表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
781/1104

外れる日もある 避けられぬ運命

「さぁ!今日は!免許取りたてのリオの運転で!釣りに!行きます!遺書も!ばっちり!用意しておきました!おねえちゃんねるこれにて完!

なんて冗談もこれまでにしておいて、今日はアジングに行こうと思います、もうすでに移動中ですけどね、リオも運転席にいなくてこっちのソファに座って準備をしてますけど、自動運転なので気にしてはいけませんね。

では、今日のアジングのタックル紹介、まず竿がこちら、クリムゾンウルフのティップをULでベリーとバットがLのレギュラーテーパー、長さがティップ50のベリーとバットが100で250センチ、グリップは好みですが…まあ今回はカーボンモノコックですね。

リールもクリムゾンウルフでC3000、道糸がグラディエイターフロロコートPE1号、リーダーが同じくグラディエイターフロロの2号、メインが30lbでリーダーが15lb位です、最近のアジングは糸の強度も求められますからねー…

そして、アジングに使う針とソフトルアーがこれですね、トリトンのジグフック50本入り2号、ブルーオーシャンから出ているリアルイワシ2インチ、アジング用飛ばし浮き、アジング用がなければフカセ用の浮きでも大丈夫です、その場合は浮止めになんだとフカセっぽくすれば好いだけです。

今日はこれでアジングをやっていきます、結構良いサイズの物が入ってきてるらしいんですよね、平均40センチ、大きい物だとそれを軽く超えてくるそうですよー?それをアジングで釣ってやろうってわけですね。

メガアジとかギガアジとか呼ばれるやつ?って思った人はまだまだ修行が足りませんね、今日アジングで釣るのはシマアジ!シマアジもアジって名前が付いてるんだからアジングに決まっているだろう!っていう凄くどうでも良い考え、一応使う道具も糸が太いのと、竿がマアジなんか用のXULやULより固め、針とワームがちょっと大きいくらいなので変わらないですよね!

そんなわけでこれでシマアジを相手にアジングをやっていきたいと思います、アジの仲間の中で一番美味しいという人もいる魚ですね、同じ仲間としてはカンパチとブリ、ヒラマサが居ますよー?カンパチにブリ、それと脂がのりにのったヒラマサが美味いと言われるのはアジの仲間だからですね。

ちなみに前々回釣ったマグロはサバの仲間です、まあ身の色でわかると思いますけどね、カツオもスマもサバの仲間、なのでサバも条件を整えればマグロのトロっぽい状態にする事が出来るかも知れませんね、刺身で普通のサバを食うのは怖すぎますけどね。

でー、シマアジングで釣れなかった時用としてこちら、堤防シリーズの530にナマズRのC4000、道糸は同じで大型の遠投浮き、籠、1メーター位のハリスに3か4号のチヌ針、一般的な遠投のかご釣り仕掛けですね、こっちの方が確実といえば確実ですが、外道もよく掛かるので予備的な感じですね、オキアミも1ブロックしか用意してもらってませんし、メインは遠投アジングですね。

それじゃあ準備をしつつまずは店長さんのお店に行きたいと思います、オキアミがないとかご釣りができないので」

「ラインに関してはもうそのPEを巻いてあるリールを選べばいいだけだし、リーダーもお手軽FGノット君で30秒もかからないし、やる事といえばかご釣りの仕掛けを作る位だよね、こっちもこっちで遠投浮きはもう糸を通すだけの物だし、針を結ぶのも自動で楽々」

「釣りをする時に何気に時間を食われるのが仕掛けを作る時間、そしてリーダーを結ぶ時間ですからね、それをいかに短縮するか、で生まれたのがもう結ぶだけのセット仕掛け、でもハリスの太さが、長さが、と言った事も無くはないですし、自分で作る方が同じ値段で倍から作れますし、自分で作る方が良いっちゃ良いんですよね。

そしてその自作の仕掛けを作るにしてもどうやって時間を短縮するかというのも大事、店長さんが大体それ用の物を出してるんですけどね、サビキ再利用君を使えば胴付きを自作出来ますし、PEを使う場合リーダーをいかに早く結び直すかで釣りを出来る時間もまた変わってきますし、時間を短縮するのって結構重要なんですよね」

「色々とリアルなゲームで活動してた時もリーダーを結ぶのが面倒だったねぇ、零細だった頃に釣ってたブルーギルはモノフィラ直巻きだったし、ベイトも25とか30のモノフィラかフロロを直巻きだし、ゲームの中で大きいのを釣る様になってからは中々ねぇ…面倒だという事に気付かされたよ」

「魚によってはナイロンかフロロを直巻きしておけばいいんですけどね、バスやトラウトはPEを使いませんし、アジングも実際のところ使い回しを考えなければ1号か2号でも十分な飛距離も出ますし、0.2とか0.6とかのPEを使う必要もないといえばないですからねぇ。

今日やろうとしているシマアジングにしても4000か5000番に4号を巻けばやってやれなくはないです、難易度は上がりますけどね。

それとわからない人のために説明をしますと、リオが言ってるモノフィラはナイロンラインの事です、少し前にお勉強した事なので覚えている人は覚えていると思いますが、念のためにおさらいという事で」

「私としてはモノフィラの方が馴染みがあるからね、物は変わらないから私がモノフィラって言ったらナイロンラインの事だなーって思ってもらえれば」

「lb数に関してもまあ違いがあったりしますけど、これも昔店長さんと一緒に勉強したので割愛、まあそんな感じで、店長さんのお店につくまではのんびり準備をしていきまーす」

「浮き止めつけて浮きをリーダーに通して、籠を結んだらもうほぼ終わりなんだけどね」


「そんなわけでやってまいりました店長さんのお店の前の堤防、今日は店長さんはついてきてません、珍しくお店でまじめに仕事中です、リールのオーバーホールの依頼が来てますからね。

でー、まずは、魚を寄せるのも兼ねてかご釣りからですかね?釣れなかった時のためと用意した物ではありますけど、一般的な釣り方も見せておいた方が良いかなー?と言う事で、まずはかご釣りからいってみましょう。

とは言ってもそんなに難しい物じゃないんですけどね、籠の中にオキアミを半分位詰める、蓋をしたら針のほうにもオキアミをつけて軽く遠投、まあ30メーターも飛べば十分ですね、着水したらちょっと待って、軽くぐっぐっと引っ張って籠の中に詰めてあるオキアミを水中に撒いて、待って、反応がなければもう一回籠を揺すって、何もかからなければ回収して餌の付け直しと籠にオキアミの詰め直し。

籠によっては着水したら開きっぱなしで撒いてくれる物もありますけど、少量ずつ撒いて反応を見たいので、揺すった時に隙間から出ていくタイプの物にしてあります。

難しい事は何もなし、籠にオキアミを半分くらい詰める、針に餌をつける、投げる、ぐっぐっと軽く引っ張って籠を揺らして餌を撒く、するとオキアミが水中で流れに乗って撒かれまして、針についてる餌の方に流れていく、寄ってきた魚が漂うオキアミに食いつく、その過程で針がついているオキアミを食べて針にかかる、というシステムですね。

籠にオキアミを詰めすぎると隙間に水が入り込まず、籠の中でオキアミが浮いて隙間から出ていく事がなくなりますので、多くても7分目位までにしておきましょう、着水したら籠が浮いて蓋替わりの重りと分離するタイプであれば気にしなくていいですけど、あれは着水して設定してるタナに到達すると全部撒かれますので、一度に全部撒きたくないという人はこちらの隙間が大きめの籠を使うといいですね。

それと使うときの注意点、仕掛けの都合上水深が浅い所で使うのには向いていませんので、浅いところの場合は籠なし、普通の浮き釣り仕掛けにして上からオキアミをぱらぱらと撒けばいいです。

たまに居るんですよね、水深の浅い所…2メーターもない所でかご釣りをやろうとして針が底について根掛かりをするって人が…

浮き釣りをする時に大事なのは根掛かりをしないようにする事、そのためにはしっかりと水深を調べて浮き下は底から1メーター以上は上にして余裕を持つ事、というよりいきなり深い所ではなく、1ヒロよりさらに短いその半分位から刻んでいく事をお勧めします。

1ヒロは人によって長さが変わりますけど、1ヒロ大体1.5メーターですので、堤防なんかでやる場合は90から1メーターで始めて、そこから少しずつ伸ばしてタナを探っていけば根係で仕掛けを無駄にするという事が無くなりますよー?」

「ロッドが長いのと、仕掛け自体もそこそこ重いからふわっと投げるだけでも結構飛ぶよねこれ」

「遠投とはいっても思いっきり投げる仕掛けではないですけどね。

それでは説明通りに籠に半分位詰めて、針に餌をつけたらふわーっと、籠の重さで軽く投げまして、着水したら浮止めが引っ掛かって浮きが立つまで放置、立ったら籠を揺すって少し待つ、何もなければもう一回揺すって待つ、3回目はなくて回収、籠半分位に詰めたオキアミを2回に分けて流す感じですね。

一度に全部撒いても良いと言えば良いんですけど、2回に分けたほうがチャンスは増えます、量を増やして3回にしないのはタナを合わせる前に使い切る可能性があるからですね、何せ今回はブロック1個分だけ、撒きすぎ注意ってやつです、少し前は100キロ以上餌を持ち込んでばら撒いてたのにね!今日は餌がかっつかつだよ!」

「あれは酷かったねぇ、水中だけでなく船の上からもばら撒いてるからそれを食べに小魚が寄ってきて、それを食べに青物も寄ってきて、水中も水中でタイが寄ってきてて…」

「海面ではボイルからのナブラ、青物が寄ってきて散って行っても餌を撒いてるからまた寄って来て…というとんでもない状態だったしね、でも今日は一転しておとなしい釣り、ある程度節約しながら釣りましょうねって事で」

「無くなる前に釣れると良いねぇ」

「1匹なら迷い込み、2匹釣れたら入ってきてると考えて良し、なので2匹釣れたら餌を使い切ってシマアジングに変更ですね」

「全部ダメだった場合は?」

「XULで組んだ物も積んできてますし、普通のアジングに変更ですね」


「それで、目当ての物は結局ダメで普通のアジだけになったと」

「午前中だけでしたし、時間帯の問題かもしれませんけどね、アジも小アジですし、から揚げにして南蛮、もしくは半身丸々の刺身ですかね?」

「そうねぇ、南蛮が良いかもしれないね、今から揚げて漬けておけば夕食の時間には味もしっかり入って、酢も角が取れて食べやすくなるし、疲労を取るにはお酢よね」

「昨日一昨日と庭仕事、今日はシマアジが堤防の方に入ってきてると聞いて急いで収録、結果空振りでしたけど、で、片付けが終わったらまた庭仕事、でも今やっておかないと…ってやつですからねぇ…放置すると酷い事になりますし」

「雑草も元気に生えてくる季節だしね、雑草が生えてくる前に芝で埋め尽くして、車が通る舗装された場所も雑草が生えて来ない様にちゃんと処理して、プールも水を抜いて掃除しないとダメよねぇ、雪を溶かして川に流してるパイプも洗浄しないと詰まる時は詰まるし」

「網はしてますけど、たまに中でサワガニなんかが入り込んだりしますからねぇ、そして運が悪いと中で成長して出れなくなって、抜け殻や死骸が網に引っ掛かって詰まって…サワガニにとっては居心地は良いんでしょうけどねぇ、川に流れ込むあたりで丁度良い水温になってますし、網の中に入れれば天敵は来ませんし、水も流れてますし、かといって細かすぎる目の網にすると今度は混じった土や砂が詰まるんですよね…」

「そうでなくても少しずつ堆積していって詰まるから、パイプと出口の掃除に整備は大事だね、よし、それじゃあ片付けの前にお昼だね、今日のお昼はシンプルにセルフ風うどん、色々用意してるよー?」

「良いですねー、まずは麺と出汁を味わうために冷やしぶっかけ、それから色々試す感じですね」

「おにぎりに巻き寿司に稲荷寿司、おにぎりも梅と昆布におかか、山菜炊き込みで4種用意、天ぷらも昆布店にえび天に鶏天に、かき揚げやらなんやら用意してあるからねー?」

「はーい、それじゃあ荷物を一旦ガレージに全部おいてキャンピングカーも停めてきたら直ぐにいきまーす」

「手洗いと着替えも忘れずにねー?ちょっとオキアミ臭いし」

「まあ、餌釣りをした後の避けられぬ運命ってやつだよね」

かご釣り

仕掛け自体はシンプル、浮き止めに大型の浮き、籠、ハリスと針、籠に詰める餌も針に付ける餌も同じ物で良い

仕掛けの都合上浅い場所でやると根掛かりして針や仕掛けを無駄にするので、籠だけでなく浮釣りは水深をしっかり調べてからやろう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ