表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

5頁 玩具―持ち物・兄編―

「おにいふぁん、なんふぁへーむもっへはい?」

 今日も妹の鈴歌が僕の部屋に入って来た。

 ノックなしなのはこの際不問としよう。

 チョコバーを口にくわえながら何言っているかわからない様子がかわいいから。

「いい加減勝手に入ってくるのやめてくれ」

「ほへん」

 ごめんと言ってるのだろうが、頬張ってる姿がかわいい。

 いや、じゃなくて。

「それでなんの用?」

「おにいふぁん、なんふぁへーむもっへはい?」

「いや、まず口に物をくわえながら喋るのやめてくれ」

「……んぐ。お兄ちゃん、なんかゲーム持ってない?」

「ゲーム?」

「携帯ゲーム機でもテレビゲーム機でも」

「えっと、カラーなら」

 確か押入の中に。

「カラー?」

「ゲームガールカラーだよ。知らない?昔流行ったんだよ」

「知らない」

「そっか」

「でもなんでガール?」

「大人の事情だよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ