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反逆国の皇女

前作の続きです。不定期ですが、がんばって続けて生きたいなと思ってます。今月中には、目標として10話は投稿したいですね^^

不良B「てめー!!!なにしやがる!!!!」

優人「ただのかつあげなら、正直興味なかったが・・・ただ、てめーらみたいなクズをぶちのめしたくなっただけだ。」

 そういって、指を鳴らす。

不良D「この野郎!!!!」

サクラ「危ない!!!」

 サクラが叫んだのもそのはず。不良Dはナイフを取り出し、突進してきたのだ。しかし、そのナイフをあっさりとかわす、そのとき

不良B「しねやー!!!!」

 不良Bが鉄パイプで殴りかかってきた。そして、

不良B「そ・・・そんな馬鹿な・・・・」

 優人はそれを真剣白刃どりのごとく、それをうけとめた。その瞬間、優人の蹴りが不良Bのはらにはいった

不良B「・・・・・・・う・・・・」

 当然のように一瞬で黙らされる。

不良D「・・・・こいつ・・・つえー・・・」

 ナイフを持って、強気だった不良Dも弱腰になり、逃げようとするが、

優人「待て・・・・てめーには・・・・あのガキがてめーに受けた数倍の痛みを味あわせてやろう。」

不良D「あああ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぎゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


※あまりにもグロテスクなシーンなので割愛させていただきます。


 騒ぎが大きくなり、警官が駆け付けた。不良組4人組のうちの2人は救急車で搬送されていった。

不良どもはボロボロになりながらも、その場を後にする。優人も逃げようとする。去り際に、男の子に優人は

優人「小僧。強くなれよ。」

 男の子はコクリとうなずいた。そうすると、その男の子の頭をポンポンと軽くたたき、その場を去って行った。それにしても、すごい逃げ足だ。あっという間に見えなくなった。 慌てて、サクラも追いかける。


数キロ離れた公園のベンチで優人が腰かけていると、

「こらーそこの不良高校生!」

優人「はあ?」

振り返ると、そこにいたのは、

サクラ「へへへ。びっくりした?」

 そういって、手に持っていたジュースを一本手渡す。

優人「なんだよ、またあんたか・・・ま、喉かわいてたからよかったよ。財布家に忘れちまった。」

そういって、ジュースを受け取り飲み始めた。

サクラ「橘君はやっぱ、みんながいうような悪い人じゃなかったね。」

優人「あんたが何を聞いたり、何を見たのかは知んないけど、多分それはすべて事実だ。」

サクラ「事実かもしれないけど、真実ではないよね?」

優人「どういうことだ?」

サクラ「だって、何人も病院送りにした、でも、橘君は警察につかまってないということは、ああいう不良ややくざなんかを病院に送りにしてきたからでしょ。まあ、警察につかまってないのはその逃げ足のおかげだろうけどね。」

優人「さっきの見てたのか・・・じゃあ、老婆を半殺しにした話は?あれも事実だぞ。」

サクラ「その人、スリの常習犯でしょ?」

優人「・・・・・」

サクラ「足が悪い振りして、助けを求めて、助けてくれた人からお金をスル。大方、それを優人君に見破られて、橘君の逆鱗に触れたってとこかしら?」

優人「ああ、あの婆。俺から4万もスリやがった。まあ、もちろん逃げられる前に気付いたけどな。てか、なぜそこまでわかる?お前は何者だ?」

サクラ「・・・・・・・・実は・・・・私・・・地球人じゃないんだ。」

優人「は?今何って言った?」

サクラ「私はここの星の人間じゃないの。信じられないかもしれないけど。」

優人「まさか、どこかの星の王女様ですとかいうんじゃないんだろうな?」

サクラ「実はそうなの。」

その瞬間ジュースを吹き出しそうになり、なんとか耐える優人。しかし、自然とそれが嘘には聞こえなかった。

優人「だからか。登校前に俺が同じクラスだと分かったり、俺の記憶を読んだり、地球人にはなかなかできることじゃないな。」

サクラ「地球人にもテレパシーとか超能力とかあるけど、それと似たようなものかな。私たちの星では、これを魔法と呼んでるの。ちなみにこれは風の伝達魔法。私はすべての属性魔法を使えるけど、戦闘に向く魔法はほとんど使えないわ。」

優人「風、土、火、水みたいな感じか・・・・」

サクラ「あと、氷、雷、光、闇の魔法があるわ。特に、光と闇は強力な攻撃魔法を持ってるわ。」

優人「よく、ゲームとかでありがちな話だな。」

サクラ「でも、所詮魔法は戦いの道具。争いは絶えないわ。」

優人「お前の国でもそうなのか?」

サクラ「国単位で戦ってるわ。一番の大国がバルガ王国。私たちの住む星は、サイコティス星って星で、地球の半分にも満たない小さな星。その星の大半をしめてるの。

優人「で、お前がその王女ってか・・・」

サクラ「違うわよ。」

優人「え?」

サクラ「王女じゃなくて皇女。私は、そんなバルガ王国から独立して第二の勢力として君臨している、ガイア帝国の第一王女よ。ちなみに、お父さんは、自信を始皇帝と名乗ってるから、歴史はかなり浅いわね。」

優人「ぶ・・げほげほ・・・って争いを起してる張本人じゃねーか!!!!」

 飲んでいたジュースを噴出して優人は叫んだ。

サクラ「まあ、その前から争いはあったからね。今は数が国の数がまとまってきたほう。今は20もないくらいかな。自治を宣言してる町とかもいれたらもっと勢力はあるけど。」

優人「なんで、そんなに争いが多いんだ?」

サクラ「バルガ王国の王リチャードは残虐な暴君よ。無抵抗な集落を宣言なしで、攻め滅ぼしたわ。おまけに地方の自治は役人がやりたい放題で民が苦しめられてるの。そんな国によって自分の人生が左右されるなんて絶対に間違ってる。」

優人「王国によって苦しめられている民を救うべき、反逆ののろしをあげた・・・か。」

サクラ「うん。でも、やっぱり私たちがいけないのかな。」

 そんな風に悲しそうにつぶやくサクラを優人はただ見ていた。



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