たまーに居る人 見てる分には面白い
「今日も今日とてGBXの宣伝でーす、一昨日のマハゼ釣りはそれに適していたから使ったというだけで違いますけどね」
「トラウト用なのにトラウトで使う方が珍しいってどういう事だ!誠に遺憾である!」
「と、店長さんが大層ご立腹なので今日はトラウトでーす、一応お兄さんがトラウトで使ってるので初めてって事はないんですけどね、今月頭から正式に各店舗での取り扱いが始まったのでプロモを兼ねてではないですが、まあトラウトを釣ろうかなーって感じで」
「PVの方はネイチャーとエリア2つで撮影したのがネレイド公式にあるから見てねー?」
「本当にいつの間にやらって話ですよ、ロッドとリールの開発含めPVの撮影もいつからやってたのかと」
「ロッドとリールの開発自体はネレイドが出来た時からかな?チームを組んでどうのこうのじゃなく、ワンマンでコレコレコレってオーダーを出して部品やらなんやらを作らせて、後は私自身でリールを組み立てたりロッドのガイドの大きさと個数と位置を決めたりの内職、そしてテストをちょこちょこーっとやって決定したのをこれでよろしく、って感じ。
一応これでも昔はGBの開発とテストをやっていたし、今も中古のリールやらロッドやらをばらして直してってやってるからね、エントリーとして安く仕上げる分にはちょっと厳しいけど、ハイエンドとして作る分には何の苦労もせずとんとん拍子にねー。
特にブランクスの進化が凄まじいというのもあるし、昔は強度の都合で断念したものがいとも簡単にできちゃったっていうね、昔のブランクスでこれを作ったら間違いなく折れるよ、グラスロッドなら出来なくはないだろうけど、ここまでピンピンに張ってて感度がいいってのは無理だね」
「そうですねぇ、このブランクスだからこそ出来るってやつですよね、どういう構造をしているか気になる人はネレイドのGBXのページを見てみてください、頭おかしいんじゃねぇの?っていうブランクスなのが分かりますよ」
「でもそのおかげで一番長くて太い210ULでも35グラムくらいしかないし、リールも軽量素材で作ったから3000番で50グラムしかないよー?これなら女の子でも扱いやすいね。
軽すぎて使いにくいって場合は拡張って事もないけど、GBX用のウェイトを150円で販売してるからそれを取り付けてねー?分解する必要があるけど」
「そもそもモジュールギアからスプールからハンドルから全て金属なのに50グラムしかないって時点で頭おかしいですよね、これ絶対レッドウルフが噛んでるでしょ」
「もちのロンよ、金属なのに軽い、軽いのに硬いし傷が付かないしで頑丈、ブランクスの時点でそうだけどレッドウルフとネレイドの合作だね。
で、リールとロッドだけで終わらないのがGBX、悩んだらこれを買っておけば問題はないGBXスピナーとGBXスプーン!こちらの2つはほどほどにお安く500円になりまーす、というよりあれです、うちの工場でちょこちょこ作ってはお店の方に並べて売ってたやつです、無名の個人ブランドで売ってたしたけど丁度良い機会って事でGBXブランドにしました、でも値段はそのままです」
「私が設計したスプーンとスピナーも入ってるからこれは私と店長さんの合作だね」
「お兄さんと妹ちゃんは同じトラウトの趣味仲間ーって感じで自作スプーンとかスピナーを持ち込んでだからねぇ、それをうちで商品化、工場で量産して売っていたというわけだよ。
でもそのままだとコスト的にってのもあったからここをこうのこれをこうしてと話し合いつつ手直しをしてコストダウン、そして出来上がったのがこちらのスプーンとスピナー、愛用してる人もボチボチいるんじゃないかな?」
「店に並ぶたびに売り切れてましたし、正式なブランドになってネレイドの工場で生産されるようになったので生産待ちで入手出来ないってのは減るんじゃないですかね?」
「一応うちのお店を優先して卸してねーって言ってあるし、通販から消えるわけじゃないから安心してね?それとトラウト用のクランクやミノーはGBXからは出ません、スプーンとスピナーだけです、トラウト用のクランクやミノーは出ません、トラウト用が欲しい!って人はGBミノーやGBクランクの小さいやつを買って針を交換してください、エリアトラウトなら一番小さいやつを買えば使えますので」
「具体的にはこれ、シャロークランク、フローティングミノー、リップレスミノー、ポッパーの4種でSって付いてるやつね、針をエリアトラウト用の物に変えれば管理釣り場でも使えます」
「一応GBXというブランドになった事により今までは針がついてない状態での販売だったけど、これからは針がついてくるのでちょっとお得、管理釣り場を想定してるからスプーンもスピナーもバーブレスのシングルフックがついてくるよー?
ただ…うちで推奨してるトラウトキラーほどいい針ではないけどね…あれつけたら値段上がっちゃうし…でもまあ使えないって事はないので折れるか伸びるまでそのまま使っても大丈夫です、でも出来れば釣り場に合わせた針に交換して使うとバラシが減っていいかな?
針のサイズが小さいと伸びたり折れたり、大きすぎると掛からなかったりがあるので場所によって針のサイズを適切なものに交換しましょう、最近のパッケージにはこれは大体この程度の大きさを想定してますよってのが書いてたりします、デイライトとトリトンくらいですけどね」
「でも初めての人にはわかりやすくなったよね、すべてというわけではないけど、これのこの号数は大体これの何センチを想定とか書いてるし、どれを買えばいいのかわからないって人があまり悩まなくてよくなったね」
「バスみたいに大きいのならあまり気にしなくていいんだけどねー、アジとかキスを釣りに行こうかって時に針のサイズを間違えると居るのに釣れないってなるからねー、まあお店の人に聞けばいいんだけど、やった事がない何も知らないバイトも居るからね、それで適当に進められたのを買って何も釣れないまま終わったーってのも割りとあるし」
「サビキとか号数を間違えると悲惨ですもんね、下に間違える分には何の問題もないんですけど、上に間違えると数を釣りたい豆アジの口の中に針が入らないですし」
「まあ針の話は置いておこう、こちらのスプーンとスピナーは今後ネレイドから発売でスプーンが5種スピナーが4種、カラーはそれぞれ20とか30とかあって重さ違い大きさ違いあるから、コンプリートしようとするとかなりの値段になるという事をお忘れなく。
それと重さは3グラムから12グラムまで、軽いほど安く重いほどちょっと値段が上がります、12グラムでも650円くらいだけどね。
それじゃこれらを使ってトラウトを釣っていきたいと思いまーす、マハゼとかカマスとかアジ用じゃないという事を教えてやるわ!」
「でも現状アジング用としても最高峰だよねこれ」
「どうです?細く柔らかく繊細なのに粘り強く70オーバーをも寄せてくる事が出来る強さ、どれだけ暴れてもスムーズに出てくれるドラグにより歯で擦れない限り早々ラインブレイクはしない、ロッドをULにすればメーターオーバーのイトウでもキングでも相手に出来てしまうこの強さ、いいでしょー?
でもトラウト用なので青物に使うとかは止めてね?折れないだけでパワーには限界があるんだよ?」
「仕様外で動作させようとするのはどこにでもある事だね」
「一昨日は粘りに粘ってアジを追い食いしてきたヒラマサを上げましたしね、80センチくらいでしたけど」
「追い食いして化けるのは仕方ないけど無茶な使い方は止めてほしいかなーって…それでクレームを入れられてもどうしようもない、トラウト用のXULを使ってブリとかヒラマサが釣れないって言われても困るのよ…高いからって対象外の物で使われるとどうにもならんのよ…3000万とかするスーパーカーでコンテナを運搬しようとするようなものなのよ…
へち釣りとかかかり釣り、アジングやマイクロジグを使うスーパーライトジギングとかならいいんだけど、間違ってもジギングとか泳がせとかで青物を狙わないでね?折れる事はまずないと思うけどそれでパワーが足りないとか言われてもこっちは何もできないよ?折れないのも大事な要素ではあるけど折れないから釣れるってわけじゃないからね?」
「まあ、使いまわすにしても対象は選びましょうってやつですね、一応私達は常識の範囲内で使い回しをしてはいましたよ?マハゼとかアジとかカマスとかへち釣りとか、あの辺りであれば今釣ってるトラウトほどではないですからね」
「滅多に居ない、滅多に居ないんだけど本当に居るのよ…高い道具を買ったのにまともに使えないんですけどっていうのが…
そういう人達は初めてなのに大体お店で買わず調べもせずお金だけは持ってて高い道具ならいいだろーって、とりあえず高い物を買って揃えるから、バスを釣りたいのにショアジギのハイエンドだったり、リールはベイトでロッドはスピニング用だったり…まあ…やってる人からしたら信じられないけどいるのよ…
だから初めての人はお店に相談、もしくは釣り人が集まるコミュニティを覗いたりそこで聞いたりしてね?この動画を見てる人ならやった事がなくても大体わかると思うし、変なクレームを飛ばしてくる人はそもそも見たり調べたりってのをまずしないんだけどもね」
「昔よく調べず偽物を買ってマキシマとかワールドとかレッドウルフにクレームを入れてきたのを思い出しますねぇ、あれはまあ結構寄せてきていてパッと見はわからないので買った人だけが悪いわけじゃないですけど」
「動画を見ている人は周りの人が釣りを始めようかなー…って言ってたら通販は最終手段で出来るだけ店に行って帰っていうんだぞー?後いきなり高い物を買おうとしてたら止めろ、今は1万も用意すればトラウトからショアジギまで好きなのが買えるし、高い物を1つより安いのを数揃えさせていろんな釣りに対応できる様にさせるのがいいぞー?」
「ハイエンドも確かにいいんですけど、それじゃなきゃ釣れないってのはないですしね、ハイエンドは極めたくなってから」
「昔ならハイエンドのお値段も3万くらいだったし、変に安いのを買うと壊れるわ折れるわだったからハイエンドを進めたけど今は違うからね、高くなった分性能が上がってるのは確かだけど、今の入門用はちゃんと入門用しててしっかり使える、なんならもうそれだけでいいっていう人が居るくらいには使える」
「穴釣りロングの流行から始まったRシリーズのリメイクは凄まじいですからね、構造は違えどブランクスの素材は基本ハイエンドと同じですし、強度や粘り強さが上がる前の旧ライギョシリーズでもメーターのトーマンをぶっこ抜き出来るくらいには強かったですからね。
ただ感度はそれなり止まりです、マーメイディアなんかと比べてですけど」
「そしてトラウトにおいてはそのマーメイディア等を超えるのがこのGBX、5ピースのパックロッドでもメーターのキングやイトウが釣れる、当然シルバーもピンクも大丈夫、トラウト以外にノーザンパイクも釣ろうという場合はULがお勧めかな?
一応XXULでもメーターがいけるっちゃいけるけど、XXULは大きくても40くらい、XULで60、ULで最大80のトラウトを想定って考えてね?」
「まあ、その想定を軽く超えたのを釣りまくってるんですけどね」
「あくまでも想定で限界とは言っていない、これ大事、でも出来るならちゃんとトラウトで使ってね?」
「んー…お断り申す!こんな使い勝手のいい物をトラウトだけでしか使わないとか勿体無いにもほどがありますね、なのでオイカワやウグイをルアーで釣るときに使わせて貰いますとも」
「それならまあ…ありかな?どう使うかは買った人次第だけど、無茶なものを釣ろうとして釣れなかったからってクレームを入れるのはほんと止めてね?」
「そして一通り釣ったところでお料理コーナー、とは言っても難しい物は作りません、作るのは国外のストリートフードです」
「ストリートフードだからって嫌厭する人がいるけど、正直店の中で作るか外で作るかの違いしかなかったりもするからね?地域によってはまあ見るからにあれで衛生がどうのっていう人がいるけど」
「よくある事といえばよくある事だよね、出向やらなんやらで頻繁に行ってる人はそういうものだと気にならなくなるけど、旅行気分で行くと気にしすぎて受け付けないっていう、ちなみに私と花井ちゃんは大丈夫、もう慣れてる」
「私も大丈夫ですよー?中学の頃に仕事で頻繁に国外へ飛んでましたし、その時に色んな屋台料理を食べてましたからね、特に果物を使ったミルクシェイクなんか凄いですよ?」
「まあここではそういう凄い事にはならないので気にせずに、まず用意するのは程よい大きさのトラウト、まあ50センチくらいのやつですね、こいつの鱗を余さず綺麗に落として内臓を抜く、内臓を抜いたらひれと尾びれを切り落として骨まで切れ込みを入れて塩と香辛料たっぷりの衣にばふっと。
本当ならこのまましばらく置いておいた方がいいんだけど、表面についてるだけでも美味しいのでしっかりまとわせたらこのまま油の中へ、後は骨までしっかり揚がるのを待って、揚がったら次はこちら、網の上に載せてチリソースをたっぷり塗る、そしてこれをさらに軽く焼いたら出来上がり」
「どこがストリートフードだよ…って思うかもしれないけど実際にあるものなんだよー?後チリソースを塗ってるけど見た目ほど辛くはない」
「実際現地に行って屋台巡りをすると面白いですよー?混ぜご飯を売る屋台もあるんですけど、動きが忙しない割りには微妙に遅いっていう、パフォーマンスを兼ねてたりもするので仕方ないんですけど、そして当然のごとく一皿一皿の量は割と適当です、図って売るなんて事はしません、そういうのを気にしない国柄というのもありますけどね。
それじゃ出来立ての揚げトラウトでお昼ご飯にしたいと思いまーす、続きはお昼休憩後にー」
「んー…この味はビールが欲しくなっていかんね」
「出しませんからね?」
凄い事
気にならない人は気にならない、でも気にする人の国の人が行くと発狂しかねないくらい凄い事になる
外で作るという都合上どうしてもハエがたかる、果物となればさらにたかるので…場合によっては結構凄い事になる




