落ち込んだ君へ
1
「今日はどんな日だった?」って
聞かなくてもわかるよ。
何か嫌なことがあって、辛いことがあって
それでもなんとかやるべきことを終わらせて
ヘロヘロになりながら家に帰ってきたんだね。
さあ、言ってごらん
理不尽なことがあった?
怒られて悲しくなった?
違うよね。
世界は思ったより優しくて
君を理不尽に責める人は意外といないんだ。
本当は自分が一番わかってるだろう。
君は賢くて聡明だから。
君は自分の不甲斐なさに怒ってるんだね。
君は自分の情けなさに悲しんでるんだね。
誰も悪くなくて、自分が一番悪いことを
認めた君は偉いよ。
普通にできることじゃない。
過ちを認めた君は偉いよ。
自分をたたえてあげて。
2
「辛いときは逃げていいよ」って
そんな言葉が流れてきて
何か嫌なことがあって、辛いことがあって
すべてをとにかく投げ捨てたくて
涙を流しながらこの詩を書いている
一応聞こうか
「みんなが私を嫌っている」
「みんなが私を責め立てる」
違うよね。
世界は思ったより寂しくて
君のことをそんなに見てないんだ。
本当は自分が一番わかっているだろう。
君は優しくて柔らかいから。
君は自分の不甲斐なさを悲しんでるんだね。
君は自分の情けなさに怒ってるんだね。
逃げても現実は追ってくることを
知っている君は賢いよ
普通はできることじゃない。
今は目を背けても
向き合うときは来る。
苦しいけどね、痛いけどね
それでも己の弱さを知った君は
誰より優しく、誰よりも強く、誰よりも美しいよ