お値段次第 更なる進化は…多分無い
んーむ…んー…悪くはない…悪くはないんだけど…ちょっとドラグが出る感じが重いのと…ハンドルも変な抵抗があるのと…逆回転する事がない様にされてるけどちょっとカタカタしてるのと…たまに何か擦れる音がリール内部から出ているので…値段相応といえば値段相応かなぁ?
バリュープライスだからいくらになるかは知らないけど、25の前の年式が出たばかりの時がC5000でも5300円だったから…それより性能が上がってるのを加味して5800円くらい…かなぁ?今使ってる1000番なら5000円くらいになるだろうから…
「とりあえず25JCを軽く触っての感想だけど…今使ってる1000番、4000円ならかなりお買い得、5000円ならまあ妥当、それ以上はRシリーズを買う方がお得…かな?C5000なら5000円がお得で6000円なら性能的に妥当とも言えるお値段、それ以上はちょっと高いかなぁ?
うちにあるエントリーといえばRシリーズ、それとマーメイディアとワイバーンのエントリーモデル仕様でバリュープライスの物はないので、比較するのが値段的に一番近いRシリーズになりますが、1年か2年の短期間だけであれば25JCは値段次第で有り、長く使うならちょっと追加してRシリーズ…かな?
割りと本気を出して削れるところは削りつつ性能も引き出せるだけ引き出しているのは確かですので、1年くらいは連続使用してもほぼほぼフルポテンシャルを保てるでしょうし、1年くらいで買い替えなら買ってもいいと思います。
1年以上使う場合は手入れもしっかりしないとですし、どんどん摩耗していくのでやはり1年くらいが限界だと思います、ギアなどの部品がハイエンドに使われている素材ではないのと、鍛造法なども違うので強度がそれほど…ね?
ただ…使ってみるとわかるんですけど、リールの中で何か擦れたり引っかかっているような感じが手に伝わってきますので、結構ばらつきがあるリールだと思った方がいいかもしれません、普通に使っていくぶんには何の問題もないですし、これが原因で壊れるって事はないでしょうが…ハイエンドを触ってると違和感しかないですね」
「確かに、悪くもないし酷いって事もないが違和感は凄いな、クリムゾンとかアルマディン、GBXを触った後だと更に凄い、逆にワイバーンを触った後だと違和感はそれほどない、これはギアの癖かな?ワイバーンは巻いても中が擦れるような感触とかはないが」
「鍛造して厳しい検品があって組み立ててその後また検品をしてー…ってのと、鍛造ではなく鋳造でパーツを作って明らかな不良品以外はそのまま通過、組み立てたら即出荷で動けばいいってのもあるからねぇ。
一応そんな状態でもここまでの性能に仕上げたのは凄い事なんだけどね、技術を分散しまくってて、型落ちした物の製法をお金のかからない物に変えて落とし込みってやってるわけだから」
「まあ、そうだなぁ、これが4000円くらいなら上等も上等だよな、ちょっと硬い感じはするけど暴れても切れない程度には出ていくし、初めて触って扱い方を覚えるのにいいかもな」
「バリュープライスのエントリーという事でロッドも安い物、という事でRシリーズを使ってるけど、同じメーカーで合わせるならワールドに5000円くらいの入門用ルアーロッドがあるから、それを使うといいかな?
メーカーはどこでもいいっていう場合はRシリーズの方が3000円と安くて折れにくくて感度もいいかなぁ?本当にこれより安くていいロッドってないに等しいのよ、2万とか3万くらいのロッドならこっちの方が上、タイラバ用とかはないけどバスRの使いまわしで十分だし、ヒラマサのキャスティングはヒラマサRがあって、ショアシリーズも今年販売されて…」
「Rシリーズが色々と異常すぎるんだよな、一通り全部触ったけどあれ4万とかで売ってもいいくらいだろ、折れないだけじゃなくちゃんとパワーもあるし、あれがメーカー希望3000円とか頭おかしいんじゃねぇか?」
「そこはまあ社長と副社長の意向だからねぇ、お買い求めやすくしっかり使える、少々無茶をしても折れず釣りの楽しさを知るための道具って感じで。
だから折れたって報告があれば嬉々として折れた物を引き取るし、破断面から折れた時の力の加わり方から全部データとして纏めてどんどんアップグレードされていく、そうして何々シリーズからRシリーズへとリニューアルされて、名前は変わってないけど今も毎年新しくなってたりするのよ?
Rがつく前のシリーズでも使い倒してかつメーター半くらいのトーマンを掛けてようやくライギョシリーズのロッドが折れたくらいには頑丈だったんだけども」
「メーター半のジャイアントスネークヘッドか…使い倒してなかった場合でも折れそうな気はするが…」
「メーターオーバーならピーッコックを合わせて100本くらい上げてるから、強度自体はもうその時点で十分だったとも言えるね、Rシリーズは魚をかけて折れたっていう報告はほぼほぼなかったりするし。
でもまあ、赤字を出さずにーってなるとなかなか難しいから、それより上のクリムゾンとかアルマディンみたいな作り方は出来ないって感じかな?」
「マーメイディアとかワイバーンもそうだけど12層16層構造って頭おかしいだろ、普通そんな事したらクッソ重たくなるし太くなるし固くなりすぎて折れるぞ」
「普通じゃない素材をレッドウルフが作っちゃったから無茶が出来るようになったともいえるね、超低弾性から超高弾性のいいところだけを全部取り入れて悪いところは全部捨てて来たような物だし、それだけじゃなかったりもするけど…まあ、その素材の扱い方1つで今までは無理だといわれてた事が全部出来る様にね?
たとえばかかり釣りとかかぶせ釣りとかでおなじみのグラスソリッドティップ、あれも全部それ1つで出来ちゃうくらいには万能な素材、だからかかり釣りシリーズのロッドは穂先がグラスソリッドじゃなくてコンポジット。
というよりフルグラスとか変なコンポジットより安いのよね、フルグラスとか一般的なコンポジット、安物のカーボンよりさらに安く作れちゃう、これがRシリーズの安さの秘密でもあるね。
まあリールの話からは離れるのでロッドはここまで、25JCに関してはまあ言った通り、1年くらい使うならあり、それ以上となると摩耗や劣化で何かしら不具合が出てくるようになるので買い替えが必要、自分でオーバーホールが出来る人なら寿命は結構伸ばせるかな?」
「私はこれを1年使う気は起きねぇなぁ…使うなら大会で散々使い倒して手に馴染んだマーメイディア、それか今年買ったアルマディン」
「一応普段からRシリーズといった値段の割に完成度が非常に高いリールとハイエンドを使ってる人の一意見という事を念頭に置いといてください、そうではないエントリーやミドルを使ってる人だとかなり良い評価になると思います」
「評価と感想のために全部一通り使ってみるって事でC5000まで使ったけど、まあ、C3000でメーター近いシルバーとかピンクサーモンも問題なくいけてるし、C5000で100キロくらいのピラルクも昨日釣ったし、あまり繊細さを求めない、雑に使っていくなら十分すぎる性能ではあるな。
でもさすがに100キロくらいまで行くとそれほど走らないピラルクでも大分負担がかかったのか、ラインローラーの部分がちょいイカレ気味だな、アームの部分も曲がったし、やるなら10キロくらいの青物までにしとけって事だな、ヒラマサとなると15とか20キロでもかなり怪しいぞ」
「500番と1000番でこういう小さいトラウトを釣る分にはなんて事は無いんだけど、リールに負担がかかる魚に対しては…ってやつだね、メーカーが100キロのピラルクとかそんなの想定してないって言ってきそうだけど…」
「プロアングラーは道具破壊も仕事のうち、ここまでなら大丈夫でここから先は怪しい、ここまで行くとぶっ壊れるって示すのも大事ってな、というわけで、4000番から5000番はドラグが15キロあるけどテンションは7キロまでにしとけ、ドラグが出る時に少々硬い感じがあるから10キロかけてると糸が出始めるまでに11から12キロくらいの力がかかる事になるぞ、7キロでも大体7.5とか8キロくらいの力が掛かってようやく出始める感じ、スプールがまわり始めたら7キロでずーっとテンションをかけてくれるが…」
「一瞬でもラインの限界を超えちゃうのはちょっと危ない感じよね、でも破壊されるような魚とか、出だしが大事な細いラインを使ってない限りは何の問題もないから、買おうかなー?って思ってる人は特に気にしなくて大丈夫だと思います。
今やってるエリアトラウトを想定した2lb4lbラインでの釣りもドラグを少々気持ち緩めにしておけば大丈夫かな?最初に出ていくまでがちょっと硬いだけで、出続けてスプールが回っている間はミドルとかその辺りと全く変わらないね」
「とりあえず使うのはここまでにするぞー、昨日今日使って感想を出したからもう充分だろ」
「だねぇ、それじゃ今使ってる道具は片づけてちょっと2号湖の方に行きたいと思います」
「やっぱたまには地元の魚を釣らんとねー、釣行でいろいろ釣ってたけどパイクとかアミアカルヴァとかそういうパワーのあるやつが居なかったからなぁ、ライギョのメッカといわれる九島まで行ってライギョは釣ったがあれじゃまだまだ…」
「あそこはライギョを定期的に駆除してるから数はいても大きいのがいないんだよね、たまに用水路とかその辺の川に逃げ込んだのが70から80行くか行かないかくらいでメーターはほぼ居ないに等しい、駆除だなんだとやる前はいたらしいけどね、それじゃパイク用の道具を用意してきまーす」
「トレバリーの方が好きだけどやっぱたまにはパイクも釣らないとな」
「というわけでやって参りました、2号湖のパイクがいるエリア、チェーンにマスキーにといろいろいるのでパイクを釣るだけでも飽きませんが…はい、ここにはやつらがいます、興味本位でコイ目コイ科のヘラブナと金魚のコメットを放流したらどうなるかという実験で解き放たれた魚が…
以前計測した時はヘラが150、コメットが尾びれの先まで測って180まで育っていましたが…今はどこまで育っているんでしょうねぇ…?
ヘラは長くスマートな形に進化というか変化をしてちょっと丸く、コメットもちょっとマルクはなったけどそれは巨大化した事によるものでバランスはほぼ変わらず、色も赤金で綺麗なままでしたが、今はどうなっているのかはわかりません。
なのでジュリアさんがパイクを釣ってる裏でヘラとコメットを狙いたいと思います、基本的は道具はパイクと変わらず…というより流用ですね、PEの4号に歯で切られない様にとリーダーは太めということで60号。
ヘラとコメットは切れるような歯は持ってないのでここまで太くなくてもいいんですが、使いまわしなのでそのままです、ただ60号は相応に大きい針じゃないとまともに結べないので重り代わりの大きいサルカン、これをまず結んでつけまして、その下に20号と返しを潰したヘラスレやコイスレ代わりのネムリ針ではないタフネスクエ30号、仕掛けはこんな物ですね。
続いて餌、皆大好きかどうかはわからないけどいつもの芋グルテン、これにサナギ粉を合わせて練り練りして気持ち硬めにして団子を5つくらい作ります、まずはこれを適当にポイポイポイっと投げで寄せます、残ってる餌は水分を足して柔らかくしまして、後は針を隠す様に包み込んで団子を投げたところに投げ込んで待つだけです。
ヘラと金魚狙いですが…まあ釣り方はほぼコイですね、掛かるまではロッドを固定して置き竿にしてパイクを釣りたいと思います」
「釣れるんかねぇ?」
「この辺りにいるのは確かだし、パイクとかに食われるほど小さくはないから居たら釣れるはず」
「なるほどねぇ、っと、まず1匹目ー、やっぱトップだといい出方するなぁ…それにこのパワー、ガーもいいけどパイクもいいよな、アミアかもしれんけど」
「出方自体はアミアもパイクも同じだもんね、一瞬だけ水面に飛び出して獲物を食べる」
「近くまで寄せてきて見えるまでのお楽しみってやつだな、とりあえず今日のところはパイクを釣って、明日はタカムラの店か」
「そだね、ロケの時に釣ったマグロの熟成も終わる頃だし、店長さんと一緒に引き取りにいかないとね」
「地味に面倒だよなぁ、市場の倉庫を借りないといけないってのは」
「大きい魚だからどうしてもねー」
「よし、近くまで寄ってきたところでご尊顔…アミアか、でもでけぇな、軽くメーターはいってるな」
「手伝いは必要?」
「なくても行けるけど一応頼むわ」
「はいはい」
巨大化したヘラとコメット
直近の計測ではヘラ150コメット180、その前に計測した時からそれほど変わってないのでこれ以上大きくしたい場合は環境をいじる必要あり
ヘラはより細くスマート、でもコイのように長細くはない、コメットは全体のバランスも変わらず遠くから見れば普通のコメット、でも野生化してるのでヒレはボロボロだったりする




