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彼女の選んだ世界  作者: taka
第20章 世界樹の胎動
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静止した世界

 その変化は、一瞬で全世界へと広がった。


 空の裂け目が閉じ、風が止む。

 海は鏡のように静まり、レイラインの光が、ひとつ、またひとつと消えていく。


 帝国・観測塔。


 「……結界が、閉じた?」


 ジェイドが目を見開く。


 「空間そのものが折り畳まれている……!

  接近は不可能です!」


 同時刻、妖精国・白の庭。


 女王は立ち上がり、抑えきれぬ怒りを声に滲ませた。


 「世界樹が……私たちを拒んだ?

  あり得ない! 世界を支えてきたのは我らよ!」


 だがその叫びも、広間の沈黙に吸い込まれる。


 世界が――息を潜めたのだ。


 もはや誰も、世界樹に触れることはできない。

 奪い合いは、強制的に終わりを告げた。

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