ただ、それそうのデメリットはあるから気をつけてね。その分、メリットもあるから一概には言えないけど。」
=============================================
・人間・・・・平民
・〇〇
・〇〇
・
・
・
・〇〇
・〇〇
・
・
・
残り時間 〇〇:〇〇
=============================================
なるほど。ここでは、転生した時の種族と状況を選べるみたいだな。ここはじっくり考えないと後々大変な目に合いそうだ。じゃないと、ポイント目当てで、変なの選んで牢屋スタートとかしゃれにならないし、楽したいから王様の子供とか選んで一日中、城の中に缶詰とか考えたくもないからな。うん。
「良し、じゃ次の項目に移るからね。三つ目は、一番大事なステータスだね。これは、体力や力の強さを数値に置き換えたもので、君達の転生後のステータスはボーナスポイント無しじゃ、精々農民に毛が生えた程度の能力だからね。上手く配分しないとボーナスポイントを捨てることになるし、伸びない能力もあるから気をつけて。そして、転生後はステータスはいじれなくなるし見れなくもなるからね。」
=============================================
・HP(体力):10
・MP(魔力):〇〇
・STR(力の強さ):10
・〇〇
・
・
・
残り時間 〇〇:〇〇
=============================================
ふむ…。ここの初期値はどうしたら良いんだろう。良くあるゲームでは初期値でどれだけ拘っても後々誤差になる場合があるからな。ただ、軽く考えるだけでいいのかな?どうせ、見れなくなるんだし。ただ、神様がその割には一番大事なって言ったんだよな。うーん…。そうこう考えていたら神様は次の説明に入ろうとしていた。
「そして、大事なスキルとボーナススキルの項目に入るよ。ここは、たくさんあるから詳細は見せないけど、スキルとボーナススキルは君達の冒険に決して不便になるものはないから自分の好きなように取ると良い。後、ここで取らなくてもその職業に就けばスキルは自然と出来るようになるし練習すれば出来るようになるものもあるから大丈夫だよ。魔法使いなら炎に適性があったら使ううちに上位の炎の魔法が使えるようになる感じかな。」
ここでは、スキルとボーナススキルを選べるみたいだな。実際にスキルを見てないからなんとも言えないけど、俺が思うに剣術というスキルを持ってなくても戦士などの職業に就けば自然と剣が扱えるようになるのだろう。神様の説明通りなら。
「そして、最期は装備だね。装備もスキルと同じで詳しくは見せないけどよくある有名な武器もあるから楽しみにしてね。それで、君達の転生後の装備は選んだ種族、階級にもよるから一概には言えないけど、選んだ種族と階級の一般的な服装で転生することになるからそこにボーナス装備を持って転生することになるね。」
装備か…。装備は向こうでどうとでもなりそうだから軽く見るだけにしようかな。それに、変に良い装備を持っても、盗まれたり壊れたりしたら折角のポイントが無駄になりそうだからな。
「さて説明はこんなものにして、質問のコーナーに移ろうかな。ただし、一人一回にしてね。流石にこっちも疑問全部に答えてあげるほど時間がないからね。」
さて、質問のコーナーか…。