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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

突然、異世界に迷い込んだアラフォーパパ。帰れないから冒険者やって、焼肉屋はじめました

作者:きりざく
最新エピソード掲載日:2026/03/21
四十四歳、休職中。体は言うことを聞かず、気力も底をついていた。
 それでも朝は来て、妻が飯を作り、子どもたちが笑う。
 鈴木陽平には、それだけがあった。

 ある朝、片付けの途中に開けたクローゼット。
 その奥の暗さが、いつもと違った。

 気づけば、そこは白い世界だった。

 慌てた様子の女神に告げられる。「今は、戻れない状態です」。
 言葉の端に、言い切れない何かが残っていた。
 長年の対人経験が、それを拾った。
 けれど今は、追及しても仕方がない。

 名前も身分も通じない異世界で、陽平は動き出した。
 頼れるのは段取りと対人経験、料理の腕、それから体の中に宿った解析の声。
 採取、討伐、換金、道具の調達。
 小さな一歩を積み重ねるうちに、陽平は気づいた。

 ──この体、軽い。
 ──息が、切れない。

 異世界の空気が、長らく動かなかった体を呼び覚ました。
 腹が満ちれば、人は前を向ける。肉を焼けば、もっといける。
 帰れないなら、ここで生きる。ならば、ここで店を持つ。

 冒険者として稼ぎ、魔物の肉を解体し、成り行きで焼肉屋をはじめた。
 アラフォーパパの、泥臭い再出発が、いま始まる。
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