表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼女の選んだ世界  作者: taka
第8章 ――静寂を裂くもの
31/74

衝突 ― 光と影の戦場


空が裂けた。


幾筋もの光が降り注ぎ、魔法少女たちが一斉に降下する。

鮮やかな光の軌跡。

きらめく変身のエフェクト。


それは、まるで流星群のようだった。


「帝国兵、確認!」

「攻撃開始ッ!」


光弾、炎、氷、風。

多彩な魔法が一斉に放たれ、結界の内部を染め上げる。


地面が揺れ、空気が焼ける。

轟音と閃光が重なり、世界が白く歪んだ。


だが――


その中心で、帝国兵たちは盾を構えたまま、一歩も退かなかった。


「防御陣形、維持!

 絶対に突破させるな!」


グランの声が、結界内に響く。


魔法が次々と直撃する。

しかし、パープルクリスタルの結界と重ねられた盾が、それらを確実に受け止めていた。


(……攻撃してこない?

 どうして……?)


かなでの胸がざわつく。


彼らは反撃しない。

剣も銃も向けず、ただ――守っている。


それでも、妖精たちの声が上空から叩きつけられた。


「油断するな!

 奴らは策を弄している!」


その叫びに押されるように、

魔法少女たちはさらに攻撃を強めていく。


空は爆ぜ、地面が割れ、

光と炎が激しく交錯する。


それは、祈りでも救済でもない。

戦争という名の、眩い舞踏会だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ