22話
今日は本当に心が落ち着かない。
俺が、アタフタしていると梨花は素早くエプロンに着替えていた。
また今日もご飯を作ってくれるかと思い、テレビを見ていると梨花が不満そうに俺のことを見ていた。
ん?
俺が頭の上にはてなマークを出していると梨花は俺の前に来た。
「まだわからないの?これだけアピールしてるのに!」
とお玉を振り回しながら困った顔で言った。
俺はさっぱりわからなかった。
再びはてなマークを頭の上に出していると俺の前に来てお玉で頭をポカンと叩いてきた。
「もう!一緒にご飯作ろ!てことだよー!」
え?
そうなんですか!?
しかし、俺は料理が得意なわけではない。梨花の作る料理のほうが梨花の作る料理のほうが絶対美味しいのに、なぜ俺と作りたがるんだろ?
「どうして俺と作りたいの?」
俺は何も考えないでそう言った。
そう言うと梨花はムスッとした顔になった。
何か気に障ることを言ったか?と思いつつ疑問に思っていると、怒っているかのように
「そんなんだから振られるんですよ!」
俺は耳を疑った。
慰めてくれたはずの梨花がこんなこと言うなんて思っていなかったからだ。
しかし、何も言い返すことができなかった。
「ご、ごめん。何にも梨花の気持ち考えてなかったな」
そう謝ると
「よろしい!それじゃあ態度で示してね!」
とさっきのムスッとした顔から一転して、手にはもうエプロンを持っていた。
そして、そのエプロンを俺に差し出してきた。
多分、着ろってことかな?と思い着てみると梨花は俺のほうを見てニコッと笑ってくれていた。
久しぶりの投稿になります!
最近、課題とかテストですごく忙しかったので、全然投稿できなくてすいません。
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