「おはよう さよなら」 「獣道」
「おはよう さよなら」
おはよう さよなら
まいにちは そのくりかえし
なみがみちて かえっていくように
たいようがのぼっては しずんで つきとまじわらないように
おはよう さよなら きょうも くりかえしていく
「獣道」
形のない孤独な日々は消耗と同義で
虚構と空想に彩られるだけの空虚さが時の河に流れていく
山と積まれた日常が過ぎて
今感じているのはいったい何なのか
意味を探せば何もなく
訳を探せば夜に落ちていく
感じて考えて繰り返して日々が過ぎて死んでいく
そして自分が消えてそれでいいのだ




