20話
「その、俺がデビューするんですか?」
そう言うと梨花が重そうな口を開いた。
「私が主演の映画で彼氏役が病気でいなくなっちゃたから...」
「その代役になってほしいんだ」
は?
「そんな大役俺なんかじゃ...」
「大丈夫!!!大樹ならできるよ!」
梨花は、声を張り上げた。
続けて
「私が見込んだ男なんだからできるに決まってる!」
と自信満々に言った。
俺は少し照れながらも
「やります。俺に代役やらせてください!」
よく言い切ったと言わんばかりにその場にいた3人から拍手をうけた。
少しすると社長が話し始めた。
「君の親御さんには、もう承諾は得てるから。明日からでも学校を休んで撮影に取り掛かろう」
急に学校を休めと言われて少しとまっどたが梨花と少しでも長くいられるならいいと思い
「はい!」
と元気よく言った。
それからは、いろいろな手続きをしたり、スケジュールを言われたり、たくさん頭に詰め込まれてもう頭がパンクしそうだった。
それから3時間が経ち社長になんか高そうなお肉を奢ってもらい送ってもらうことになった。
多分、家に着くのは5時回っちゃいそうだな。せっかく今日のバラエティー番組、梨花が出るから見ようとしてたのに...もう終わりそうじゃん…
課題に追われるGW辛すぎる...
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