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詩集

ごゆるりと。

作者:

「どうぞごゆるりと。」


そういって微笑んだ、羊の顔した奇妙な人


椅子に腰掛け 羊を見上げ


不思議な世界、ここはどこ?


思ったけれど口に出ず


きっと夢だと一人で納得


差し出されたまるいティーカップ


包むように手で持って


カップ傾け 紅茶を一口


不思議な味、なんの味?


問いたいけれど口に出ず


きっと夢の味だと一人で納得


羊の顔した人間は 時計を見やって口をひらいた


「そろそろお迎えがいらっしゃられます。」


そういって残念そうにわらった


ここはどこ?

これは何の味?


結局それは聞き出せず



朝目覚めると、紅茶を飲んだ


あいかわらず甘ったるい




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― 新着の感想 ―
[一言]  ただ羊顔の人に会って、不思議な味の紅茶を啜り、色々と尋ねたいけど言葉がでない。これだけのやり取り。でもその何だか不思議な、読みようによっては少し怖いような、ファンタジーな世界観、そして現実…
2012/11/04 14:19 退会済み
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