皆真面目に遊んでいた プロが選ぶ
黒歴史公開の翌日、ニールは無事復活した。
方向性がぶれていただけで、その後折り合いは付けていたのでダメージは最小限で済んだ。
だが…ディアナ、ミネルヴァ、ウルカンの3人はもう…
「あー、あー」
「はっしーん、ぶーんぶーん」
「ままー、ごほんよんでー?」
「かえしてー、わたしのさんりんしゃかえしてー」
ウルカンは積み木を積んでは崩しを繰り返し、ディアナは三輪車を強奪し、ミネルヴァは本を、三輪車を取られたメイドはディアナを追いかけ…
これ以上被害が広がらないといいなぁ…これ以上増えると手が付けられなくなる…
退行しているだけで力等はそのまま、ウルカンが積んでる積木は城塞みたいになってるし、ディアナは三輪車で庭を爆走、ドリフトまでしている。
ミネルヴァの持ってきた本の題名は【兎虎2年度版プロが選ぶ刀剣100選】読み聞かせるような内容じゃない…
「本年度の刀剣は護身用に使える安価かつ隠しやすい、暗器を模した物が流行した。
中でも出来が良かったのはなんと言っても、ハリセン界隈で一躍有名になったアレキサンダー氏が手掛けた仕込みハリセンだろう。
杖や箒に穴を空ければ簡単に仕込めるほど細く、また材質の弱さをカバーするために従来の紙ではなく竹素材を使用している。
柔軟性と耐久に優れた竹ハリセンはハリセン界の名匠達から邪道だ、あれはハリセンではない。
と言われてはいるが、叩いた時に快音が鳴り響けばハリセンじゃね?の一言で一蹴された。
アレキサンダー氏が作る新素材ハリセン、お買い求めはアレキサンダー本舗まで!」
竹素材か…しかも仕込めるほど細いとなると叩いた時が痛そうだなこれ…
「つぎよんでーつぎー」
「はいはい。
私がお勧めするのは突如現れたニュースタイルのハリセンの生みの親、スカサハが作り出した一本、ゲイ・ハリセン。
突くことに特化しており、一見危ないように思えるがどれだけの勢いで突こうが傷一つつかない。
また音にも拘っており、空に響く快音は聞いてみる価値あり、歴戦の僧兵や槍兵も自費で購入するほどの仕上がりとなっている。
傷一つつかないとは言えそれは遊びの時だけのお話、猛獣退治の時にこそ真価が発揮されるであろう。
このハリセンは狙った獲物を逃さない、一度手から解き放たれ場相手に命中するまで追いかけていくだろう。
そして穿たれた獲物は空に響く快音と共に、どんな小さな脳であろうが揺さぶられ昏倒間違いなし。
なお、このゲイ・ハリセンを使った投げハリセンなる競技も産み出されている」
刀剣ではなく槍な気もするが…
「かえちてー!わたしのさんりんしゃかえちてー!」
「これはもともとわたしのなのー!」
木陰から庭を見ると三輪車の奪還に成功したメイドが三輪車を運転していた。
育児をしている裏で行われていたのはゲーム大会。
もはやお笑い要素もなく当初の目的は何所へ行ったのか。
賞品などがあるわけでもないのに真剣にやっていたらしい。
仕事の合間合間で行われるので長期戦、農場組などは管理を怠ると後で酷いことになるので早々に自滅して退場したそうな。
ゲームも多岐にわたり、リバーシ、チェス、将棋、すごろくのシンプルな物に始まり。
超次元麻雀、リアルマインスイーパー、リアルブロック崩し、だるま滅ぼせなど危険な物まで。
一部みてみたい物もあった、誰か撮影して録画してないかなぁ…
「ままー、つぎ、つぎー」
「はいはい」
「本年度中ごろ突如現れた新星、ムラヤマ・マサシさんの渾身の一本。
愚直なまでにハリセンの性能を高め、シンプルな見た目の美しさもさることながら、今まで我々が見てきた紙とはなんだったのか、そう思わせるほどの出来栄えだ。
従来の厚紙や古紙の再利用ではなく、和紙と呼ばれる特別な製法を得て作られる紙がつかわれている。
繊維が幾重にも折り重なり頑丈、季節の落ち葉などを入れて風情を出すことも出来るらしい。
そんな和紙を贅沢にもハリセン専用に分厚く、そして軽く頑丈に新しく開発し、産み出されたのがこのハリセン、バサシ一号。
その特別に開発された和紙がヒットポイントには最大で53枚も重ねられている、谷の部分も枚数を変え厚さを変えており響き渡る音も爽快。
極東の地から送られてきた刺客、果たして名匠たちはこの新星にどう立ち向かうのか」
和紙か、興味あるなぁ…どこかでサンプルを購入して来てうちでも作ってみようかな?
「うーん、つぎー」
「極東からの刺客2人目、ムネオカ・マサ氏による一本。
ムラヤマ氏とは異なり、従来の紙の上から和紙を張り付け、デザイン性や耐久性などを確保。
使われた和紙は薄く透き通っており、間に挟まれた花や落ち葉が美しい。
使うのがためらわれるほどだが、前述の通り耐久性は確保されている、100回叩いても折れ曲がる事はないだろう。
そんなムネオカ氏が送り出すハリセン、マサシ一号。
極東から送り込まれた2人の刺客に職人は何を思うのか」
極東でもハリセンが流行しそうな感じだなぁ…
「ぎぃやぁぁぁぁぁっ!!!」
読み聞かせをしていると遠くから声が響いてきた…
「隣でブロック崩しするなと何度言えば!」
「ごめーん!」
マインスイーパーの隣でブロック崩しをやったらしい…
一ヵ所が爆発すると連鎖で全て爆発するので、安全が確保されたエリア以外は歩けない。
上級マインスイーパーは1マス1メーター四方の最小50*50の250面、埋設される地雷は最大面数/10。
埋設とはいっても100*100の1枚の板を埋め、それを1メーター四方で区切り、爆発したら板がまたランダムに爆発ヶ所を設定すると言った感じ。
ただリアルと名が付くだけあって、爆発して再設定された後は毎回草や木の生え方が変わる。
区切りも見えないのでちゃんと自分で安全地帯に目印を付けないといけない。
爆発したら派手に打ち上げられこそはするものの、クッションが展開されるので無傷で済む、ちょっとした絶叫体験ができるくらい。
「安全地帯残り2個で終わりが見えてたのに…」
「だからごめんってば」
「秘蔵のお摘み貰うから…」
「はいはい、2個でも3個でもあげるからへそ曲げないの。
それよりブロック崩しやる?」
「ブロック崩し苦手なんだよねぇ…」
「弾道とブロックの落ちてくる場所の予測が大事だよ」
「直感でやる私には無理だー」
「直感だけで上級マインスイーパークリア手前まで行ける方が凄いよ…」
「危ない所って何かこう、ピリピリっとこない?」
「その感覚は分かんないなぁ…」
ブロック崩し組とマインスイーパー組は楽しそうに遊んでいた。
「本年度で最も注目を集めた物、それは間違いなく名匠たちが合作で作ったクイーンデストロイヤーであろう。
トチ狂ってハリセン禁止令を出した女王に対し作られた幻の一本、暴虐の限りを尽くした女王はこのハリセンで打たれ、改心して禁止令と撤回したと言われている。
しかし、作られた記録は残っているが、購入者までは記録に残っていない。
大空に響く女王、その少し前に購入した勇者が居ることまでは掴めた、だがそれ以上は情報が出てこなかった。
現在展示されているクイーンデストロイヤーは名匠たちが監修した見た目だけのレプリカとなっている。
オリジナルは今も確かに存在しているらしいが…いつかオリジナルを目にしてみたい物だ。
そして暗黒の時代を終わらせた勇者と話をしてみたいとも思う」
終わりを付けたのは女王の悲鳴で間違いないが、撤回したのはデストロイヤーが作られる前だったような…
叩いたことにより改心させて終わらせた、とした方が綺麗に収まるからかな?
それと購入者は元王女、現在の所有者は現女王のお嫁さん。
暴走しかける度に叩いているらしい…
「注目こそはクイーンデストロイヤーに持って行かれたが、隠れた名器は存在する。
神匠ヘパイストス、名前しか伝わっておらず、スカサハと同じく性別も姿も不明。
産み出される作品は他の追随を許さず、どの名匠達も神匠に追いつこうと努力している。
神匠が産み出した本年度の最高傑作の銘は何と畏れ多くもゴッドスレイヤー、神を殺す者と名付けられた。
いくらハリセンとは言え神殺しとは大それたことを、名前負けではないのか?と疑問に思う事である。
実際に取材に行った筆者も最初はそう思っていた。
ゴッドスレイヤーを取り扱っている店舗に行くと、ゴッドスレイヤーは売れておらず、展示されていた。
値段が高いから売れなかっただけ?そうではない、誰も買わない…否、買えなかったのだ。
実際に目にして分かった、このハリセンは確かに神をも殺しえる凄味が有る!
このハリセンを手にしようにも手が震えて力が入らない、いかな者であろうとも、このハリセンを手にする事は叶わず。
このハリセンには相応しくないと、自ら震え、怯えるのだ…
良く訪れるという人がケースに納め展示したそうだが、その人は震えることも無く平然としていたらしい。
もしかしたらその人こそがゴッドスレイヤーを扱える唯一の人なのかもしれない。
ゴッドスレイヤーを手に出来ればお代は要らないと店主は言っていた。
可能性は限りなく低いが、もしも王都に立ち寄る事が有るならば試してみるといいだろう」
ウルカンが悪ふざけで作ったハリセンがねぇ…
何度も何度もルシフで試してたから実際にやれなくはない。
なり立てとかよそ様の神なら多分一回叩けば死ぬんじゃないかなぁ…
次のページを捲ろうとしたら突如地面が揺れ始めた。
揺れこそは直ぐに収まった物の被害状況の確認。
ウルカンは積み木の城壁が崩れて呆然としている。
ディアナはメイドと一緒に我関せずと三輪車の所有権争い。
ミネルヴァは読み聞かせでお昼寝中。
いつの間にか来ていた狼三姉妹とルビー三姉妹もお昼寝中。
よし、被害なし!
「こらーーーー!!」
「ごめんなさぁぁっぁあい!」
屋敷から叫び声が聞こえてきた、何やらメイドがやらかしたようだ…
「もっと慎重にツモれ!
下手したら屋敷が吹っ飛ぶぞ!」
「めんちゃいっ!」
「ったくもう」
「しかしこのスリルがたまりませんね」
三姉妹の面倒を見ていたテレサ達に場を任せ、何が有ったかを見に来たら超次元麻雀をしていたようだ。
ツモる時に接続する次元を間違えて矛盾が発生しかけたらしい。
矛盾を発生させかけたメイドはまだノーテン、多分ノーテンなのにツモったら上がれるという結果が有る次元に接続しかけたなこれ。
こちらではツモってきてもノーテンのまま、なのに時空の先に有る牌をツモってくると上がれてしまう。
上がれないのに上がってしまう、上がれるのに上がれない、その次元が衝突し、矛盾が発生しかけ、次元間で振動が発生したっぽい。
「さ、続きをやりましょう」
「むむむ…」
「悩みますね…」
「…これ…かな?」
淡々と進んでいるように見えるが、実に高度な技術の応酬が繰り広げられている。
相手が引いてくるであろう次元に干渉し牌をすり替える、それに負けじと掻い潜り本来の牌を引いてくる。
少しでも間違えれば…
「カン!」
「あっ…」
「あっ…」
「あっ…」
カン…本来は同牌を4つ集めて成立する、だがひとたび間違えれば…
「あぁぁぁぁぁぁぁ…」
「やってしまいましたね」
「やっちゃったね」
「どんまい!」
超次元カン、カンと鳴き確かにカンを成立させたはず、だが…
鳴いたメイドの牌は鳴いたはずの白が手元に2枚残り、1枚が消失、残り2枚も東や北で埋まっている。
出てきた東や北もどこかから引っ張られてくる、今回の被害者は…
「あっ…おわった…」
対面からぶんどってきたようだ、対面の手牌が11枚しかない、この状態でもゲームの進行は続く、まさに超次元。
鳴いたメイドと被害者メイドはもう事故が発生しないように慎重にツモり、被害を受けなかった上家下家のメイドは淡々と打つ。
そして…
「それロン!
役は…あっ…」
「んー?あっ…」
「あぁ…」
「うえ…」
これは酷い…
「ロン、メンチンツモ、平和、リーチ一発、トイトイ、イーペイコー、中、ドラ1、裏ドラ10、満貫」
ドラ持ってないし、中もないし、リーチかけてないし、ロンなのにメンチンツモになってるし…役もただのトイトイだけ、でも満貫の点数は分捕っていく。
「はぁ…まあ仕方ないか…あれ…」
「どしたの?」
「あぁ、なるほど…」
「点棒が出奔で飛び、終局です」
満貫直撃の8000点を支払おうとしたら点棒24000全て持って行かれた、ついでにマイナス30000点、見事な飛びっぷり。
超次元麻雀は奥が深いな…普通の麻雀も良いが、たまにはこういうスリルのある麻雀も良い物だ。
「ままおかえりー、つづきよんでー?」
「はいはい、あ、もう最後のページか」
ページを開くと最後の一本の紹介だった。
「神匠をも超える幻の一本、知る人ぞ知る究極にして至高、今後数十年はこれを超える一本は産み出されることが無いだろうと言われている。
作者も不明、銘も不明、外見こそは普通の紙ハリセン。
しかし刻み込まれた付与が尋常ではない、名匠一の付与技術を誇るスルトも大きさと言うハンデが有りつつも再現できなかった。
緻密なまでに計算され尽くされ、打たれた者は快音と共に吹っ飛びはするが、何らかの防御機構が働き無傷で済む。
吹っ飛んでいる間も打たれた者の視界には星が飛び幻想的な光景が見られる。
誰しもが一生に一度は撃たれて見たいハリセンとも言われており、現在は国宝指定なるか!?と注目されている。
現在はゴッドスレイヤーとともに展示されており、此方は使い手を選ばないため誰でも扱うことができる。
盗難などの防止機能もあるせいか盗むことは絶対に出来ないようだ、筆者も許可を得て支払いをせずに店から出ようとしたらハリセンがいつの間にかケースの中に戻っていた。
名匠スルトによればそれだけではない他の物も刻み込まれているとの事だったが、解析するにはまだまだ時間が掛かるそうだ。
名匠より遥かに上の神匠すら舌を巻くこの無名のハリセン、本年度の刀剣100選の中でもまさに究極にして至高の一本であることは間違いないだろう」
まさに紙の限界を求めてみましたーってやつだったからなぁ…でもハリセン自体にエフェクトを持たせるってのはスルトが初だし、あれはまさに目から鱗だったねぇ…
打たれ側だけでなく周囲の人にも視覚で楽しませる、発想って大事だよね、たまには固まった頭を解してチャレンジしないと…
本を読み終わった後は夕食の時間、ゲーム大会も終了しており、本日の予定は全てお終い。
笑わせに来るという本来の目的はみんな忘れてたけど、超次元麻雀が面白かったので良し!
暫定1位は超次元カンをやらかした戦犯メイドにしておこう。
無謀にもだるま滅ぼしに挑戦して、フィールドが達磨で埋め尽くされて、メイドが情けない声で助けを求めてたからやっぱりそっちかな…
甲乙つけがたいや…
ハリセン
分類:刀剣
素材:紙
購入制限:全年齢
アレキサンダー氏
180式スカイハイを産み出し、王族が購入したことで一躍有名に
音さえ出ればハリセンと言う理論を唱え、紙以外の素材に手を出した
流行モデルが売れに売れまくり、その後の作品も売れてかなり稼いだので、名匠を超え神匠も自分以下と勘違いしてしまった
スカイハイは結局入門用止まり、後続の777式フィーバーは粗悪、ネームバリューだけで売れていた状態
仕込み竹ハリセンを最後に活動停止、アレキサンダー本舗は1年で幕を下した
仕込み竹ハリセン
とくに流行はしてない、取材した記者が流行させたかっただけ
紙ではなく竹なので当たると痛い、すごく痛い、と言うよりもうほぼ鞭
音は出るけど鞭で叩いた時と同じ音、細い分安全対策等の付与が刻み込めない
竹なので地味に高い、何度も使ってくるとささくれ立って刺さる
現在は全て回収、処分されている
スカサハ
叩くだけだったハリセンに突くハリセンと言うニュースタイルをもたらした新人
市場にハリセンは並べどスカサハ本人を見た人はいない、謎の人物
奇抜性だけでなく、デザインも優れており、刻み込んである付与も素晴らしいの一言に尽きる
ゲイ・ハリセン
獲物と認識した猛獣などに対して最短距離で飛んでいき、必ず当たる
善人悪人自動判別機能付、名匠ですらこの機能は未だに理解が出来ていない、神匠や無名の人は理解できる
投げハリセン用ゲイ・ハリセンは着弾すると音と共に空に飛距離が表示され、ただ今の記録はーと音声でも教えてくれるし自動で手元に帰ってくる
投げたハリセンを掴んだらそこが最終飛距離になる
現在の世界記録はどっかの王族が本気で投げた約8キロメートル、山に当たって記録が止まった、対ショック機構なども有るので自然破壊は起らない
超次元麻雀
別次元から牌を引き寄せる危険な遊び
誤って接続してしまうと矛盾が発生する、直ぐに接続を切らないと屋敷が吹っ飛ぶ
超次元カン、他家の手牌から牌をぶんどってきてカンに加える、ぶんどられた他家は手牌が減るのでもう上がれない、牌を追加して13枚に戻そうとすると、この次元における被害者の牌は11枚なので13枚にしようとすると矛盾が発生する
他にも超次元ロンや超次元チー、超次元国士無双など色々ある
役も割と滅茶苦茶なことになる
リアルマインスイーパー
初級編は机の上に碁盤を置き、除去に失敗すると煙が上がる
中級、初級より少々規模が大きくなった程度、まだ室内で出来る
上級、最小50*50最大100*100の1マス1メーター四方、地雷の反応範囲は1メーター四方きっかり、ただ草木が生い茂っているので慎重に動かないと直ぐ爆発する
飛び地に移動する際はジャンプで移動する、羽や浮遊で空を飛んだ場合対空射撃で撃墜される
隣から落ちてきた破片にも反応する
リアルブロック崩し
空から降ってくるブロックをすべて破壊せよ
30メーター四方の範囲内に次から次へと振ってくるブロックをすべて破壊できれば成功
跳ね返した玉の弾道予測と落ちてくるブロックを把握するのが大事、玉は落としても失敗にはならない、破壊してないブロックが地面に落ちたら失敗
リアルマインスイーパー上級の隣でやってはいけない
だるま滅ぼせ
範囲内に10体いる達磨を先に滅ぼした方が勝ち
ただし達磨は逃げるし10秒ごとに倍々に増えていく
身体能力測定で破壊力が3あればギリギリクリアできる
範囲内が達磨で埋め尽くされたら自動で負け
ムラヤマ・マサシさん
しがない紙漉き職人だったが、旅行で北を訪れた際にハリセンを見てこれだ!と思い立ち、ハリセン用の和紙を開発
付与などは一切していないが、丈夫さは折り紙付き、耐水性と付与が今後の課題
漢字で書くと村山 正
バサシ一号
極東から輸送中に食べた馬刺しが美味しかったので銘を聞かれてこう答えた
ムネオカ・マサ氏
ムラヤマさんと同じしがない紙漉き職人
一緒に旅行をしている時にハリセンに出会った
漢字で書くと宗岡 正
マサシ一号
銘を聞かれて愛しい人の名前を付けた
和紙
極東が誇る高級で丈夫な紙、ムラヤマさんとムネオカ氏は和紙製造の元締め
新しい販路と使い道を探して旅行中にハリセンと出会い、ハリセンに使用された
なお、マサシとマサの名前は襲名制なので女性でもどうしても男寄りの名前になってしまう
スルト
燃えるエフェクトで見た目にも楽しいハリセンを作り、技術を磨いて名匠入りした
付与技術は名匠の中ではぴか一、古参の名匠と共に技術を磨いている、後エフェクトを入れる技術を無償で教えてもいる
エーデルガルドは真っ先に教えを受け、エーデルブルームに花弁のエフェクトを付与した
独占するよりは競争
〇〇年度版刀剣100選
300年くらい続いてる由緒正しき本
たまに買収された記者がマーケティングを手伝い誘導しようとする
あえて泳がされ出版されるまで放置される、出版されるまでに改稿せず、凡作を名作みたいにしたままだと後でクビを言い渡される、ついでに二度と記者になれない
買収した所も自然と潰れる
年に一度、捏造や不正をしている記者を一斉に切り捨てる本としても有名




