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彼女の選んだ世界  作者: taka
第26章 終わりの兆し
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始動

 その頃、ヒカリは街を歩いていた。


 向かう先は病院。

 雪代かなでと、夜凪ほのかの見舞いだ。


 父を失ったほのかは、

 まだ立ち上がれずにいる。


 かなでもまた、

 戦いと契約の断絶で心身を消耗していた。


 「……大丈夫かな」


 胸元のネックレスが、微かに脈打つ。


 病室の窓から差し込む光は、穏やかだった。

 世界が壊れ始めているなど、

 ここではまだ感じられない。


 ヒカリは、ドアノブに手をかける。


 その瞬間――


 地面が、揺れた。


 遠くで、低く、重い音。

 冷たい風が廊下を抜けていく。


 ヒカリは、はっきりと理解した。


 ――もう、始まっている。


 誰も引き返せない場所で、

 最後の戦いが、動き出したのだと。

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